「米国に暮らす」カテゴリーアーカイブ

米国生活でお勧めの車2台の組み合わせ

2014年4月に渡米して、もうすぐ2年となります。米国地方生活では必要不可欠な車2台達も大きな故障もなく元気に走っております。

ちょうど2台がほぼ同時に走行距離12,000マイルに達しました。

IMG_6290

(ピタリ12,000マイルの瞬間)

自分の通勤用と、妻の日常生活&家族移動用車両の組み合わせが、2年ほど使ってきてみて我ながら良い判断が出来たなと自画自賛しておりますので、どなたかの参考までに記録させて頂きます。

■ 家族4人で車2台マスト

まず、4人家族で子供達が学校に通う場合、学校が徒歩圏でもない限りは車は最低2台以上が必要です。(同様に職場までの公共交通機関も存在しない米国地方都市在住という前提です)

我が家の場合、学校が徒歩20分、至近の食料品店が徒歩30分ですが、この距離を妻に歩けとは言えません、絶対無理。幼児もいますし。あと、妻だって買い物以外に平日ママ友と食事したり色々予定もあって忙しいのです。そこで家族車保有はマスト。

一方で僕自身も通勤用に車はマスト。通勤20分以外に、自家用車で空港や港にも頻繁に行きますし、お客さんだってお乗せすることも。

そうなると家族でどのような車2台の組み合わせがベストか、、(そもそも東京生活で車を保有していなかったので車そのものに詳しくないので、そもそもハードル高めのお題でした)

■ ミニバン+セダン

僕自身は、ミニバン(3列シート)とセダンの組み合わせが我が家の要求事項を満たしつつも、コストセーブと安全確保の観点で理にかなっている一つの解なのではないかと思います。

まず家族の移動車両ですが、通常は乗員4人ですが、空間的にかさばるチャイルドシートを2つ設置するのと、さらにベビーカーも積載するので、十分なトランクスペースが必要です。ここまでならSUVでもよいのですが、さらに妻の両親などの来訪ゲストを時折乗せる機会もあります。そうなると必然的にミニバン(3列シート)が1台必要と考えました。

その上で次の私の通勤用の1台ですが、こちらはミニバンやSUVを選んで大が小を兼ねても良いのですが、普段は1人利用ですし今度は大きすぎると燃費が嵩みます。(購入時の費用も嵩む)

また、空港に出迎えるゲストによっては、大きめのセダンが無難では?ということも頭にありました。(さらに色は黒、、まるでUberですが)

そこで、二度とない機会だからとクーペを選ぶとか、さらに燃費を安くしようと画策して小型車を選ぶとかではなく、大き目のセダン1台を通勤車として追加購入を決めました。

■ 購入+リース

入手方法では他に選択肢が出せなかった結果ですが、1台目のミニバンは現金購入(赴任して直ぐに契約、1週間後から乗車開始)、2台目のセダンは現金が足りなくてリース契約に。(赴任から半年後だったので何とか審査を通りました)

帰国時には1台は中古車屋に販売するか、他の派遣員(おそらく後任)に個人売買、リースは手離れよく引き渡すだけですむので、手続きの観点からも悪くない組み合わせではないかと思います。

■ 35,000ドル + 頭金6,000ドル&月300ドル

最後にメーカー及び車種の選択と、そのコストですが、これはもうお好みで・・としか言えません。自分は、ミニバンは世界のトヨタ、北米仕様の大型車種であるSienna、セダンは同レベル車種の中ではリーズナブルながら見た目に惹かれたマツダのMazda6(日本名アテンザ)を選択しました。

IMG_0021

(全部コミコミの新車で35,000ドル)

IMG_1545

(新車リースで、頭金6,000ドルと月々300ドル)

故障が少ないであろう日本車を選択しましたが、ここまで期待によく応えてくれています。(運転者の都合で少々破損したことはありますが)購入から2年を過ぎたあたりから故障がでるそうなので、真価が問われるのはこれからかもしれません。

米国地方都市生活の際のクルマ選びの参考になれば幸いです。

赴任時に車を選ぶ際に車好きの先輩方に話を伺ったのですが、やっぱりテキサスならピックアップトラックだろう!とか、男ならツードアのクーペじゃない?とか(皆さん実際にお持ちです)、イマイチ素直に従えなかったので、あまり車にこだわりも興味もない自分のような方を読み手として想定しております。

スーパーボウル観戦後の振り返り

先週末、スーパーボウルを観戦。

IMG_6339

アメフトの試合をTVで観るのも昨年のスーパーボウル以来ですから、どれだけ関心が薄いかが見事に現れてしまいます。米国の4大スポーツ、文化を理解する一環としてもっと興味を持たなくてはな・・と思うのですが、なかなか。(しいていうならバスケは展開が早くて面白いです。あと生のMBL観戦も迫力満点。)

地元のテキサンズやカレッジフットボールの日々の試合を追わない懺悔の気持ちを込めての観戦なのですが、あまり集中して観れないままに終わってしまいました。試合より、ハーフタイムショーや力の入ったCMの方が面白かったな、正直。(昨年は土壇場の大逆転劇があったので試合もかなり興奮しましたが、今年は淡々と進んだ印象)

IMG_6340

(自家製のアボカドディップ、これ作るの簡単です)

それでも翌日月曜日、エレベーターの中からはじまって、取引先との打ち合わせやランチでも当然のようにスーパーボウルの話に。

試合についての技術的な考察も、両チームのシーズン中の活躍ぶりも全くわからない訳ですから、私のコメントは「ガガはあんなに歌がうまいんですねー。(国家斉唱されてました)」とか、TOYOTAのプリウスのCMが・・とか、ショーやCM評に終始。でも、ちゃんと同じスーパーボウルを楽しんでましたよ、的な空気を醸し出すことには成功しました。(ホッ)

