「アラフィフの男メシ」カテゴリーアーカイブ

アラフォーの男飯〜インドカレー研究

昨年6月の初めてのバターチキンカレー挑戦(→コレ)、その後スパイスを買い増し(→コレ)、いまだインドカレー研究の熱は冷めません。

基本のレシピからスタートし徐々に自己流、つまりテキートになってきているので、久しぶりに誰かのレシピ(型)に従ってみることに。クックパッドでインドの方がアップしている「本当のチキンティッカマサラカレー」に今回トライ。

3人分のレシピだったので、6人分、いや9人分の3倍量にしてみたところ大量の玉ねぎとトマトのみじんぎり発生・・・最近はもっぱら缶詰のトマトを使っていましたが、生のトマトは風味が違うそうな。

スパイスの使い方は、クミンシードを油で炒める基本は一緒ですが、その後の粉系のスパイスはガラムマサラとターメリック。ガラムマサラを使うと、クミンやコリアンダーを個別に使うのとは一味違う風味が出ます。(ガラムマサラはスパイスミックスなので)

こんな感じかな・・。

でも、実は今回は一つ失敗してしまいました。ヨーグルトか生クリームを使うところで、冷蔵庫に残っていたヨーグルトを使い切ろうとしたのですが・・まさかの無糖(プレーン)ではなく、バニラ風味でした。バニラの爽やかな風味が余計に残った・・・(今回のレシピでは想定していないはず)

最近は辛味を足すチリペッパーは自分の分だけ入れるので、娘達も辛くないインドカレーは食べてくれるように。まずまずの出来か・・

冷蔵庫に残っていたほうれん草と鶏肉を使い、トマト缶と生クリームにスパイスを合わせてサッと仕上げた一品。軽くインド風。

そういえば美味しんぼの20何巻かのカレーばっかりの話の時に、インドにはカレーという料理は存在しない、それぞれがスパイスを活用したインド料理の一品、一品であって、単純にカレーとひとくくりでまとめて呼ぶのは外国人の勝手な対応・・的な整理があったことを思い出します。(正確じゃないかもですが)

確かにそれぞれのスパイスの風味をイメージして料理をすると、なんでも全部をカレーと呼ばれるのは違う気がしますね。あれもこれもインドカレー風ではありますが。

ロケットニュースの記事に、豚汁も、味噌仕立てのけんちん汁も、味噌を使った汁物は全て「味噌汁」と日本人以外が呼ぶようなものだとありましたが・・・それは味噌汁でも別にいいのでは、、と思ったり。

アラフォーの男メシ〜炒飯とカレー

アラフォーの男メシカテゴリ、数ヶ月更新が滞っていましたが料理を全くしていなかった訳ではありません。だいたい週末を中心にチョコチョコと何か一食は作ってます。(平日夜は妻の手料理中心)

週末に作るとなると、まずは娘達、特に次女が食べてくれるようなものを作れるのか?が大きな自分の中の課題だったのですが、ようやく炒飯とカレーについてはほぼ外れなく食べてもらえるようになりホッと一安心。

(基本はチキントマトカレー、市販の固形ルーは使わずスパイスは自分で投入)

僕の腕があがったというより、次女が食べることが出来るものが増えてきた、、というのが正解かもしれません。(長女は最近さらに食べ物の守備範囲が広がっています)

カレーで掴んだコツは、辛味(チリペッパー)の投入は食べる人の皿ごとに最終投入とすること。どうやら辛いものを食べたいのは僕だけだったみたい。。。

炒飯は、あまり塩味を強くせずダシ系で味を整えた方が食べやすいようです。どうやら塩辛いものが好きなのも北国出身の僕だけだったようです。。。

(ホタテと豆苗炒め)

(鶏肉とナスニラエノキの炒め煮)

糖質を控えるようになり、炒めものを白米と合わせて食べる機会が減ったのも、最近の味付けの変化に関係があるのかも。長い間、何かをおかずにご飯(白米)を食べるのが当たり前だった呪縛がようやく溶けてきたのでしょうか。

さて、炒飯とカレーの次に娘達に受け入れてもらえるパパメニューは何だろうか。この週末、試してみたいと思います。

初ビリヤーニ大失敗

ビリヤーニ(ビリヤニ)という10数年来ご贔屓にしているインドルーツの米料理があります。スパイスのきいた炊き込み御飯というのか混ぜご飯というのか、ちょっと正確なカテゴリがわかりませんが。

自分の出会いは2001年にイラクにて。サフランで香味付けされていてラムやチキンが使われていたのを思い出します。

ヒューストンはなにげにインド人だらけですので、インド料理を食べる機会がある時はちょくちょくビリヤーニも楽しんでおりましたが、これまで作ってみようという気持ちにはなりませんでした。

ところが、先日妻が仲良くするインド人奥様から幾つかインド料理初心者セット的な詰め合わせを頂き、その中にビリヤーニのスパイスの素が入っていたのです。

ここのところインド風チキンカレーを新たなマイレシピとして獲得し10数回作って大分と自分のものになったという慢心があったせいか、ついつい気軽に挑戦。ところが、いきなり長粒米、バスマティライスを炊き上げるところで敢え無く惨敗。

米を鍋で茹でるようにして芯を3/4残し残ったお湯を捨ててと言われても、これで本当にいいのか・・・

一応固めだけど、、これであってるの?

