「食べある記」カテゴリーアーカイブ

目黒で絶品焼きトン〜仲垣巡礼

わずか1週間の弾丸帰省(妻子お出迎え)ゆえ自由なスケジュールはほぼない中ながら、妻にわがまま行ってこの日の夜は一人で外出させて頂きました。

1年前よりコーチングをお願いしているKさんとの直接の面談と、その後の懇親を兼ねての会@大好きな目黒の焼きトン屋仲垣巡礼。(→コーチのいる日々

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(本日の入荷を全部食べます、と意味なく宣言)

ますますの人気店となって予約しないと席確保も難しい中、弟を事前に派遣し予約済みだったのでゆうゆうと入店。1年ぶりの来店なのに温かく迎えてくれる仲垣が最高です。(Nさん、Kさんのお人柄か。サービスのKさん、Oさんにも毎度お世話になりました)

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豚を軽視している米国に暮らしているので焼きトンは貴重。

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なんでこんなにうまいのだ。

京都の蒼空をはじめとして仲垣オススメの日本酒を美味しく頂きながら、気のおけない仲間で語らう楽しい時間。(弟と後輩S君を毎度のように召喚)

魚介もさることながら、美味しい焼きトンと焼き鳥が米国生活に欠けているものだと身(胃袋)をもって体感しました。(当然、美味しい日本酒や焼酎がセットになる前提)

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(なかなかいい笑顔っぷり)

良い店と出会い、そんなお店と縁をつなげるような飲み歩き、日本にいずれ帰ったら再開出来ればと思います。ま、あと2年以上は米国で我が家に直帰する生活ですけど。(寄り道する理由がないので)

それにしても美味しかった。。次は妻子を連れて焼きトンの美味しさを伝えたい。。(長女にはわずか2歳でマルチョウを吸わせる英才教育を施していますし)

藤春シェフのフルコース 2016

今までF料理長と呼んで何年も追っかけしてきましたが、最近一気に露出度が高まってきました我らが藤春シェフ。

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現在は元麻布にフレンチのお店をもつオーナーシェフですが、ここ数年、低糖質、低カロリー、低脂質などにこだわりながら美味しいという冷凍惣菜のケアリングフードをプロデュースし、docomoとショップチャンネルの販路でも販売を開始するなどご活躍の幅を広げられています。

さらにもうすぐ講談社からレシピ本を出版される予定など、どんどん売れっ子になっていく様子から目が離せません。そんなシェフを訪ねて家族飯。贅沢にフルコースです。

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ウニに枝豆のムース、このほのかに苦い泡はなんとビールからですと!

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ウニの殻の中には、これまた香ばしいウニがこんにちわ。

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巨大な岩牡蠣のムニエル、ここにマダラの子が参戦して強力なプリン体連合が成立。

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この鮎のはらわたのほろ苦さがたまらない、、でもフレンチテイスト。焼き上げたアーティチョークの少量の身を歯でしごきだして食べる・・ん、んまい。

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我が永遠のアイドル子羊、まさかの背脂巻きに贅沢にトリュフなどがパラパラと、聞いたことのない貴重なキノコの名前はなんだったろうか。。

胃袋がアメリカンサイズに完全に成長しており、ここまで食べても物足りなくてお代わりを所望。

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そして出てきた牛肉をペロリ。

いやー、本日も美味しい時間を過ごさせて頂きました。お酒も、泡からはじまって、白、赤を何種類かずつ美味しく頂きましたし。サービスのMさんがご卒業されて少々寂しかったですが、新加入のダブルAさんがまた違う魅力をエピキュールで発揮されており、良い感じ。

前回11月の一時帰国以来で頂く藤春シェフのフルコースは、やはり現在真剣に取り組まれているケアリングフードのテイストが多分に取り込まれて近年まれにみる軽やかさ。なんか日本酒や焼酎があいそうな感じだと思ったのは初めてかも。

