「地球のさ迷い方」カテゴリーアーカイブ

トランク1つだけで浪漫飛行

こたびのロンドンから中国への移住、もとい移駐。

東京からロンドンに飛んだ際は直行便でバシッと真っすぐ飛びましたので、日系エアラインの赴任パッケージ特典も最大限利用して手荷物沢山で飛んだのですが、今回は乗り換え2回を挟むこともあり、ビジネスクラスの規定荷物3個で。そして小さいコロコロとリュック。実際はこれが一人で運べる限界ですね。

雨のヒースロー空港から片道切符の渡航はスタート。3つの枠の中で、スーツケース大2つに、ゴルフバッグを。到着した週末から早速使っていく相棒です。娯楽の少ない世界のネットワーキングにはゴルフはまだまだ有用な手段。(私が別に上手くなくても)

乗り換え時にエアラインが変わることもあり、ちゃんと預け荷物をロストせず最終目的地にたどり着けるかは少しばかり不安だったので、機内荷物にも出社初日セットを入れてのフライト。

幸いに、無事一緒に目的地まで到着してくれました。

トランク1つだけで・・とはいきませんが、この荷物だけで当座の生活はやりくりしなくてはいけません。おまけにスーツケース大の一つにはお土産しか入ってませんので実質は一つ分の衣類で。(フォートナム&メイソンのお茶とクッキーを大量にばら撒き)

中年の単身生活、仕事着が中心であれば、スーツケース一つでなんとかなるのも実態。(つまり私服は殆どいらない)

52カ国目はアイルランド

人生52カ国目はアイルランド。

前回のデンマーク、前々回のポーランドに続いて、20代の終わりに欧州で2年過ごした際に逃した一国。英国のすぐお隣ですから足を運ばにゃ、損損!

ロンドンから1時間ちょっとのフライトで首都ダブリンに到着。空港から市内までは高速バスで快適に移動。今回の旅のために事前に計画したのは、パブでのアイリッシュダンス体験とギネス本社工場の見学。あとの時間は出たとこ勝負。

まずは腹ごなしの食事と、本場のギネス!

■ 海外100カ国訪問プロジェクト・・52カ国目。海外滞在は累計でちょうど10年ほど。

20代・・香港、マカオ、韓国、ニュージーランド、米国、オーストリア、ボスニア、クロアチア、インドネシア、ヨルダン(のべで3ヶ月超)、イラク、ドイツ(デュッセルドルフに丸2年駐在)、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、フランス、スペイン、ジブラルタル、スイス、フィンランド、英国、チェコ、ハンガリー、イタリア、バチカン、ギリシャ。

30代・・ベトナム(約10ヶ月の滞在)、タイ、ラオス、カンボジア、中国、メキシコ、ロシア、台湾、カナダ、フィリピン、グアム、マレーシア、シンガポール、トルコ、オーストラリア、UAE。(2014年4月〜米国テキサス州ヒューストンに丸5年駐在)

40代・・スリナム、バハマ、ノルウェー、パナマ、ホンジュラス、インド、モロッコ、ポーランド。
(2024年4月〜英国ロンドンに1年半駐在)

50代・・デンマーク、アイルランド←今回追加

*初上陸順。1996年返還前に訪問した香港とマカオを中国とは別に数えています。英領ジブルラルタルと米領グアムも国ではないですが地域としてカウント。

小さな村の物語モンティエーリ編

ローマ空港でレンタカーして、高速から山道を走ること約4時間。たどり着いたのがトスカーナ州はモンティエーリという小さな村、人口は約1,200人・・のさらに郊外。

そう、私の母が訪ねたかった小さな村、第321回の舞台です。

遠かった・・・。

村の中心部はなかなか栄えているように見えましたが、100メートルも行かないうちに終わる。そして再び山道。

目指す宿が見えてきました・・、ここだ!

し、渋い。さすが13世紀の修道院を改修したというだけあります。噂のオーナーが早速ウェルカムしてくれました。こちらも、自分はロンドンからだが、母は遠く日本から、あなたの出演していたドキュメンタリー番組がきっかけでここまで参りましたと伝える・・オーナー大興奮。

4室しかない小さなホテル。1部屋でいいかと予約しましたが、まさかの中年の兄弟二人でダブルベッドで寝ることに。まぁ、これも今回の旅の思い出です。

初日の夕食は近くの村のオーナーのおすすめの店、地元の方しかいかないであろう店のテラス席を予約して頂きそちらへ。二日目の夕食はオーナーの息子さんが自ら腕をふるい、自分の農園で育てた野菜達の地味溢れる料理を堪能しました。朝食も素敵だったなぁ。