先に肉を炒めスパイスの素と合わせたカレー風なペーストの上に合わせ(層状にして)最後の仕上げの炊き上げ・・・なんですが、絶対に失敗している気がする。

うわー、わけのわからん塊状になってしまった・・・全然長粒米、バスマティライスの良さのパラリとした感じが出てない、全体の味も全然まとまらなかった・・・

それなりの頻度で料理もし、妻からは「料理が苦じゃ無い男」の名誉ある称号を得ている私ですが、久しぶりにガチで失敗料理というものをこしらえてしまいました。しばし味見し廃棄のレベル(実際はもう少し頑張って食べましたが、やっぱり廃棄)。

まずは長粒米、バスマティライスをちゃんと炊き上げるところからリベンジです。その上で、炊き具合を調整しうまくカレーペーストに合わせる必要があります。ビリヤニ太郎さんのブログを読みながらその難しさを感じました・・→本格的なチキンビリヤ二の作り方

たしかに固めに炊いたはずのお米がほどよく煮汁を吸ってパラパラに炊き上がらずに単にしめった米塊になっていた。。お米を二段階で入れる工夫とか、相当な高等技術です。

これは再戦希望、リベンジです!

スパイスとの出会い

アラフォー料理男子としての最近のトピックスといえば、スパイスとの出会い。なにげなく目にしたネット記事のカレーレシピに触発されたのがきっかけ。(→初めてのバターチキンカレー

これまで、おそらく過去20年ぐらいに渡って何度かスパイスを購入した経験があるのですが(初めては中近東出張のお土産として)、一度も使わずに結局捨てました。理由、、、なんとなく面倒臭いから。(どんな味になるかわからないし)

それが、ヒューストン暮らしですっかりインド料理の美味しさに魅せられ(日本でもわりと美味しいとは思ってましたが・・)、料理ごとの微妙な味の違いも感じるようになり、きっと自分の中での機が熟したのかもしれません。

(インド食材店の門を叩く・・)

これまではスパイスのミックスペーストどまりだったものを、とうとう各スパイスの個別購入。まずは四天王とカレー番長が勧めるクミン、コリアンダー、ターメリックとレッドチリを。その後にカルダモンとクミンシード、ガランマサラも追加購入。

(200グラム分が入るお揃いのビンも買っちゃいました)

幾つかのレシピを参考にしながら、少しずつスパイスとそれ以外のものを増減させながらチキントマト系のカレーを作ること10回あまり。ようやくイメージが掴めてきました。

(脳内で狙う味の再現率が高まってきたのがその証)

先週は妻が一番好きだというスピナッチのカレーとダル(レンズ豆)のカレーにも挑戦。やはり初回ということで完成度はイマイチ。でも挑戦のしがいがあります。

(最初に参考したレシピが淡白な感じだったか)

ベジタブル系は肉由来のダシが出ないことも関係あるのかもしれません。(そこはチーズや油をうまくつかってコクを出すのかも)スパイスを段階的に使って香りを重層的に加えていくのも、足し算の料理のようで面白い。

ただ、単身時の勢いで自分の趣味に偏っていたので、スパイス料理研究は少しペースダウンし、週末に家族が喜んで食べてくれるものを作ることを優先順位の一番にしなくては、、、と反省。

瓜と鎌

妻子が帰還する前日の話。(件名は純文学風)

少し早めに帰宅し部屋着に着替えたところで玄関のチャイム。すりガラスから外を眺めると誰か女性が立っております。夕方に誰だろう、近所の人かな?

玄関をあけると(正確にはうちは裏口となるガレージをあけると)、見知らぬ中国系女性。そして手には・・・鎌。

鎌!?

開口一番「Do you speak Chinese?」「・・・No」

どうやら鎌でいきなり襲ってくることはないようでホッと一息。銃社会の米国で鎌で襲われたら事件だわぁ・・とかボンヤリ考えてしまいました。

聞けば裏のお隣さんで、我が家の裏庭まで侵入しているWater Melonを収穫したいということ。あぁ、最近よく見ていなかったけど、来てた、来てた、なんだか蔓が。おばちゃん、スタスタと裏庭に入っていき、Water Melonをばっさりと鎌で収穫。これはメロンというか瓜、冬瓜の類ですね。

じっと見守っていたら、煮ると美味しいよと半分くれました。

(すごく産毛がチクチク、さっきまで生きてたから)

(マウスと比べると、でかい・・・・)

やはり冬瓜でいいのかなぁ。調べてみると冬に収穫ではなくて7〜9月が収穫時期なんですね。初めての冬瓜ですが、皮を剥いて、真ん中の種のところも取って、ダシ袋と一緒に水から単純に煮てみました。

(結構な量を水から)

でけた。

あついところを、アチアチといいながら食べても良いですし、冷蔵庫で冷やして食べるのも美味しかった。これまでレパートリーには全くなかった野菜なので、今度Ranch Market(中華系スーパー)で仕入れて何品か作ってみたいと思います。煮るのは勿論、炒めてもいけそう。

裏のおばさんにその後美味しく食べたお礼を伝えると、いまなってる瓜もあと1週間ぐらいで食べ頃になるから、自分で収穫してまた食べなさいと。

(これのことか・・)

これで裏の家とも瓜を通じて交流開始か。