「オススメ本、漫画、映画」カテゴリーアーカイブ

隠蔽捜査〜おすすめ警察小説

この1週間ほど突然どハマりしています、今野敏さんの隠蔽捜査。

相場英雄さんの著作を幾つか読んで、また警察小説を久しぶりに読んでみようか、未読で面白そうな作品は・・と検索して手を伸ばしたが大御所の今野敏さん。(5年前に幾つか読んだ時は、横山秀夫さんや佐々木譲さんらを読み漁ったけど、今野敏さんには手を伸ばしておらず。ニアミス・・)

今野敏さんが描く警察小説の代表的シリーズが安積班と隠蔽捜査の二つ。警察官僚である竜崎伸也が活躍するという設定が面白そうだな、、と隠蔽捜査を。

その結果、1週間で長編6冊、スピンオフ短編集2冊を読了し、あぁ、竜崎が活躍する既刊もあと2冊しか残っていないのか、、と読み終える前から喪失感を覚えているのが今。

原理原則を大事に、自らの信念に従い、全く周囲に忖度しない竜崎の姿に、惚れ惚れとしています。自分は間違いないく伊丹のように誰かを演じ忖度を繰り返す俗人ですが(彼もキャリアの一員ですから組織の中でとても偉いのですが。。)、竜崎のようにありたい・・それだけの矜恃を持って仕事に臨みたいもの。。

既刊を読み尽くしたら、長らく自分の中で警察小説トップの位置に君臨してきた新宿鮫とのランキング交代要否を検討します。

謎の雑誌ハルメク

マーケティングのターゲットの事例で出てきたシニア向け雑誌サライとハルメク。サライは聞いたことがあったけど、ハルメク?

ちょっと調べてみると50歳以上の通販好きの女性層をターゲットに置いて、なんと30万部以上の売り上げを誇るそうな、知らなかった。それも書店を通さずの直販モデル一択。(収益率高そう)

何だか面白そう・・と、次回実家に帰省した際には母にも勧めてみようと思っていたところ、、

家にありました(笑)
聞けば10数年近く購読しているとか。全く気付かなかった。

スマホの使い方特集なんかは付箋貼って熟読させたいぐらい親世代向けの良記事。

最新9月号の特集は「元気なうちに始める 頑張らない終活」。あとは夏野菜を美味しく食べようとか、折り紙の愉しみとか、健康体操のようなものだったり。しっかりターゲット層の興味をひきそうな記事多数。

出版不況が長らく続く中でも、しっかりとターゲットを定めニーズに応える誌面作りが出来ればこうして立派に市場が作れるのだと考えさせられます。

9月号のきくち体操、お尻にはあなたの生き方が表れます。というコピーがダンサー的には非常に気になります。

実家で読みたい雑誌が出来ました。

最強の不動産の教科書〜正直不動産

この2ヶ月ほどで40冊余りの不動産関連本を読みましたが、結局、最初の教科書として手に取るべきだと思ったのがコチラ。

漫画かよ、、という話ですが、この作品を読み込めば相当な情報量だと思います。

しっかりと内部者に取材が出来ているからなのでしょうが、不動産取引に関わるあれこれの罠や闇を見事に抉っていて爽快です。

不動産取引って人生の中でも向き合う頻度が少ない場合が多いので、どうしても当事者間の情報偏差によって有利不利が生まれる状況が生じやすいと思いますが、こうして少しでも情報武装が出来ていれば大違いだと思います。

なんといっても、不動産の世界は嘘をついている人だらけ、いや少し割り引いても、一方的な説明に終始して正直じゃない人が多いのは間違いないだろうと思うからです。

ということで、不動産に興味がある人は勿論、ビジネスパーソン、そして不動産を借りたり、買ったりする全ての方に向けて、「正直不動産」必読本です!

ウォーキング・デッド4〜海外ドラマ視聴メモ

辛いものを食べて美味しいと感じるのは自傷行為だそうですが、このドラマを鑑賞するのも似たような気が。

感情移入が難しかったシーズン3に比べると、シーズン4はずっと楽しめた気がします。それにしても本当に怖いのはウォーカーよりも人間という恐怖。

徹底的な非日常の中でチラリと訪れる貴重な日常。そのかけがえのない日常も一瞬で散っていくことが繰り返す訳なんですが、皆の人生の続きが気になります。

このドラマからの卒業は亡くなることでしか訪れないのですが、いずれ人は死ぬということから自由になれないというメッセージを繰り返し伝えているのかもしれません。

それにしても、なんて終着駅!(この終わり方でシーズン5を観ないとかあり得ませんね。。まさにFOXの思う壺。)

WOWOW録画がメモリーを圧迫していましたが、Amazon Primeでシーズン9まで観れることが分かりPCモニター視聴に移行。お茶の間で観るとすこぶる評判悪いので。

■ 海外ドラマ視聴メモ(2020年)・・51話
ウォーキング・デッド シーズン1〜4

シルバースプーンからのハガレン

我が家にステイホームと時を同じくして導入されたのが、、漫画習慣。いや、自分じゃなくて妻や娘が。

自分はもともと年間200冊の小説やビジネス書を読む裏で、年間400冊の漫画を濫読する男でしたが、それもこれもTSUTAYAのレンタル漫画が生活の近くにあれば、の条件付き。

海外生活中は時折漫画をkindleで読んでましたが、帰国後はそんな習慣も小休止でした。それがここに来てまさかの再起動。

きっかけは妻が幾つかの漫画の全巻セットをメルカリで買ってみたところから。これに長女が乗ってくる形に。漫画とはいえ、長女からすればそれなりの量の活字なので温かく横目で見守っていたところ・・・

「銀の匙」読み終わったので、同じ作者の他の漫画読みたーい。じゃあ、この「鋼の錬金術師」ってのを。。。

そうか、既に完結した作品から探すとなると、こんな順番の出会い方もあり得るのか。。。銀の匙に出会ったのも、酪農とか農業高校が舞台なら動物好きの娘が喜ぶんじゃないかと思ってと妻。

名作から名作をまさかの順番で。

こんな形でハガレン一気に読み返すことになるとは贅沢の極致。連載中に少しずつ読む昔も楽しかったですが、今や待ち切れません。最初から定評のある作品、それも完結作品を浴びるように読んじゃうのって楽しい。

そして全27巻(一部新品含む)が3,300円プラス着払い1,000円ポッキリとは等価交換の基本原則からも外れているけど、錬金術的に大丈夫か・・と心配しちゃうレベル。