「米国で美味しかったもの」カテゴリーアーカイブ

NYでも大衆居酒屋〜居酒屋ケンカ

居酒屋好きです。それも大衆的なところが。

NYではミッドタウンのRIKIにお世話になることが多いのですが、先々週のNY出張ではイーストビレッジにある居酒屋ケンカに初潜入。店構えを見たときから気になっていたんですよね・・。

なぜなら・・このインパクト!

(ここはどこ!?本当にマンハッタン・・!?)

予約が取れずに直接向かったのですが、それもそのはず。入店待ちの列。ウェイティングリストに名前を記入する際に他のお客さんが言っておりましたが、数グループ待ちならば・・空いてる方でラッキーなのだとか。大人気店のようです。

(昭和のテイスト、これはもはやアート)

本日のおすすめメニューの表示を眺めながらワクワク入店。

(色々コメントし難いぐらい凄い。。。)

店内はオーソドックスな大衆居酒屋スタイル。壁一面に貼られたメニューは何故か日本語と値段は円表示のみ。日本人以外にはアートですね。そして店内が満席なのに・・・我々以外は日本人ゼロの衝撃。

(デラックス刺身盛り合わせ・・凄いボリューム)

一部に奇をてらったメニューはあるものの、ラインナップは極めて穏当な昭和系居酒屋のフルメニュー。特にご飯ものの充実が嬉しい。

(もつ煮込みが普通に美味しくて感涙)

(おでんがいい味。。。器も素敵)

(まぐろの新鮮なすき身がまさかの5ドル)

そう、このケンカ、値段設定も本当に大衆的なんです。ビール生ジョッキがまさかの1.5ドル。そして料理がどれも普通に美味しくて感激。こりゃ流行る訳だわ・・・

(・・店内は色々おかしいけど。全てネタでしょう。)

内装のジャポニズムなサブカルチャーアートも愉快ですが、さらに心をくすぐったのが店内にガンガン流れるBGM。高らかに君が代や軍艦マーチが流れたと思えば、ドラえもんや戦艦ヤマトが脇をかため、果ては進軍ラッパ・・・。長渕剛や泳げたいやきくんまで幅広いラインナップ。ラジオ体操がかかったときは思わず実演しかけました。これがジャパンの体操クオリティだ!と・・

お客さんは世界各地から集まる観光客からNYっ子まで様々で店内の様子に大興奮。しかし、たまたま日本人の姿なし。スタッフの皆さんはオール日本人のようなので普段の様子を日本語で伺うと、やはり日本人グループの数は少なめなのだとか。

(こういうのとか、子連れには困るが)

仲良くさせて頂いているIさんと2人でお伺いし、お会計はまさかの100ドル。かなりあれこれ興味本位で頼んでの結果ですから通常はもっとリーズナブルに収まりそうです。

なぜか小さなカップと砂糖のようなものが会計時に渡されます。お店の入り口の外にあるマシンで綿あめを作って帰れるという粋な趣向。

(綿あめを手にして喜ぶ40代)

最初はドキドキしながらの入店でしたが、奇抜な内装にも慣れてくればアート。スタッフの皆さんの雰囲気もよく、帰りがけにカウンター奥の皆様に「ご馳走様でした、美味しかったです!」と御礼を伝えると気持ちの良い反応でした。

今度は日本出張未経験な米人同僚を引き連れ訪店し、日本を誤解させようか。TVには映ってないけど、実はどこの店もこんな感じなんだよね・・・・と嘘情報を。

なお、右翼や昭和の暴走族を笑い飛ばすぐらいはいいとしても、ちょっと先の世界大戦や特攻隊なんかも含めるとどうかな・・とは思います。ま、そこはあまり真剣にならずに、ということで。(真面目な方はこの店まで足を運ばないとは思いますが・・)

NYでステーキ〜Sparks Steak House

肉の話題が続きますが、基本は魚介好きです。サンアントニオに続いては先週のニューヨーク・マンハッタンでのステーキ記録。

(約2年ぶりのSparks Steak House)

本日のゲストの希望でミッドタウンの人気の老舗ステーキハウスSparksに。昨年がなんと50周年。ニューヨークマフィアも昔は通っていたとか。

ドライエイジングビーフが売りなのは他のニューヨークの有名ステーキハウスと一緒ですが、一番人気はプライムサーロインステーキ。ご当地的にはニューヨーク・ストリップ。

(どっさり)

(大きなラムチョップも美味)

(一応、付け合せのサイドも少々)

(そういえばシュリンプやオイスターも1つずつ最初に)

少食が基本の日本人グループですので、とにかくシェア、シェア、シェア・・が基本ですが、隣のテーブルとか観察していると祖父母、親子の3世代が各人で大きな塊のサーロインを食べていたりするので、流石アメリカだわ・・と感心したりします。

個人的にはリブアイ or フィレ、時々ラムチョップ派ですので、いまひとつサーロインとは相性が悪い気がします。あるいは焼き加減が今ひとつだったかも。

舌が肥えてきたのか、本人が肥えてきたのか。

・・訪問済みマンハッタンのステーキハウス私的ランキングを以下の通り更新。・・高名なウォルフギャングにもいずれいってみないと。

<マンハッタンのステーキ屋・私的ランキング>

1位 ベンジャミン
2位 ピータールーガー本店
3位 キーンズ
4位 ピータールーガー支店
5位 キャピタルグリル
6位 ストリップハウス
7位 スパークス     ←今回ココ