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デザートも軽かったし。

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圧巻だったのは娘達のがっつきぶり。パパがつくったパスタをこんな速度で食べることはないわなぁ。やっぱり味の違いがよくわかるのね。。

銀座のBARの狭いキッチンで忙しく働く藤春シェフに初めてお会いしてから、かれこれ7年近く夫婦でおっかけを続けております。これまで撮りためてきたシェフの数々の創作料理をまたデータベース化していくのも今後の楽しみだったり。

直近の楽しみはレシピ本の出版ですね。

頑張れ藤春シェフ! そしてくれぐれも甘い言葉やうさんくさい人達の登場にはご用心を。

雪が谷大塚の小料理屋〜毛蟹の土鍋飯

何から振り返ろうか悩んでしまう日本の一時帰国ですが、まずは美味しかったものから。

帰国初日、成田空港から成田エクスプレスを乗り継ぎ、米国の家を出たところから数えれば18時間超の長旅を経て辿り着いた日本での記念すべき一食目は雪が谷の小料理屋にて。カウンターとテーブル1つだけの小さなお店ゆえ、本日貸切状態にて。

■ 和心 すだち〜雪が谷大塚 (→FBページがありました

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(2ヶ月ぶりに妻子と再会)

5歳と2歳の娘達、小料理屋のカウンターでいきなり食事なんて贅沢で有難いことです。。(ご馳走頂きました妻の両親、パパママに感謝、感謝)

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(長女には何とこちら)

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(次女にも何とこちら)

まずはお腹好き虫の娘達が一息つくまで食べてもらってから、ようやく大人達のコースがスタートです。

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(そうめん瓜やほおずき、枝豆で日本の夏を感じ・・)

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(おこぜの薄造り、はもに舌鼓をうつ幸せ・・)

お酒は久しぶりのプレモルとの再会からはじまり日本酒をしみじみと冷酒で頂きました。

今回の訪問時のお店のオススメ冷酒は、青森の田酒、宮城の栗駒山、岐阜の無風、静岡の中屋、広島の雨後の月、そして山口の雁木。パパがいつのまにか日本酒好きになっており驚きました。(最近飲まれるようになったと噂では伺っておりましたが)

このあたりで義弟夫婦も合流し、お店はKファミリーにて完全占拠。あとテーブルに二席ほど空きがありましたが、ここも義弟夫婦に子供が出来ればちょうど埋まってくるなぁと勝手に想像。

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驚いたのが、この天然鰻の蒲焼。蒸さずに直接焼いているのは、いわゆる関西風というやつでしょうか。濃厚でいて、くどくなく、鰻の味を逃さない感じがたまりません。1日遅れの丑の日を素晴らしい天然鰻で堪能することが出来ました。(ちゃんと資源管理して食べ続けたいものです)

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(それ以外の焼き物、揚げ物達も美味しく頂きました)

そしてこの日、最大級に胃袋に訴えてきたのがこちら。なんと毛蟹を贅沢に使った土鍋の炊き込みご飯。この分量で4人分の土鍋飯。(今回は大人6人、幼児2人での参戦に対して毛蟹二杯を使用とな)

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(濃厚な毛蟹の味噌がてんこ盛りでオンしてる!)

久しぶりに完全に言葉を失って無言で頂いてしまいました。えぇ、聞かれなくともおかわりするにきまっています。毛蟹の旬は実は夏だそうです。(そうか、また夏に来る時は食べれるのか)

キングオブクラブは間違いなく毛蟹と確信する道産子です。もう少し途中の品数を減らして、この倍量の土鍋飯食べてもよいな・・などと勝手に次回を夢想してしまいました。

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素晴らしい肴、料理の数々に土鍋飯、そして日本酒。明日が人間ドック受診だということも忘れて、すっかり美味しく頂きました。お父さん、大変ご馳走様でした!(来年の再訪を既に期待)

しっかし・・・ジャパンおそるべし。(このあと何回か繰り返します)

最後の晩餐@東京

東京での、さしあたっての最後の晩餐。妻の強い希望ありまして先週末訪問したEPICUREを再訪。
→EPICURE・・・になりたい

カウンターに妻と二人座り、披露宴のフルコースを再現頂くというプレゼント。(いつものようにお任せだったのにF料理長に気合入れて頂き・・大感謝!)

