「独学のススメ」カテゴリーアーカイブ

人生を面白くする本物の教養

ライフネット出口会長の新書が売れているみたいです。自分は勿論、教養のある人になりたい願望は多くの人にあるからですね。

人生を面白くする 本物の教養 (幻冬舎新書)/幻冬舎
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仕事や読書、歴史など、どの著作も一貫した信念が感じられます。数年前に講演でお話を伺って以来すっかりライフネットのファンですし。(定期生命保険も勿論入ってます、ついには株も買ってしまいました)

やはり自分の頭で考えられること、そして自ら行動すること、というのは自分の人生の重要なテーマだなと考えさせられます。

考えるためにはある程度の知識が材料として必要。(浅いだけではなく相応の深さも)日本の企業幹部は世界比較で圧倒的に低学歴、低教養とバッサリ。

さっぱり、タテとヨコの広がり、深さが足りない自分の40年を省みつつ、まだまだ35年ぐらいある日々を充実させるための手を打ちたいな、と。

足元含めて、幾つか取り組みのヒントを頂きました。

(黙想中のうちの地蔵)

最終的には、衣食住に困らない程度に稼げて、大事な家族と、何でも語り合える友人が何人かいれば、人生は素晴らしいといえる、という見解にも激しく同意。

教養とはツール、人生を面白くするためのツールだという出口節を胸に刻みつけ、まずは、そこそこの教養人を目指して、リテラシーを強化したいと思います。

■ 169冊(2015年)

18年前の通信簿

まだまだ先行き不透明ですが、CPA受験の下準備として、卒業した北の果て大学から成績証明書を取り寄せました。

必要なのは英文版ですが、ついでなので日本語版も。


(初めて見たかも・・・)

大学が大好きでしたので、学部卒にも関わらず4年ではなく5年通いました。言い方を変えますと、そのような状況を「留年」と呼ぶ場合もあります。

なにしろ1年目は週4日、2-4年目は週7日の部活&個人練習を実践する部活でしたのでそれなりに学業にもしわ寄せがありました。(今思えば言い訳ですが)

幸いに実験などを理由とした強制拘束がない文系長屋の住人でしたので、少々のビハインドも試験前の一夜漬けと要領の良さで切り抜けたような。

というわけで、大学での通算成績をメモ。

■ 優・・26(52%)

■ 良・・15(30%)

■ 可・・9(18%)

でも、これでは相対的な学部内での順位など全くもって不明。最近では秀というのが優より上に登場して、WEB上で分布を科目別に見れる模様。

少なくとも全部優を揃えるような上位組からは遠いところにいたのは事実。多分、真ん中のボリュームゾーンの中では少々上、ぐらいでしょうか。

昔の移行点の計算方法でいけば、1.67。(優 2.0点、良 1.5点、可 1.0点で計算) たしか教養から学部移行時点(2年終了時点)での成績は1.81とかだったので、学部で成績落ちてます。(その昔、1993年入学者は文Ⅰとか文Ⅱとかのくくりでした)

英語や仏語で可をくらってるのを眺めて、当時は語学に興味がなかったなぁと懐古。語学を社会人になって克服できたのは、まさに環境のなせるわざです。


(英語で可をつけたのは部活の顧問!)

ダンスは褒めてくれましたが、英語で褒められたことは一度もありませんでした。N先生、そんな私が米国で働いています。(裏で北の国からのテーマ)

通勤時間プラスちょっとの英語

NHKラジオ講座「まいにちスペイン語」に併せマイページに番組登録したのが、英語学習者の定番のこちら。

NHKラジオ実践ビジネス英語 2015年 04 月号 [雑誌]/NHK出版
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■ 実践ビジネス英語

試しにストリーミングで数日分を聞いてみたのですが、おや、以前はさっぱり歯がたたないイメージだったけど、結構内容は聞こえてくる。(一応、NHK英語講座の中では最上級レベルの難易度)

少なくとも日々の中でこんな分かり易い発音や綺麗な文法の人はいません。仕事で使える語彙も増やしたいので、これはいいかも。

通勤の車中はUMANO使って英語のトピックスやニュースを流してます。(→UMANO

通勤時間が毎日40分として、プラスちょっとの15分をラジオ講座でオン。これを継続することで英語のブラッシュアップをはかってみます。

(君は日本語から練習ですね)

もうすぐ4歳になる長女も、1歳になる次女も、課題はまずは日本語。でも、お父さんは英語、そして次はスペイン語。

各自がそれぞれの課題を抱える我が家です。

英語プラスワン

日経記事の、名古屋外国語大学学長さんの指摘に納得。
未来のグローバル人材について。


(頼んだぞ)

曰く、大学における最もベーシックな学びとして

■ 英語
■ もう一つの外国語による意思疎通力
■ 世界の政治やアートについて語れる教養力
■ 言語や文化を異にする世界の人々への共感力

なるほど、シンプルで分かり易いご主張。

国際語である英語の地位が上がるほど、相対的に多言語の希少性も増していく。すると英語をしゃべることができるのは当たり前で、第二外国語の選択が重要に。

世界の言語別使用人口という表が添えてあり、これを見ると進むべき道が明確。

1位 中国語    10億7500万人
2位 英語     5億1400万人
3位 ヒンディー語 4億9600万人
4位 スペイン語  4億2500万人
5位 ロシア語   2億7500万人
以下、アラビア語、ベンガル語、ポルトガル語、インドネシア語、フランス語。

中国は中華が食べられれば満足、インドには好んで行きたくない。つまり自分が学ぶべき第二外国語はスペイン語。

既にヒューストン人口の4割近くがヒスパニック系と知った時から覚悟してましたがやはり残る4年間で英語は鍛えつつ、スペイン語学習を始動させます。

とりあえず、自宅にて初歩の初歩からなぞれるということで、まずはここから。

NHKラジオまいにちスペイン語 2015年 04 月号 [雑誌]/NHK出版
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Hasta Manana。

混沌とする世界

断固許せない結果となってしまったISIL人質事件に憤る。国家としての日本はテロには屈しないという姿勢を示すことが出来ただろうか。

ますます混沌とする世界を考えるうえで、歴史に対する感度や認識は大事。ここ5年ぐらいの世の流れを池上先生の講義でおさらい。

知らないと恥をかく世界の大問題 (角川SSC新書)/角川SSコミュニケーションズ
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知らないと恥をかく世界の大問題2 角川SSC新書 (角川SSC新書)/角川マーケティング(角川グループパブリッシング)
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知らないと恥をかく世界の大問題3 角川SSC新書/角川マガジンズ(角川グループパブリッシング)
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知らないと恥をかく世界の大問題4 日本が対峙する大国の思惑 角川SSC新書/角川マガジンズ
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知らないと恥をかく世界の大問題5どうする世界のリーダー?~新たな東西冷戦~ (角川SSC新書)/KADOKAWA/角川マガジンズ
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こうして俯瞰してみるだけでも、5年で随分と世界の様子は変わってる。日本国内だけでみても東日本大震災がありましたし、歴史は常に動いています。


(アナログ世代なので手を動かしながら読む、、)

資源、宗教、民族が交わるところに争いが生まれるという視点にはなるほど納得。米国が向かう先がどこに向かうのか。果たして中国やロシアの覇権争いは。

日本はどうやって生き延びていくのか。国際社会にどう貢献し、キラリと光る立ち位置を得ていくのか。(沈んでいくのか)

せっかく日本をちょっと外から眺められる今の環境だからこそ考えたい。いやがおうにも日本人だなぁと自分を思う機会が多いので。

■ 43冊 (2015年)