二つのアメリカンドリーム〜フィラデルフィア

週末の前入りだったので、翌日曜は少し遅めに起き出した後、近所を散策し水などを調達。その日のフィラデルフィア観光作戦をコーヒーを飲みながら練りました。

結局、昼はご当地名物のチーズステーキを食べた後に数ある博物館・美術館の中から、アメリカ革命記念館を選択。

(入場料は大人21ドル)

追加料金を払ってのオーディオツアーを勧められましたが、今回は自力でやってみることにしました。さて、アメリカの建国の歴史を独習タイム。

ちょうど合衆国建国の父の一人、アレクサンダー・ハミルトンの特集展示が一階に。ミュージカルのハミルトンが未だに人気が衰えないので我が家では注目の歴史上の偉人。

日本語と英語のWikiを活用しながら、展示の説明だけではわからない部分を補足しつつ、うろ覚えなアメリカ建国史への彼の関わりを学びました。

しかし、明治維新で活躍したご歴々もそうですが、こうした時代が大きく動く時に名前を残した方達は軍人からはじまり、政治家であり外交官であり、思想家で政治学者・・と一人何役もこなしておりますよね。ハミルトンも凄い。

不遇な晩年を迎え、決闘のすえに亡くなるというドラマチックな人生ながら、落ちぶれた貧乏貴族の私生児として生まれたという出自を考えると、その才覚を持って見事に歴史の舞台に躍り出た勇姿はアメリカンドリームの原点と言えるのではと。

その後、上の階の常設展示やショートムービー、ワシントンのテントなどをじっくりと眺め、外の独立記念館や公園へ。

続いて市内北西の大通りまでウーバーで移動して散歩開始。目的はこの先に建つ美術館。

各国の国旗がはためく中で、日本国旗は・・ひっかかっとる。。なんとか引っ掛かりを外したいと思ったのですが、旗に向かって石を投げるわけにもいかないしな。

お、目的地が見えてきました、こんな感じだったっけ。記憶もおぼろげなので久しぶりに観返さないと、あの名作・・・

そう、こちら、ロッキー・バルボア氏の銅像、ニックネームはイタリアの種馬。建国200周年を祝う世界ヘビー級タイトルマッチの対戦相手として抜擢された無名の三流ボクサー(当時)。

世界各地の観光客と一緒に駆け上ってきましたあの階段。

これも間違いなくアメリカンドリーム。(ロッキーにとっても、ロッキー役の主演・脚本のシルベスター・スタローンにも・・)

どちらももはや歴史の中の出来事だなと思いつつ、フィラデルフィアで米国を感じた一瞬でした。それにしても、博物館やロッキーの聖地を一緒に見に行こうと誘ったのですが、若手からは軽く却下。時代が違うということか。

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