三浦しおんさんの最新作「ののはな通信」読了。装丁が可愛いそうで意外と本屋で実物は買えなかったかもしれませんがKindleだと簡単に1クリック。
オススメしたい気持ちがあるので、内容の紹介は出来る限りネタバレなしでいこうと公式紹介文の引用に留めます。
(公式紹介文、ここから)
横浜で、ミッション系のお嬢様学校に通う、野々原茜(のの)
(ここまで)
物語は二人の往復書簡の形式を取るので(途中でメールが使われたりもしますが最後はいつ届くか分からない手紙に戻ります)、まずは読者は完全に覗き見気分。自分、女子高生の手紙なんて人生で読む機会なかったので、それだけでかなりの非日常体験。
その後、二人がそれぞれの人生を経ながら経験し、お互いに振り返って告白する内容が、日々の日常生活の装いをまぶしながらも驚く展開なので、(結構長い・・)と思いつつ最後まで世界感に引き込まれました。
マイペースと揶揄されがちな私ですが、時には、人って違うよね、どうしてそんなことを考えるのだろうか、なんて人並みに人との付き合いについて悩むこともたまにはあったりします。人と分かりあうこと、その難しさも含めて考えさせられました。
しかし、はなのその後が気になってしょうがない。
三浦しおんさん、パトロール継続です。