「米国に暮らす」カテゴリーアーカイブ

裏庭菜園2016

昨年の失敗に懲りず、今年もやります裏庭菜園2016企画。

昨年は初トライでしたが、茄子は不調、トマトはほぼ全滅、オクラは大豊作、唐辛子はボチボチという結果に終わりました。

背の高い野菜を育てるのは大変だということは学習できたので、今年は初心者にも簡単そうなハーブ系に絞って挑戦することにしてみます。(妻からは、また今年もやるのぉ?という疑念を示されながら)

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まずは雑草だらけの裏庭スペースを耕し、食べれない雑草達を土中から除去するところより。なぜか次女が大張り切り。

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こうして土起こしををして1週間もすると畑中の余計な登場人物をかなり減らすことが出来ます。そして近所のホームデポに苗その他を調達に。

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(最近ホームデポはご無沙汰ですが、昔は良く通ったなぁ)

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(本日の調達グッズ)

大きなショベルに、栄養満点の追加の土、固形肥料、そして肝心の苗達。ハーブの中でも、用途が多そうなバジルを4株、ミントを2株、そしてハパロネ(唐辛子)を2株という選択にてスタートしてみます。これでしめて30ドルほど。

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(こんな感じに区分けして苗投入)

長女が学校から持ち帰ってきたイチゴ苗も一緒に植えてみましたが、なんと数日でお陀仏に。ちょっとまだ寒すぎたのかしら。すみません。。

この裏庭菜園が順調にいけば、今年は自家製バジルでのジェノベーゼ、自家製唐辛子でのペペロンチーノが調理可能となります。あと自家製ミントのモヒートも供給可能に。(既に初期費用で30ドルほど投下してしまったので取り返すのは大変そうですが、成長過程も含め楽しみ。)

願わくは娘達に植物もたくましく成長する姿を体感して欲しいと思いますが、果たしてそううまくいくかしら。

ニューオリンズ〜Superior Seafood & Oyster Bar

先日のニューオリンズ(NOLA)出張時に発掘したオススメレストランを一つご紹介。

Superior Seafood & Oyster Bar (→お店のHP
4338 St Charles Ave, New Orleans, LA 70115
(504) 293-3474

ニューオリンズ名物と云うと魚介や肉を使った米国南部伝統のケイジャン料理、あとは米国ガルフ産の生牡蠣が定番です。(→こんな感じの食事

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(シーフードガンボ)

どこのお店に入っても頼んでしまうのがガンボというスープ料理です。肉または魚介でしっかりと煮込み、野菜も入り、とろみがついているがの特徴です。とろみについては、オクラを使う場合と、サッサフラスという植物の葉の成分を使う場合があるそうですが(Wiki調べ)自分はオクラを使ったものが好きです。

お店によっては味付けがかなりスパイシーだったりもしますが、ご飯が添えられ、ちょっと西洋的雑炊な佇まいで日本人テイストにバッチリ合うので出張者にも好評です。

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(シーフードパスタ、麺の茹で加減良し)

これまでNOLAだけで10店舗以上の各店自慢のガンボを食べてきましたが、Superior Seafoodのシーフードガンボはかなりの高レベルと感じました。今回出張では他にも三店舗でガンボを食べましたが、それらよりは上。

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(フライドオイスターサラダ@LUKE、ヒルトンホテル横)

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こちらはガンボ、エトフェ、ジャンバラヤの地元名物三種盛り合わせですが、如何にも観光客向けですという感じが丸出しの凡庸な味。痛恨の店選び失敗です。だいたい街の中心部の大通りの路面店で当たった試しがありません。

ガンボはまさに米国南部の歴史そのもので、フランスのブイヤベース、地元インディアンが持ち込んだ魚介、そして西アフリカからの奴隷達が持ち込んだオクラ、それらが渾然一体となって見事に新しい料理の形と事例だと思います。(人種のるつぼ=メルティングポット的な)

ディズニークルーズ〜2016予約変更

2015年末に楽しんで味をしめたディズニークルーズ。
→ディズニークルーズまとめ〜目次編

次回予約を2016年の年末を挟んだ旅程で予約しておいたのですが、調整の必要が出たので1航海前のクリスマスを挟む旅程に変更致しました。

初回はDisney Cruise LineのHPから直接予約をしたのですが、次回をミッキーネットさんを旅行代理店にしたので、こちらの問い合わせページ(ミッキーネット・コムセンター)から日本語で変更を依頼をお願い致しました。すると、翌日には予約変更の案内と追加でのデポジット支払いの連絡が!(年末年始の旅程より、クリスマスの旅程の方が金額が高いので)

やはり旅行代理店を入れたのは正解でした。初クルーズの際も旅程変更をしているのですが、その際はDisney Cruise Lineの問い合わせTELにつながるのを延々と待つ必要がありました。変更のやりとりも英語でしたし。(非常にオペレーターさんの対応がよかったので、手続きそのものは簡単でした)それが今回は全て代理店任せでオールセット。

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忘れた頃に、船上で注文しておいた写真が郵送で届きました。こちらのサービスレベルは高くないですね。(2ヶ月超かかるとは思えない。高いし。)

