「地球のさ迷い方」カテゴリーアーカイブ

ご機嫌な酔っ払いと花束

ベトナム人同僚の結婚披露宴に行って来ました。例によって、「モッ・ハイ・バー(1・2・3)ゾー!」の掛け声と共に、飲むわ、飲むわ。。

今回は体調もよかったせいか、45度のルアモイ(蒸留酒)をショットグラスで10数杯飲んだ割には、

● 泥酔 → 撃沈

することもなく、ご機嫌な千鳥足の酔っ払い、に変化。しかし、このように若干記憶が欠ける時が一番危ない私。一見、他人からは、見た目は酔ってるもののわりと普通に見えちゃったりするのですが、本人は

● 完全自動操縦

になっている場合が多々あり、要注意なのです。

この日、3月8日は「国際婦人の日」。何かにつけて女性に花を贈る(ことを強要される)機会のあるベトナムでも最大級の「義務」が男性に発生する日です。

道端には、にわか花売りが溢れかえり、花を吟味する男達の姿がなんとも微笑ましい光景を作り出しています。

ここは日本男児として、いや、

● 「銀座を歩く千鳥足のお父さん」代表として (ここはハノイですが)

このイベントに応えなくてはいけない、という強い使命感にかられ、バラ24本を中心とする巨大な花束をオーダー。

本日一番の大商いに花売りのお姉さん感激。(バラは高いので普通は1本ずつしか売れない)とっても真剣に大作の花束を作ってくれる田舎娘っ子の姿に胸をうたれ(まあ、酔っ払っているんで)

つい、「これで美味しいものでも食べてくれ」と大枚渡す。(どこの成金オヤジだ?)

外国人向けバーのなじみの24歳女子大生が花束を見てすごく大喜び。とりあえず、日本的酔っ払い冥利に尽きる晩でした。

翌日、財布から100ドル札が一枚減っていたので、遠い記憶で昨晩の会話を探ると、、

「今日は、携帯なんで持ってないの?」
「先週風邪引いて病院行ったんだけど、診察代が払えてなくて携帯をかわりにおいてきたの。。」
「・・・これで診察代払ってきなさい!(100ドル)」

楽しければ、何度でも騙されますよ、僕は!

間違い電話から始まる・・・

只今、「メル友プロジェクト2005 in ハノイ編」が進行しております。ことのおこりは、先週の携帯への一本の着信履歴。

折り返しの電話すると、なーんか、ベトナム語。ベトナム語で自分の名前と、「この携帯に電話しましたよね?」とここからは英語で伝えると・・

●「つぅーー、つぅーーー、つぅーー」(切られた音)

・・・ま、外国人慣れしていない国の人々はこんなもんですわ、と思ってすぐに忘れると。。一通のテキストメッセージが同じ番号から、、

そこにはベトナム語で「誰ですか?」

● それはこっちの台詞です

英語でメッセージを親切にも返すと、「ごめんなさい、番号間違えたみたいです。」(英語)の後に、、「What is your job, age ?」

● 職務質問か ???

まぁ、DVD見てて暇ではあったんで ポチポチと素直に返信することに。。だんだんと知りえた情報を総合すると、、

● 23歳、大学生、女性、ハノイ在住(家族同居)、英語少々

この手の話は、実際に会うまでが一番楽しいのは間違いのないところで、できれば会わないでひっぱるのが王道ですが、好奇心には勝てず、今週末にお茶する事にしました。

100分の5ぐらいの確立で、(ハノイ路上私的調査による)可愛い子が現れる事を期待して・・

● 逝ってきます

追記* お約束の95の方でした。

バイクの波

とうとうやっちゃいました・・ いつかやられると思ってハノイで過ごしてきて5ヶ月目・・・正面から、

● バイクに吹き飛ばされました

毎朝、通勤のためにサービスアパートの前の国道を横断してるのですが、これが、バイクを中心に、バス、車、自転車その他でカオスな訳で・・

そもそも交通道徳が導入されたのも、つい最近と思えるこの街。日本から戻ってきて4日目で、日本モードが抜けてなかった状況が災いしました。

びゅんびゅん追い越しをかけて迫り来る暴走バイクを前にして、つい横断歩行中にカラダが固まってしまいました。(まっすぐ進むとバスが来ていたので、冷静に小さいバイクを選んだともいえます。)