味と共に嬉しい宴の記憶が蘇ります。(試食と併せ2回食べているので、、覚えているものですね)

■ 伊勢海老のコンソメジュレとウニの淡雪仕立て

■ 鶏と茸のペンネの王冠仕立て、カプチーノスープ

■ 魚介と野菜のサフランスープに甲殻類のクリームソース

■ 白子のバターソテーパイ乗せに花ズッキーニを添えて

■ 牛フィレ肉とフォアグラロッシーニ トリュフとマディラのソース

■ アイスとアサイーのソルベ 飴のアーチを飾って

それにしても4年も前のことなのに、前夜からの仕込みのバタバタや当日のシェフチームの盛り上がりの話を昨日のことのように語ってくれるFさん。

本当に素敵なシェフに出会って、こうして追っかけさせてもらっているなと。これからのご活躍をお祈りすると共に、また再訪(再食)を誓ったのでした。

(Fさん、ありがとうございました!!!)

エピキュール・・になりたい

披露宴で大変お世話になったF料理長こと藤春シェフが新規開店。まだ立ち上げたばかりのオープン2日目にお店におしかけました@元麻布。


(外装はお洒落なカフェ風です!)

店名は・・EPICURE、エピキュール(食通、食道楽、って感じでしょうか)藤春シェフの料理を頂くのは本当に久しぶりなので胃袋が踊る夫婦。(記録によると2008年12月の出会い以来、店が変わるたびに追いかけてきました)

美味しいものは皆で食べるとなお美味しい!ので上京してきた母と弟を連れて。家族5人、子連れなのに受け入れて頂き感謝、感謝!


(これは食後の様子)

オープンしたばかりなので、やっぱり花だな・・と思って近所に買いに行きました。人生初の胡蝶蘭、大人買い。(そして慎重にお店まで運ぶ)


(結構、白とピンクの入りがいい感じ)

初めての出会いは2008年12月。この時頂いたフルコースに感動して、それ以来追いかけさせて頂いています。さて、久しぶりにフルコース報告、いっちゃいましょう。


(アミューズは湯葉でマグロをまいた感じ?)


(前菜は懐かしい!有機野菜のテリーヌ、そしてお肉まで)


(自慢のふすまパスタを使った驚きの魚介のノンオイルラグー)

ご自身の創作フレンチと、ローカーボ(低糖質、低脂質、低塩分)が店の2本柱。どのようにメニューを構成していくかは今後走りながら検討していくそうです。


(でた!アンコウと鱈の白子のムニエル、、、とろけます)


(そして大好物のラムと熟成牛のロースト)


(毎度デザートまで全てご自身の手で)

・・・・う、美味しい。
大好評を頂きました披露宴のフルコースが脳裏に蘇ります。

あのクオリティーの料理を100人の出席者に提供したのはまさに奇跡的でした。(実際は、藤春料理長以下、チームの皆さんが2日ほど徹夜して、細やかに準備した成果)

それにしても、こうしてまた料理を頂ける場ができたのに日本を去るとは。なんと残念な展開。。(遅いですよーー、お店を開くのが!)

また足を運べる時までは、弟や、ママのご友人達に代わりにいてもらわなくては。ちゃんと帰国した時にお店が繁盛していますように。。


(藤春さん、どうか新しい城で頑張ってくださいね!)

4月21日からランチ営業も始めるそうなので、妻もママ友といけるかな。予定殆ど空いてないけど・・・出国前にもう1回行きたい。