最近は妻もすっかり土鍋料理が板についてきました。
ある日は牡蠣と白菜の鍋。
ある日は豚バラと大根の鍋。
セリの緑が良いアクセント。
豚肉以上に大根が鍋の味を吸って美味しくなります。外は寒いけど家の中は鍋の熱気でポカポカ、ココロもほっこり。夜の炭水化物は出来るだけ避ける決まりなので、〆の雑炊は禁止で。それさえ守れれば、翌日体重が増える事の無い最強メニュー。
それが土鍋料理。
昨年末のデビュー以来、我が家ではヘビーローテーションなベア1号氏。 いわゆる伊賀ご出身の土鍋様です。(ほぼ日で売っています)
使い込むほどに膨張と収縮を繰り返しヒビがはいり、火に慣れ、使いやすくなるという土鍋。でも、使い方を誤ると割れてしまう恐れもあるというから緊張します。
今日は初めて土鍋での炒め物に挑戦。(特別な釉薬が使われている耐熱性の高さがあればこそ)食材にゆっくりじんわり火が通るから驚くほどお肉も野菜もジューシー。
■ No.001 手羽中のねぎ焼き (新年だからカウンターをゼロに戻してみました)
レシピの見本をみるともっと醤油とみりんで色をつけるみたいでしたが、結構なお味。鶏の脂をネギとエリンギがしっかりすって、最後は蒸し焼きで仕上げてます。
最後は残った脂汁にご飯と辛子高菜を投入して、幸せな〆ご飯。夜の炭水化物は控えるんじゃなかったっけ?というご指摘はごもっともですが、魅力に抗せず。
これは、お客様が来たときはうちの土鍋で一品が定番になりそう。和洋中問わず、活躍してくれそうで楽しみ!
祝日ですが家族でちょっと早起きして千葉県佐倉市へ。O先輩にお誘い頂き今年の新米を楽しむ会に参加してきました。
こちらの青菅という集落では、専業で農業を営まれているのはもう1軒だけ。今回お世話になったMさんはアイガモ有機米や減農薬栽培など色々取り組まれているそうです。(らいすぼうい、という会社組織でお米の販売も行われています)
お米を炊くのにつかうのは新潟地方でよく使われているという糠釜という籾殻を燃料とするこの釜。これで二升のお米を炊き上げるなんてワクワクですね。
お米が炊き上がるまでは、日本酒を片手に飲みつつ日本の農業の未来を語り合う旦那達。奥様達は豚汁を台所で協力して作っており、子供達はあちこち駆け回って遊んでます。
おぉぉ、このおこげがたまりません。もち米も3升をせいろで蒸し揚げて、こちらは餅つき。
炊き立ての白米に、皆で持ち寄った御飯のお供。地元の野菜たっぷりの豚汁に、色々なお餅、そして勿論お酒もいっぱい。
本日強制連行された妻や娘達。こうやって休日に付き合ってくれるのも今のうちだけでしょうか。
それにしても、白米2升、もち米3升、そしてO先輩手配の日本酒4升!(神亀の純米にごり酒)たっぷりと日本のお米を堪能した一日となりました。MAIが成長したら、是非、田植え・稲狩り体験もさせたいものです。
しかし、農村の風景を守れ=TPP絶対反対の思考停止はよく理解できません。日本の農業のてこ入れは、TPPとは関係なくいずれにせよ必要なのは間違いありませんし、補助金漬けになって競争力を失った旧態然の農家に突然再生をお願いしても難しいでしょう。
農業ビジネスの新規参入や休耕地活用を促すような大胆な制度改革の実行を期待します。