本当に朝に収穫したばかりの果物達の新鮮なこと。地元のサラミやチーズ、焼きたてのフォカッチャや栗の粉を使ったスイートの素朴な味わい@トスカーナ。

日中は近場の村の大聖堂や史跡をめぐり、夜は田舎ならではの満点の星空を見上げた二日間。なんともゆったりと贅沢な時間。

ちょっとお茶目なオーナー氏。

先祖代々、500年以上所有しているという栗農園を見学させてもらったり、昔ながらの手法で製粉をしている栗小屋を見せてもらったり、まさにドキュメンタリー番組の世界に飛び込んだ感じ。

栗の木と栗小屋。農園というか、ほぼ栗林。

ここに辿り着くまでは大変だったなぁ、、とは思い返しつつも、やり切って良かったと思えた瞬間でした。母には他にも訪ねたい小さな村がイタリアには山ほどあったようなので、それこそ元気でいれば、また一緒に来ても良い訳ですし。

今回は2泊でしたが、もう1泊ぐらいしても良かったなぁ。居心地の良い空間でしたし、毎食が美味しかったのはイタリア・トスカーナの小さな村ならでは、か。

母の夢の実現に便乗し、息子二人もすっかり小さな村を堪能。

Youは何しにイタリアへ?

先月、母と弟の三人でイタリアに行ってきました。私の暮らすロンドン起点での小旅行。(→70代後半の母がロンドン上陸

年齢的にも欧州まで足を運ぶ機会はもう今後ないかもしれませんので、どこか行きたいところある?と問うと、母親の棺桶リストから登場したのが、こちら。

・・こちらに行きたいと!?

LINEのスクショで示されたのはテレビ番組の画像。どうやらこちらはトスカーナ州の小さな村モンティエーリ(のさらに郊外)

この展開・・あらかじめ想定はしておりました。母が以前よりご贔屓にしていたBS日テレのドキュメンタリー番組「小さな村の物語イタリア」、この番組の舞台となるような小さな村を訪れたい、人々の暮らしを感じてみたい、というのが長年の夢と聞いておりましたので。

そして、録画を保存しているようなお気に入り回の中から出てきたのが、こちら。

イタリア中部トスカーナに静かに佇む村の郊外で栗農園と宿泊施設を営んでいる男性。彼はかつてフィレンツェの大手保険会社に勤務していたが、37歳の時に生き方を見つめ直し、村に戻ってきたそうな。(→第321回モンティエーリ/トスカーナ州

いいですね、ストーリーのある旅。ローマ空港に降り立った時に、Youは何しにイタリアへ?みたいな番組取材があったら語れる感じです。(そんな番組、イタリアにないか。。)

アグリツーリズモというファームステイのようなことをやっているというので必死で検索して探しました。13世紀の修道院を改修したというのと、オーナーの名前がキーワードとなり、Booking.comのコメントから手繰り寄せました。

もう一つ行きたいというレストラン、こちらは電話しても英語が通じず、予約が出来たのかどうかわからないままの見切り発車。

言うは易し、横山やすし。さて、果たして無事に目的のイタリアの小さな村には辿り着けるのか。ということで、続く。

エイ・エヌ・エーと呼ぶ〜やっぱりANAが好き

私のメインのエアラインキャリアーといえばANA。スーパーフライヤーズ会員の資格を固定化するためにゴールドカードに課金しています。

このANA、自分の中では以前からアナと呼んできた、雪の女王なんですが、エイ・エヌ・エーで現在は読み方として統一されている模様ですので、忠誠心を発揮するならば、ちゃんとエイ・エヌ・エーと呼ぶべきかと。

社名としては、引き続き全日本空輸株式会社というお堅い名前があり、この英訳としてALL NIPPON AIRWAYSがあるのですが、なんと言っても混乱させるのが便名の頭にある二桁コード。これが、NHだから超ややこしい。

祖業となった社名が日本ヘリコプター輸送だから、その時代に取ったコードがNHなんでしょうが、なんとかならんのか。。(航空系に詳しくない方への小ネタとしては使えますけども)

まとめると、やっぱりANAが好き。

この1年あまりBAの奴隷として献身的に仕えてみて、1年弱でブロンズとなって約半年。あまりBAからの見返りはないよな〜と。それに比べてANAのあれこれ心強いこと。

しいて一つ挙げるならば、UnitedやBAと違ってANAマイルには有効期限があるので、ここは一定気をつける必要があるかなーというぐらいです。

この1年ちょっと、ANAは英国への渡航時に利用したぐらいで、日々の中ではフライトマイルではなく、日本で発行したANAクレジットカード利用時のショッピングマイルを得るぐらい。

ざっと確認すると約400万円ほどカードを使って(ポンド生活費枯渇のため)、ANAで36,000マイルを獲得してました。次の目標としておいた25万マイルはまだまだ先です。(→新たな目標はANAで25万マイル

■ ANAマイル   107,000マイル
■ Unitedマイル  149,000マイル