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欠航、欠便、当たり前

今回の八丈島小旅行。土曜日の昼の便でお邪魔して、月曜の朝の便で東京都中心部に戻り私はそのまま出社するプラン。

土曜日は快晴だったのですが、日曜は早々に天気が崩れての荒れ模様。翌月曜も悪天候が想定される流れに。・・・む、飛行機が飛ばないのでは。。

滞在中は八丈島に移住された漫画家さんの一連の著作を読破したのですが(ホテルのルビーに全冊揃ってました)、飛行機の欠航、欠便は日常茶飯事、それが島の暮らしの一部とのこと。

なまじ頭が道産子になっており、雪の季節を避ければOKという刷り込みがありましたが、ちょっと風が吹けば悪天候や霧発生となる常春の島を少々舐めておりました。

(朝ご飯を宿で食べるが、帰れるまだ分からない)

羽田から朝イチ便が飛んでも着陸出来るかどうかは最後までわからないという緊張感。一方で、降りてしまえば、戻りの便は飛ぶそうです。八丈島空港で乗客予定の皆さんと固唾を飲んで着陸を祈る。・・・・降りた!

万が一飛行機がダメな場合のプランBは船10時間という恐ろしい選択肢。悪天候だとどっちも来ない日が多いそうです。

今回は何食わぬ顔で?11時出勤が可能でしたが、出来れば最初からリモートワーク可能なスケジュールとしておく方が、万が一の時も安心です、八丈島。

これが船でしかアクセスできない小笠原諸島や他の島だと、やはり旅の難易度は上がるなぁと再認識。

八丈島で飲んだ島酒が美味かった

だいたい、地元の食材を頂きながら飲むその土地のお酒は美味しいと決まっているんですが(既に自分自身がストーリーの中に身を置いているので)、八丈島で飲んだ島酒がやっぱり美味しかった、というメモです。

え・・八丈島だけでこんなに種類あるの?とまずメニューで驚きました。人口は確か7〜8千人だったはずですが。島酒が焼酎なのは、米が貴重品だったからでしょうか。

なんでも1800年代半ばの江戸時代に薩摩から流刑となった商人が焼酎づくりを伝えたそうです。さつまいもの栽培が当時から島では盛んだったことに目をつけたそうです。

確か、八丈島より南にある青ヶ島の「あおちゅう」は過去に飲んだ記憶がありますね。八丈島産の焼酎はどうだったろうか・・

(10種類近く飲みました)

頼りになる妻がいるのでワンオーダーで6種類の利き酒セットからスタート。芋と麦、そして芋と麦のブレンド、なんだか九州の焼酎達とは印象が違います。(後で調べると九州の焼酎づくりでは米麹が一般的なところを、伊豆諸島では麦麹を使うのだとか)

あまり芋臭くなく飲みやすく、さりとてしっかりとコクがあり食中酒として力を発揮しそう。テイスティングの中で気に入った芋麦ブレンドの黒潮を翌日に自宅土産として購入しました。

締めの島寿司も独特な味わい。見た目通りにヅケなんですが、唐辛子醤油に漬けて、ワサビの代わりにカラシが使われているというのが独自性あります。伊豆諸島に限らず、東京都の各諸島に郷土料理として根付いているそうです。

くさや体験〜くさいからくさや

初めての八丈島小旅行二泊三日の最初の晩ごはん。地元の郷土料理が食べれそうな居酒屋を予約してお邪魔しました。

食べログアプリで簡単に予約が取れてPaypayで精算なんですから、やはり東京都なのだな、、と変なところで感心。ホスピタリティ高くて、とても感じの良いお店でした。

島の周りで取れる新鮮な魚達の刺身をあれこれと頂き、島名産の明日葉や椎茸の天麩羅をいただき、やっぱり焼き物は伊豆諸島が誇るあの干物であろう・・とオーダー。

ムロアジのくさや登場。只事ではない臭気が漂います。

魚醤に似た独特の発酵液につけた後に天日干しして作るのだとか。伊豆諸島の中でも水が豊富な八丈島では干す前によく水で洗うので、他の島のものに比べるとあまり臭くない・・という説明を聞きながら、これでも?と思いました。漬ける魚はムロアジやトビウオ、シイラなど色々あるようです。

