「利き酒師トレーニング」カテゴリーアーカイブ

八丈島で飲んだ島酒が美味かった

だいたい、地元の食材を頂きながら飲むその土地のお酒は美味しいと決まっているんですが(既に自分自身がストーリーの中に身を置いているので)、八丈島で飲んだ島酒がやっぱり美味しかった、というメモです。

え・・八丈島だけでこんなに種類あるの?とまずメニューで驚きました。人口は確か7〜8千人だったはずですが。島酒が焼酎なのは、米が貴重品だったからでしょうか。

なんでも1800年代半ばの江戸時代に薩摩から流刑となった商人が焼酎づくりを伝えたそうです。さつまいもの栽培が当時から島では盛んだったことに目をつけたそうです。

確か、八丈島より南にある青ヶ島の「あおちゅう」は過去に飲んだ記憶がありますね。八丈島産の焼酎はどうだったろうか・・

(10種類近く飲みました)

頼りになる妻がいるのでワンオーダーで6種類の利き酒セットからスタート。芋と麦、そして芋と麦のブレンド、なんだか九州の焼酎達とは印象が違います。(後で調べると九州の焼酎づくりでは米麹が一般的なところを、伊豆諸島では麦麹を使うのだとか)

あまり芋臭くなく飲みやすく、さりとてしっかりとコクがあり食中酒として力を発揮しそう。テイスティングの中で気に入った芋麦ブレンドの黒潮を翌日に自宅土産として購入しました。

締めの島寿司も独特な味わい。見た目通りにヅケなんですが、唐辛子醤油に漬けて、ワサビの代わりにカラシが使われているというのが独自性あります。伊豆諸島に限らず、東京都の各諸島に郷土料理として根付いているそうです。

お久しぶりベルギービール

会食のために予約したベルギー料理屋さんを自分は訪ねたことがなかったので下見してきました。下見というか味見。

ベルギー料理といえばやはりまずはビール。本場の樽生が4種類。

お久しぶりです、大好きなDE KONINCK様。愛飲させて頂いたのは2003年前後ですから、あれから随分時間が経ちましたね。

口当たり良く、コクと苦味のバランスが素敵なペールエールは、まさにベルジャンエールの王道。地元アントワープではなく、お隣の国の港町ロッテルダムで毎度飲ませて頂きました。

ベルジャンホワイトのVEDETTさん。結構あちこちのお店でもお見かけする気がします。ヒューガルデンより好きかも。

ベルギーを代表するピルスナーといえばSTELLA ARTOISさん。世界でもど定番。日本の典型的なビールとも良く似たピルスナー。後口は癖もなくドライなんですよね。なので、私はさほど好みではありません。(癖のあるものが好きな天邪鬼)

この日の締めは初めましてのMALHEURさん。なんとアルコール度数は10%・・マルールとはフランス語で災難とか不幸の意味なんだとか。そういえばゴールデン・エールの大御所DUVELは悪魔ですし、度数が高いビール達は魔的な印象になるんですかね。

久しぶりにビール愛も高まりそうな予感。基本は雑食傾向が強い日本酒利き酒師です。

北海道と茨城〜日本酒全国巡り2022

さて、家飲み日本酒の余興と思ってはじめました日本酒全国巡り(→日本酒全国巡り2022)。

とりあえず47都道府県の半分ぐらいは、何も難しく考えずに塗り潰せるのでは・・という日本酒アイランドであることを検証してみます。さて、新潟、佐賀、福島・・と来た次は、

◇二世古 特別純米酒(北海道 二世古酒造)
◇太平海 純米おり絡み 生酒(茨城 府中誉)

この県だったらこの酒造のこれ!みたいな買い方をしていくと心理的制限が多い気がしますので、出来るだけ知らん酒をかがた屋さんのポップだけを信じてジャケ買いしてみます。

北海道も茨城も、酒どころ・・な印象はないところを攻めてみました。どこまで進めたか分からなりそうなので、ここから東北地方の残る県を埋めつつ南下するのも手だなと思ったりも。

(外で飲むお酒はカウントしません)

■ 日本酒全国巡り2022
(新潟、佐賀、福島、北海道、茨城・・)

KALDIワインを再評価

日本に2019年に帰国以降、ワインを日常的に以前ほどは嗜まなくなっておりました。(昔はカリフォルニアワイン三昧でした)

いっとき神の雫に出てくる旨安ワインを追いかけてみようかと思ったのですが(→神の雫とモンペラから再開するワイン生活)、ネットでの購入習慣が長続きせず。やや割高でしたし。

良い日本酒や焼酎がいつでも近所の酒屋で手に入ることが大きいのかも。(米国では手軽に手に入るお酒がワインだっただけ)

そんなアルコール調達環境下ですが、最近我が家で評価を上げているのがKALDIのワイン。1,000円前後のイタリアの赤を買うことが多いのですが、これが本当に外れなしで神の雫のチョースケ。

ワインの品揃え数だけでいけば酒屋チェーンのやまやの方が多いのですが、KALDIのオススメに従うと外れなくてコスパも良い。コーヒーや面白い調味料もついで買いしちゃいます。ハリッサはいまだに我が家で定番。(→ハリッサを求めて

ドンペリ占いの敗戦の傷も癒えたので(→ドンペリに運は無駄遣いせず)、今年はKALDIワインと、日本酒で全国を巡る遊びを両立させていこうかと思います。

日本酒全国巡り2022

マンボーな世が続いておりますので家飲み酒量は微増。でも、尿酸値コントロールという課題もありますので、暴飲はしません。(→しばし家飲みは控え目で

妻の手が届かない冷蔵庫最上段を賃借し、日本酒の四合瓶を以前は5本ほど転がして居酒屋気分であれこれ味見してたのですが最近はこれを3本に圧縮。(それ以外の場所は再びワインに)

いつものかがた屋さんには月2回ぐらいお邪魔して新規購入。毎度賑わっていて勢いがあるなぁと感心します。接客もいつも気持ち良いですでし、良い空気がながれている酒屋さん。

(この日は2本を購入)

◇東鶴 やさしいお酒 純米吟醸生 (佐賀 東鶴酒造)
◇あぶくま 純米吟醸無濾過生原酒 (福島 玄葉本店)

やさしいお酒は度数が13度で少し優しく感じるかも?佐賀の東鶴さん、飲む機会も多いからか最近好みです。

そういえばもう一本、こちらは近所のオオゼキで食材を買う際に目に止まった一本も併せて記録。

◇朝日山 純米吟醸 (新潟 朝日酒造)

私の購買方針は1,500円前後か少し安いぐらいの純米吟醸か純米酒をポップ買い(かがた屋さんに依存)。流石に初めて飲む酒蔵というのはあまり残っていないですが、味をしっかり覚えている訳でもないし、そもそも新しく作られたお酒は全て一期一会。(酒米も作り方も、そして製造年度も違えば全て別モノ)

こうして佐賀、福島、新潟と各地を巡る気持ちになれるのも日本酒の醍醐味。・・・あ、47都道府県を巡れるか遊んでみるのも面白いかも。家飲みの四合瓶だけでどこまで伸ばせるか。(意識したのは昨年から→日本酒飲みながら全国巡り

ミニマム47本で達成できますが、そんな簡単ではないな、うん。
2022年の利き酒師トレーニングの娯楽としてやってみます。

■ 日本酒全国巡り2022
(新潟、佐賀、福島・・)