まだまだ先だ先だと思っていても、自分達の船室のドアの装飾をどうするかとか、娘達の持参ドレスをどうするかとか、2回目だけに事前に考えることも多そうです。今回はワインの持参は1本程度で、あとは船上で買おうか?と考えています。(気が早すぎ・・!?) アルコール枠は基本ビール持ち込みで消費とか。

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ホワイトデーのお返しプレゼントにディズニーショップで娘達のドレスを買って帰ったら、妻に少々呆れられました。

ニューオリンズで築200年の古民家訪問

出張先のニューオリンズ(テキサスのお隣のルイジアナ州)。

予定変更でポカリと空いた夜に取引先社長からお誘いが。指定された住所に向かうと・・これってニューオリンズで一番の繁華街であるフレンチクォーターのバーボン・ストリートから目と鼻の先・・の一般住居。

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(外からは生活感も感じ無い家ですが、本当にココ?)

ちなみに観光名所として有名なバーボン・ストリートはバー、レストラン、土産物屋が立ち並び、夜になると大変な活気を見せる名物通りですが、てっきりバーボン飲みまくっている酔っ払いが由来かと思ったら、なんとフランス植民地時代のブルボン王家にちなんだ名付けなのだとか。これまた失礼致しました・・・

家主がドアを開けてくれると・・

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(素敵なパティオの別世界が)

なんとこちらの家、現在の家主であるDさんの親族が住み始めたのが1850年代、建築されたのは1790年代という、まさかの200年超の古民家。フランス植民地時代よりも更に前のスペイン統治時代の歴史的建築物だそうな。どうりで歴史(ボロい)の香りが、、

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(色々とリフォームするものの、メンテが大変だそうで)

邸内のあちこちを案内してもらいながら、内航水運業で財を成した彼の半生を興味深く伺いました。まさにニューオリンズの近現代史。

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(こうした古いニューオリンズ港と船の絵が邸内のあちこちに)

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(インテリアを色々考えて作り変えていくのが楽しいとか)

10年ほど前に叔母様よりこの家を引き継がれ(彼の生家は隣の家)、ゼロからインテリアを配置していったので、まさに試行錯誤で楽しんでいるとか(現在も常に検討中)。アンティークの家具があちこちに配置されており、IKEAとかROOMS TO GOで手っ取り早く量産家具を揃えた自分からすると、目から鱗。

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突然、「HIRO、この著者のことは知っているか?」と古い全集を前に話をふられ、これは教養チェックかと身構え・・ん、Hearn、、、うぅ、知らん・・と思いましたが、Lafcadio・・・「あ、ラフカディオ・ハーン、小泉八雲さん!」あやうく玉を落とさずに済みました。

Dさんによるとハーンは一時期をニューオリンズに滞在し過ごしたことがあるらしく、全集のページを繰りながら該当の巻を示してくれました。この全集も市内の古書店で見つけて買い入れたのだとか。

脳の古い記憶の引き出しを探りながら、彼が日本に帰化し、日本人の妻を娶り、日本文化を世界に紹介したこと、その中でも怪談のような民俗学を専門に研究されたこと、などなど。そこからは幽霊や妖怪、はては妖怪ウォッチなど自分の得意分野に引き込みつつ。

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(本日も民間外交)

自分の通常の行動範囲では滅多に遭遇しませんが、アメリカでもごくごく普通に一般教養を備えた人が突然現れるので気を抜けません。今日のところは無事に切り抜けましたが、色々と自分自身には不安を覚えたので、歴史・文学系の振り返りもしていかなくては。。(特にアメリカ関連ぐらいは)

古民家にて、我が身の歴史認識不足を憂う。

 

NYでひれ酒〜JUKAI 寿海

引き続いてNY出張時の外食ふり返り。ミッドタウン53rd St、b/t 2 & 3 Ave. の寿海。ムーディーな隠れ家風のお店に中年男子5名での会食。

メニューをパッとみた感じですと80ドルか55ドルのコースで頂くのがリーズナブルに色々な味も試せそうですが、そこはいさぎよく漢のアラカルト一択。

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(卵焼きにあん肝にいぶりがっこ)

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(ほっけが結構立派で感心する道産子)

お店の雰囲気、サービスの対応、そして料理のレベル、どれも平均点以上で流石マンハッタンで長く店を構えられてきただけあるなぁと感心。(HPにはsince 1968とあります。僕より年上ですね)

→Jukai 寿海 (お店のHP)

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(本日は久しぶりの熱燗ひれ酒にどハマり)

ちょっと心配なぐらい熱燗に味と色が出ておりましたが、久しぶりのヒレ酒の濃厚なお味にクラクラ。熱燗であれば、カリフォルニア米で作ったご当地純米酒でも結構飲めるかもしれません。(早速確認のためヒレの調達を開始)

53rd Stはラーメン屋をはじめ、その他にも如何にも日本を感じさせるお店が複数並んでおり、一瞬どこで飲んでいるのかを忘れさせる空間でした。

普段使いするには少々お値段はりますが、でもマンハッタンはどこに行っても高いですから、こんなものでしょうか。(コースの料理だけでは基本食べ足りない、という前提です)

Jukai 寿海 (Yelpのリンク)
237 E 53rd St
New York, NY 10022
b/t 3rd Ave & 2nd Ave
Midtown East