自分は以前食べたことありますが、娘達は初体験でキャーキャー大騒ぎ。ただ、臭いと言う割には味は良いので食べる分には問題なし。発酵食品特有の旨味が焼酎とよく合います。

新島あたりでは魚全般を「ヨ」と呼び、臭い+魚が=「クサヨ」が転じて「クサヤ」になったとWikiに書いてありましたが、単純に臭いからクサヤ説もあり得そうだな、と。

世界最高峰の臭さと言われる北欧のシュールストレミングにはまだ挑戦したことはありませんが、二番手と言われる韓国のガンギエイの切り身のホンオフェの臭さはこんなものではなかったので(→韓国のホンオフェという伝統料理)、まだまだ。

ただ、食後も胃の中からくさやの匂いが戻ってくるようで、、積極的には食べないかも。。

八丈島フリージアまつり2022

ダーツの旅レベルで偶然に行き先を決めて、初めて訪れたタイミングで八丈島フリージアまつりに遭遇。(すみません、全く狙ってませんでした。。)

八丈富士をバックに咲き誇るフリージア。

約100年前から観賞用の花として商業栽培目的に島に持ち込まれたフリージアは今も島内だけで35万株が春に咲いているそうです。本イベントも第56回と1967年から始まった伝統ある観光イベント。(→公式HP

空港からタクシーでまっすぐメイン会場を訪問し、早速のひとり20本まで無料という摘み取り体験を。

(島太鼓を鑑賞)

(自宅で咲くようにまだ蕾のものを)

(親切な島の奥様達が丁寧に梱包してくれました)

すっかり到着直後から美しい景色を楽しんだのですが、ホテルに向かう道すがら、別会場で行われている花の絨毯づくりフリージアインフィオラータにも顔を出してみました。

(個人的には15分と言わず、2時間ぐらい参加したかった)

自然の中で咲く様子から、少し捻ったアートまで、とっても満足なフリージアまつり体験でした。

フリージアの原種は南アフリカのケープ地方、それが宗主国となったオランダで品種改良が行われ今では150以上の園芸品種が存在するような。確かに様々な色が咲き誇っていました。

直感的に気に入った黄色と白色を自分は摘み取ってきたのですが、それぞれの花言葉を後で確認すると、黄色が無邪気で、白色があどけなさ。ないものねだりか。

そうだ、八丈島に行こう〜ANAにキュン!

週末に家族で八丈島までお出かけ。東京都内だけど小旅行。

きっかけはANAのキャンペーン。毎月29日は、ANAにキュン!というキャンペーンをされており、2月28日&3月1日は通常よりもぐっと少ないマイル数で4月にお得に旅行出来るキャンペーンをHPで見つけたので即断即決。(4人で2万3千マイル!)

さて、特典航空券の予約枠が空いている地方便を見ながら、どこに行こうか・・と目に止まったのが八丈島。船だけじゃなくて、飛行機も飛んでいるんだ!と。それも、羽田からわずか55分の短時間フライト。

という訳でウィズコロナ2022の初家族小旅行先は八丈島に。例によってホテルだけは直ぐに予約して、あとは大体出たとこ勝負。(その後、晩御飯は予約)

せっかくANAのスーパーフライヤーズ会員で妻にも家族ゴールドカードを発行しており4人で国内線ラウンジを使いたいですし。(ビール代にしては結構お高い年会費)

(柱コラボ機体を発見)

という訳で、八丈島小旅行レポートを幾つかお届けします。

おじゃりやれ!常夏の八丈島。