「一流ビジネスマン研究」カテゴリーアーカイブ

リーマン的濫読

最近、組織の中で働くサラリーマンとして、如何に輝くことができるのかということをよく考えます。何かヒントがもらえないかなぁと思い、テーマをもって固め読み。

自分が初めて読んだビジネス書がトム・ピーターズだった記憶があります。(「経営破壊」かな)大学4年ぐらいにクラスメイトのI君の下宿に遊びに行ったところ、面白いよと勧められたんです。

I君をまねて、初めてノートにポイントをまとめたりして精読したのを思い出します。ダンスばかりしていたような気がする大学生活ですが、結構本も読んでいたかも。

この2冊、仕事を、職場を、如何にカッコよくて、きらめくものに変える事ができるかの指南書。知能販とはうまい言い方。 早速、幾つかのアイディアを採用したいと思います。

ところで、自分のビジョンを誰かに伝えるのは難しい。本日は心底思い知りましたよ、まだまだ修行不足だなぁ。もっと想いを煮詰めて、自分なりの言葉で簡潔に語れるようになりたい。(昨年末に整理した自分のキャリアビジョン、得意、不得意など)

先日設定したビジネスの目標もより肉付けしていきたいと思います。

まだまだ負けまくりです。

考える力をつけたい。

● 現象はあくまで現象にすぎず、原因ではない

● 「すべてに頑張れ」という考え方は間違いだ

● 年棒に見合うだけの名札があるか

大学をでて20年後、45歳の年収が、500万か5000万か5億円となる格差の時代と大前さんは言う。勤労の付加価値ではなく、知識の付加価値で飯を食っていかなくてはいけない。

早く何とかしないと、中国人やインド人に食われるか、エクセルやアクセスにとって代わられる。ボンヤリしている訳にはいかないですね。

「トップレフト」や「アジアの隼」も面白かったですが、こちらも相当面白い。今頃になって、エンロンが破綻したカラクリが分った気がします。

著者の池井戸氏は元銀行員、銀行内部の描写は極めてリアルです。それでいて胸がスカッとするエンタテイメント小説、これは面白いです!(他の著作も買おうっと)

よし、リーマンダンサーであり、濫読リーマンでいこう。

28/200冊

 

リーダーの教科書

ダンスのリーダーじゃなくて、ビジネスの世界でリーダーを目指す人への本。

O先輩よりのお勧めだけあって、必読の良書です。
なりゆき人間にはなりたくない。

自分は本当に学び続けているのか、日々さぼりすぎなんじゃないだろうか。不安になります。

ところで素晴らしい教科書を読んではみたものの、自分には部下など1人もおりませぬ。でも良いリーダーになる為には、まず良い部下である必要があるかと。

今日の自分は、昨日までの自分の結果である。将来の自分は今日からの自分の結果である。(・・・今までの怠慢な日々は無かったことにしたい・・)

ダンスでも結果をだしたいけど、勿論、自分はビジネスでも成功したい。成功の条件とは、目標をもった生き方をすること。

自分に納得のいく目標を段階を追って達成するプロセスを経ること。成功の反対は目標の無い生き方、かぁ。

ビジネスでの目標を置くとしたらなんだろう?グローバルに、世界水準で働けるリーダー人財となること、にしよう。

抽象的ですが・・世界をまたにかけるビジネスパーソン(笑)とかベタな目標だとやや痛いしキモイ。

さて将来の為に「今日から」頑張ります。(・・と言いつつ録画した「あいのり」を見てヤマジにドン引き中)

16/200冊

行動特性診断調査

1泊2日のマネジメント研修に参加してきました。

あいかわらず部下がいるはずもない下っ端ーなので、バーチャルな世界ですが。事前に「行動特性診断調査」なるものを実施しており、このレポートが面白かったのでメモ。

行動特性(コンピテンシー)を20に分類し、それぞれをスコア化(平均50)しての診断。コンピテンシー自体の細かな定義なんかははしょりますが、面白い結果が出ました。

比較的高いスコア(55以上)で診断されたコンピテンシーは・・・

● リーダーシップ
● 達成志向
● 自信
● イニシアティブ
● 徹底確認力
● 分析的思考力
● 概念的思考力
● 情報志向性
● 関係構築力

各コンピテンシーの細かな定義を読まずとも、なんだか字面だけで想像がつく感じ。。一方で、低いスコア(45以下)となったのは・・

● 組織志向性
● 強制力
● 育成力
● 柔軟性

平均50を切っているのはこの4つだけ。この4つが僕の今の「弱み」だそうです。

プレーヤーは「強み」のある領域で戦える
マネージャーは「弱み」のある領域で戦うことが求められる。

講師の先生のお言葉ですが、凄く響いた言葉。なるほど、なるほど。

マネージャーとしての素養を磨くためには、自分の「弱み」を強化する必要があるとか。人を育てたり、行動を強制したり、組織に従ったり・・・確かに苦手かも~。。意外と頑固なので柔軟ではなかったりもします。

自分の「弱み」に正面から向き合ってみることを考えるきっかけになりました。具体的には何から手をつけようかなぁ。

クロネコヤマトの宅急便〜小倉昌男氏

先日読了した「経営学」にすっかり感服致しまして、「クロネコヤマトの宅急便」の生みの親、小倉昌男氏の著作を一気読み。

本作は日経の人気記事である「私の履歴書」を編集した作品。エッセンスは「経営学」に閉じ込められた通りですが、生い立ちをはじめとして、細部を補完する内容となっており興味深いです。

こちらは、小倉氏が社内報に連載したコラムをまとめたもの。書下ろしではないから、主張は一緒で目新しさはないがって・・まてよ?目新しさがない!つまり、社長に就任される前の1960年代後半より主張は少しもぶれていないということ。

結果として、宅急便事業を成功させ現役を退いた後の著作では好きな事が書けるだろうが、新事業にリアルタイムで取り組み、「官」と闘っている最中にぶれないメッセージを社員の方達に発信していたとは。。す、すごい。

1995年に復帰したヤマト運輸の会長職を退任した後に小倉氏が取り組んだのは福祉。私財を投じ(当時で24億円相当)、無報酬で障害者の自立支援にあたった。月給1万円という障害者就労の現実を黙視できず、障害者施設の経営者に経営を教え、事業化を助け、結果として障害者の月給を高め、自立を助ける、、、。

規模は違うかもしれませんが、ビル・ゲイツやバフェットの姿勢に通ずるものを感じます。

自分であれば何ができるだろうか。。この先、何か自分も関わってみたいと以前より考えてアンテナを立てていることの一つに、世界の貧困層への自立支援というものがあります。

当面は仕事で関わる機会が多そうなフィリピンにも相当数の貧困層がいるようです。ストリートチルドレンとして路上に出ざるを得ない子供達が教育の機会を得れるような何か・・をできないかな。

母親が以前より続けているような、精神里親のような形で海外の貧しい子供に学費を援助するというのも一つの形なんだと思いますし。(ちゃんと使われているのか不安ですが)

まぁ、考えているだけじゃなく、2008年は何か具体的な行動うつそう。(Do. Or Do not でした!)

さて、まだ十分に着れるんだけど、ちょっと勿体無くて捨てきれないこの服達は、いつものように、クロネコヤマトの宅急便にて・・・北海道の実家に捨てる(スマン、母よ・・)