残り3年ほどの米国生活。

これまでMBL観戦2回、NBA観戦1回、テイラー・スィフト鑑賞1回、ブロードウェイミュージカル観劇は沢山、とやや方向性に偏りもありますので(趣味なので)、ショースポーツの本場の空気を感じる機会があれば積極的に飛び込んでみたいと思います。

ヒューストンで飲茶

ヒューストンで飲茶ならば、我が家のお気に入りはHong Kong City Mall内にあるOcean Palaceの二階です。

IMG_6263

料理の種類の多さと味ならば近所のGolden Dim Sumの方が上かなとも思いますが、ほぼ確実に待たずに入れるということと、大空間の会場でワゴンが走り回るという雰囲気が、いかにも飲茶らしくて気に入っています。

IMG_6260 IMG_6262

いつもの焼売や餃子、排骨や腸粉なんかを一巡して、締めは芝麻球というお約束の流れ。このマンネリ感も嫌いじゃありません。

家族4人でこの日は65ドル。(ちょっと高め)

なんだかんだと2ヶ月に1回は来てしまいます。最近ご無沙汰気味のベルレア(ヒューストンの中華街エリア)中華新規開拓の旅に出なくてはと思いますが、ここ暫くは手持ちをグルグル巡回中。

米国のアニマルシェルター見学

家族を連れてヒューストンの動物愛護団体が運営するシェルターを見学してきました。(→Houston SPCA

シェルターとは元々誰かのペットだったり、野良の犬や猫を引き取って里親を探したり、面倒を見る施設だそうです。米国ではペットショット的な機能を補完しているとも聞いたことがあります。

妻は出会いがあったら困るわ・・とちょっと乗り気じゃないところもありましたが、僕は部下の一人が毎週土曜日にここでボランティアスタッフとして働いているので、ドーナツの箱をもって陣中見舞い。

IMG_6236

小さい猫と犬、そして大きい犬はオスとメスにゾーンが別れております。施設内は掃除も十分に行き届いており、訪問者も多くて明るい雰囲気。

IMG_6235

(この子は器量好しなのですぐ誰かにもらわれそう)

驚くべきことに毎週、犬だけでも100頭以上が引き取られていくそうです。週1回のボランティアですと毎週預かっている犬たちが入れ替わっていくそうです。(中にはそうもいかない子もいるかもですが)

気になった子はケージから出してもらい、室内の小部屋や外の庭で実際に触れ合うことが出来ます。

unnamed

犬に詳しい妻によると、犬種もしっかりしているし、見た目もきちんと綺麗に手入れされているそうな。へー。

こうした活動や施設の維持には当然お金がかかるわけで、その資金は里親が動物を引き取りする際の支払いや寄付で運営がなりたっているようです。(当初より引き取る気がない自分はちゃんと寄付してきました。)

子猫のゾーンに、今子猫を1匹引き取った方には無料で大人の猫を1匹つけます・・というチラシがあり、・・・ウォールマートか!?と突っ込みそうになりました。(このリンゴ1個買うと、リンゴもう1個無料的な)

ところがこれは別に冗談でもなんでもなく、最近テキサス州ダラスのシェルターが一時閉鎖になったそうなんですが、なんと引き取り料(50〜500ドル程度だそうです)を無料にするイベントを1日開催したところ、全ての犬・猫達に里親がついたそうなんです。(→日本語記事

IMG_6239

(うちはもう2人いるので3人目の子は、ね)

ところ変われば様々。

そういえば、1年半ほど前に遊びに来てくれたS夫婦を伴いこちらを訪問した際は、馬がいたっけ。野良馬・・って。。(実際は牧場で飼いきれなくなったのか何かの理由と思いますが)

我々は野次馬ですいません。

ファーストレディ登場

長女が通う公立小学校に元ファーストレディーが登場。生徒の皆で歌って歓迎したそうな。

IMG_6276

(90歳という割にはお元気ですね)

こちら第41代大統領のジョージ・H・W・ブッシュの奥様、そして第43代ジョージ・W・ブッシュのお母様であるバーバラ・ピアース・ブッシュさん。

それにしても親子で名前一緒すぎて見分けづらい。(大ブッシュと小ブッシュ、息子の方を単に43とかWと呼ぶ場合もあるそうな。不便ならちゃんと名前変えればいいのに・・)

僕の中の整理では、父は湾岸戦争をはじめた人、息子はイラク戦争をはじめた人、ということになっています。それにしても親子とも波乱万丈な人生だこと。(父91歳、息子69歳で存命中。そして大統領選に向け出馬中なのが、弟のフロリダ州知事のジェフ・ブッシュ。どんだけ名門家族。)

もともとブッシュ家は女系の先祖がイギリス王室に連なる家柄ということです。Wさんのヒイヒイお祖父さんまでWikiで遡ることが出来ました。皆さん実業家&政治家の一族。

再びバーバラさんに戻りますが、これまた原書にあたらずWikiの記述だけとなりますが、ご自身の回顧録で「日本への原爆投下の報を聞き、うれしく思った。これで太平洋戦線に海軍パイロットとして出撃している婚約者のジョージが無事に帰られると考えたからだ。」と記したとあり、少々鼻白む。

ところが、ネットを眺めているとウェズリー大学の学位授与式で1990年に行ったスピーチが賞賛されたとあり、観てみると確かにユーモアと示唆に富んだ堂々としたしゃべりっぷり。(→ウェズリー大学での招待スピーチ動画

いやはや、さすが米国というべきでしょうか。