 

サンアントニオでステーキ〜Little Rhein

2週間ほど前にテキサス州サンアントニオ出張時に食べたステーキの記録を残すのを忘れてました。(そろそろステーキのまとめ記事も作っていかないと)

少々画像が暗くて分かりづらいですが、アメリカのヴェニスと誰かが呼んでいるらしい観光都市サンアントニオ。リバー・ウォーク(川沿いの遊歩道)がとても爽やか。

そんなリバーウォークを眺める絶景の立地にあるステーキハウスがLittle Rhein Steak House。こういう一店舗しかないようなステーキハウス大好きです。(→公式HP

(なんとキューカンバーマティーニ)

韓国のソジュにキュウリが入った飲み方を思い出しました。キュウリの青臭い香りが意外とマッチするのは同じ。

やっぱり唯一の地元テキサス州からのエントリーとしては気合を見せるために、リブアイ・ボーンイン(骨つきリブアイ)22オンスの一択かな、と。(注:22オンス=623グラム)

骨を抜くと・・500グラムぐらいでしょうか。既に3年弱のテキサス生活により感覚がおかしくなっております。

不思議ですね、ペロリといけました。人間、何事も慣れなんだなと感じます。慣れなくても良いことはあるなとも思いつつ。

肝心のお味の方ですが、ヒューストンでのステーキの3トップと僕が勝手に認定している、Papas Steakhouse、Brenners、Taste of Texas、そしてこれに続きそうなDel Frisco’s、Capital Grilleなどの有名チェーンには少々及ばないかな、という感じです。

ただし屋外で水辺で夕涼みを楽しめるこの季節は格別。そこは加点ありですね。

(最後にアラモ砦を眺めてこの日は就寝)

米国ガルフ食景

先週はアラバマ州、ミシシッピ州、ルイジアナ州、テキサス州の米国南部ガルフ諸州をあちこちと行脚。

これまでのNY周辺での食景シリーズでは正確に米国の食の姿を伝えられないと思ってのガルフ編更新。

■ →マンハッタン食景
■ →NY和食景
■ →NY州食景

アラバマで食べたレンズ豆のスープとピタパン。発祥は地中海方面、ギリシャとかレバノンあたりのテイスト。このペタッとしたパンの食感好きです。中身がマトンのグリルというのも好み。

ニューオリンズでは定番の生牡蠣とチャコールグリルされた燒き牡蠣。バター、チーズ、パセリがトッピングされます。日本人的には素で焼いて醤油とかポン酢でも食べてみたいところ。

朝食は普通にバーガーとかだったりします。朝から胸焼けするゼィ。(ポテトは残しました)こちらのWhataburgerはテキサス州発祥のバーガーチェーン。南部を中心に700店舗ぐらいを展開している地元民のお気に入り店です。

ラストは外で食べたメキシカン国境グリル。お手製のサルサとワカモレのディップ(アボカド)がしっかり辛いながらとても良い味。これはテキサスに暮らす間に自分の手でも作れるようになりたいかも。

数日程度なら全く無問題。でも1週間は・・さすがにしんどいんですよね、連続の洋食。

アメリカンなSUSHIのおすすめロールは?

出張先のアラバマ州モービルの夕食。既に20時過ぎですが何か食べないと眠れないので一人で街へ。こんな時はいつもYelpでのレストラン検索が強い味方。

ただし、レビューやスコアはあまり当てになりません。よりリーズナブルな店が高い評価になりがちです。味でいくならOpen Tableの方が信用できるという話もありますが、いずれにせよ、ここは米国ですので・・(自粛)

■ CHUCK’S FISH (→公式HP

まだレビューが3件しかない新しいSUSHIの店が出てきたので、今夜はなんちゃって日本食探検隊のつもりで足を向けることに。

驚いたことに入り口の外まで喧騒が伝わってくるぐらいの大賑わい、火曜の夜なのに。。

予約はなかったものの二階のSUSHIカウンターの前に陣取ることが出来ました。良かった。それにしてもモービルでこれだけ新装開店のSUSHI屋が繁盛しているとは嬉しい限り。

カウンターの奥ではアジア系のおばちゃんが一心不乱に寿司を巻いてます。(not 握る)さてさてまずは枝豆と地元の生ビールで心を落ち着けながらメニュー構成の研究から・・

想像通り基本は巻物専門で、あとは刺身か握りですが選べるネタはわずかに3種類!マグロ、ハマチ、サーモンのみ。でも確かにこの3種類が米国の地方の流通の中では鉄板かもしれません。

見る限り、クオリティは悪くなさそう。

さて、以上をふまえてのベストアンサーとなる巻物は何でしょう・・・米国生活3年目の私が出したアンサーはこちら。

レインボーロールと鉄火巻き。

レインボーロールは店によるかもしれませんが、きゅうりと海苔が内側に入った裏巻きで、表はマグロ、サーモン、ハマチが使われていました。(アボカドを使う店もあるかも)そして鉄火巻きはシンプルにマグロ赤みを細巻きにしたもの。予想通り。

ネタが良いのならスパイシーマヨネーズや揚げ物と一緒ではなく食べたいもの。(あれはあれで美味しいのですが)

カリフォルニアからはじまり、アラスカにアマゾン、スパイダーにドラゴンと、地域から生き物まで何でもありのSUSHI ROLLS。なかにはTNTという名前で激辛だったりも。

いましばらくは、寿司屋ならぬSUSHIとのおつきあいが続きそうです。