久しぶりの1週間まるまるNY出張(できれば国内出張で家を開けるのは連続3泊4日程度までにしたいのですが、叶わず・・)。
日曜入りながら、最近の悪天候続き、上司・先輩からの不意の懇親指令に備えていたのですが、結果的にポカリと空いた日曜の晩。ホテルに荷物を置いてすぐさまダッシュしたのがブロードウェイの安売りチケットオフィス。
時間に余裕があれば目当てのシアターを直接襲撃して安いチケット(当日キャンセルとか余りとか)を狙うのですが、時間が無いときはここで良しとしています。(割引率は正規価格の40〜50%)
日曜日は大部分のシアターが定休なので候補はわずか。ブロードウェイで未観劇なのはCatsかChicagoかSchool of Rock、はたまたBeautifulか。CatsとBeautifulと共に天秤にかけましたが、本日の観劇はSchool of Rockで!
客引きのおっさんのアドバイスで、楽しみたいならこれだよ!というのに素直に従いました。2003年公開の映画は面白かったな・・という記憶はありますが、ミュージカルはどうかしら?
席はオーケストラながら一番後ろ、音響のすぐそば。Yちゃんなら絶対取らないだろうな、という席。でもラストミニッツだからいいか。40%引きの70ドル弱でした。
あらすじ的には、売れないロック大好き男デューイが家賃を払うために同居している友人の名前を語って名門私立学校に臨時教師として潜り込んで、子供達と一緒にバンドバトルに殴り込みをかけるという・・いかにもな王道ストーリー。
オープニングでオペラ座の怪人で有名な巨匠アンドリュー・ロイド・ウェーバーの言葉で、子供達の演奏はリアルだから楽しんで・・的なアナウンスが流れて会場が盛り上がります。
音楽の才能に溢れる子供達が沢山出てきて単純に楽しい・・!という点に加えて、校長先生が実は美しい女子・・というロマンス要素も意外にあって、スカッと楽しめる快作に仕上がっています。トニー賞は取れなかったかもしれないけど、これはありじゃないかなー。。(2016年のトニー賞を獲ったのはHamilton、券が高すぎて当分いけない気がします・・)
ロックには格別の思い入れはない自分でも楽しめる楽曲、子供達の超絶演奏っぷり、そしてRosalieが美しかった・・ということでオススメです。単純に面白い・・という点ではKinkey Bootsに次ぐかも。
Rosalie役のMs. Jenn GambateseはWickedの国内ツアーのグリンダ役を過去に演じたこともあるとガイドで知って、国内ツアーはやはりブロードウェイ・デビューの登竜門なんだろうな、との理解を深めました。
図らずも観劇(感激)チャージの機会に感謝です。