ドイツ(ミュンヘン)から行ってきました、塩の砦。
またの名を、ザルツブルグ。

ミュンヘンから特急で2時間弱のお隣の国、オーストリア。
ザルツは「塩」、ブルグは「砦」の意味。
モーツァルトの生誕の地として有名で、音楽を愛する人達にとっては聖地だとか。

アマデウス君のお家。

でも、僕の最大の目的は・・こちらの巡礼。。

サウンドオブミュージック。

幼少のころより既に10数回は見ている大好きな映画の舞台がここ。半日かけてロケ地をめぐるツアーに参加。

「ア~イアム 35! ゴーインオン 36!」
映画でお馴染の光景におおはしゃぎな私達。

バスの中は同じ映画が好きな欧米人だらけなので、皆でドレミの歌などを合唱。なんだか子供の遠足みたいな盛り上がり。

(バスガイドさんもマリアのような民族衣装、大分お歳は召してますが)

夜は、街を見下ろす高台にあるホーエンザルツブルグの城内で開かれたコンサートへ。音楽祭の期間は特に街中で色々なコンサートが開催されてます。

きっと昔は王侯貴族しか入れなかったような素敵な空間でクラシックに身を委ねる贅沢。うぅん、モーツァルト様の調べですなぁ。そして定番の”アイネ・クライネ・ナハトムジーク”。。
「・・・マリオか。」
(やはり、平民の生まれということで。。ちなみに妻は初代マリオを知らず。。)
ドイツの色といえば、なんとなく黒が似合うイメージがありますが(黒の森もあるし) 意外にも白い国だと気が付いたんです、今回の旅で。

目が醒めると台所からは白ソーセージ(ヴァイスブルスト)の良い香り!(南部の名物ソーセージを食べられるのは午前中だけ)

日曜日の朝から白ビール(ヴァイスビア)飲んですいません。(Aンディご自慢の焼き立てレバーケーゼがこれまた美味しいし)

郊外を走れば美しい白い教会に嘆息。
(勿論、ここでも生ビールを飲んだ訳ですが、楽団付きで)

森林の中を澄んだ白い滝が流れ落ちる中で深呼吸。(うちのくノ一さん)

絶景の峡谷にそびえたつ白い城(ノイシュバンシュタイン城)に嘆息。(ドイツに2年住んでおきながら、初めての訪問)

青い空に白い雲、美しく広がる田園風景。いやー、MタンとAンディの抜群のセットアップのおかげでハニムーン気分を満喫。

夜は勿論、はじめ人間ギャートルズ並のドイツ料理(肉の塊)を賞味。本来は色白の彼女が、すっかり頬をそめています。
ミュンヘンの姉妹都市のひとつは、僕の生まれた街である札幌市だったりします。(彼女が初めて僕の実家に挨拶に来た話→「まっ白」)
ドイツ南部(ミュンヘン~郊外)からの、意外な白の旅レポートでした。(ちょっとらしくなく、上品にまとめてみました)
え? 面白くない!?
無事、五体満足、家庭円満にて帰国しました。ドイツ~オーストリア~トルコ、9日間の旅、あっという間。
これから旅のアレコレ備忘録を、精選した画像を添え少しばかり書き残したいと思います。さっそく旅画像DVD(字幕無し)も編集しましたが、ノーメイク顔は公開禁止と渋られてます。。(たいして変わらないのに。。注:褒め言葉)
それにしても、今回はドイツのAンディ&Mタン家にお世話になりました。ホスピタリティ溢れる2人に迎えられて、旅のドイツ編がとても充実したものになりました。

日本で出会ったドイツ人の彼と一緒に暮らしているMタン(結婚準備中)。言葉と文化の壁をものともしない彼ら2人の仲睦まじい姿をみて、学ぶところ大でした。

(感動の再会の2人)
不在中にどうやら沢山のメールやら何やら頂いているのですが、お返事遅れてごめんなさい。順番に連絡取らせて頂きます。(結婚しました暑中見舞いを成田空港で出し逃げしたし)
とりあえず・・自然に止まっていた日経新聞の配達を再開してもらわんと。社会生活に必死で復帰です。
披露パーティーでのプロフィールDVDについては、新郎→新婦→二人編と普通に構成。こうして作ってみると僕が社会人3年目の頃に彼女が大学入学していたり、歳の差を感じます。。
過去は別に消したり隠すものではなく、堂々と上書き、上書き。。見つめるのは現在と未来。
自主製作DVDの中で一番のお気に入りは実はエンドロール。出席者の皆さんを中心に、沢山の周りの友人達の笑顔が溢れる逸品。映像に音楽を加えて自分達の人生の記録(ライフログ)を残すことも趣味になりそう。
次に編集を考えているのは皆の変顔、恥ずかしい写真だけでつづった作品です。(というわけで、デジカメを携えた僕の前で気を抜いたら激写します)
プロフィールDVD製作の為、古い写真などをひっくり返しているとこんな封筒を発掘。(デジカメ導入が2002年なので、それ以前は全てアナログ。。)

2000年~2001年に何通かやり取りした文通相手、ハナン。
イラクの首都バグダッドの最高級ホテル アルラシッドホテルのフロントで働いていた女の子。あの頃、仕事でヨルダン~イラクに長期出張し、定宿としたホテルで顔見知りに。
さすがに外出も自由に出来ず暇を持て余した僕はホテルで働く若者達とすっかり意気投合。夜になるとお互いボチボチな英語で、あれやこれや語り合いました。
日本まで届いた手紙は、「元気?こちらは家族も元気で同僚のみんなも変わらず、次はいつイラクに仕事でくるの?」というようなたわいのない内容。
そんなやり取りも、2001.9.11以来、すっかり途絶えました。9年近くたってもテロは止まらず、あの地域には平和はやってきません。世界で起きていることを、どれだけ自分のこととして共感出来るか。
ことイラクの話については、こういう訳で自分事なんです。
あ、、妻もホテルマンだ 
よく飲み、よく食べ、よく読む、中年男子のライフログ〜人生の達人を目指してます。2024年4月〜ロンドン在住。