一瞬、アホドライバーと見合ってしまい、思わず同じ方向によけてしまいました。

● 結構、飛びました

しかし、ダメージは、幸いにたいしたこともなく、、ひざの摩擦すりむき&血まみれ、ズボン破れまくり、と右手親指、小指の激しい突き指、程度。

腫れと痛みが強かったんで夕方病院に行き、レントゲンで骨に異常がないのを確認。診察料150ドルが実は一番痛かったかも。

これは労災では!?

犬公方の時代なら死刑

いやはや、人生2回目です。

● 犬食べちゃいました

1度目は1999年の韓国出張の折、そして今回。

日頃から、「食べられないものはない」 を自称し、当地でも日本人には難易度高めと、もっぱら評判の、「チュンビロン(南部ではホビロン)」 と呼ばれる

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● 孵化しかけの鳥さんのゆで卵

も普通に食べることのできる私ですが(むしろ好み)・・・「お犬」様には、やっぱり抵抗があり、今まで3ヶ月のベトナム滞在期間中、対峙を回避してきたのですが・・・とうとうこの日がきてしまいました。

馬主が、桜肉(馬肉)を食べたくないというように、幼少より家では犬を飼っていた一日本人として、心理的抵抗があることは、否めません。

しかし、犬肉を食べるということは、当地のれっきとした「食文化」 であり、文化に敬意を表すために、可愛いから「食べてはいけない」などと言う「捕鯨反対」にも通じる勝手な人間の論理に屈しない為に、

ベトナム人同僚の好奇の視線を一身に浴び、ココロの中でそっと手を合わし、食したその犬肉は・・・・

● 美味

揚げ、炒め、煮込み、腸詰め、なかなかに多彩な料理の数々。豚肉ともまた違う風味の味わい。月の前半に食べると運が逃げる、というものらしく、普通は月の後半に犬肉は食べるものらしいです。

でも、腹も満ちてきた頃に、突然階下より聞こえてきた・・・・

● 「キャイーーン」

という仕込み(断末魔の声)を聞いて・・さすがに箸の動きがフリーズしました。(その後食べられず)

顔色をひとつも変えずにもくもくと食べ続けるベトナム人同僚(社内No.1美女)が、

「え?わたしハノイ娘だから、別に気にならないわよ。」

ベトナム女性のたくましさをまたひとつ実感した、昼ご飯でありました。

ベトナムで闇鍋

よく仲間でやってみようかという話にはなるけど、実際、ガチンコではやったことがなかった・・・

● 「闇鍋」

といえるようなものをとうとう食べちゃいました。

この「闇鍋屋」の場所ですが、ハノイから国道1号線沿いに南下、305キロほど走った山間部。薄暗いオープンエアの席で、同行の荒くれ運ちゃん達が頼んだのが・・

● ぐつぐつと煮込まれた謎の鍋

その不気味さに、しばし無言。・・・・見回せば、みんなそれを食べているので、店の名物なんでしょう。いかんせん、手元までも暗いので、

● 具材不明

どうも主となるのは、ベースとなる鍋にどんどん追加する春菊系の菜っ葉。これはなかなかの美味。

しかし、ベースとなる鍋の中身がよく分からない。まずは魚、、白身のなかなか上品な味。その後、「お頭」が出てきたので、

● ナマズ系 と判明

気味が悪いのが、細長い、裂けたような肉片。微妙に皮に縞模様があるような・・・。しばらく味わった後、蛇ではなく、

● 田ウナギ と想定

そして、ナスのような風貌ながら、ボソボソとした物体。これは分からず、聞いてみると、

●バナナ、と判明

あとは例によって、木の根っこのようなスパイス類やら、その他、ダシがでそうな物体達。・・・このあたりは深く内容を追求するのは止めました。

そして、完食寸前の僕の鉢に最後に飛び込んできたものが、

● 長さ25cmほどの白髪

思わず、老婆がダシとして煮込まれているのではないか?と疑ってしまった「闇鍋屋」の夜でした。