「オススメ本、漫画、映画」カテゴリーアーカイブ

ウォーキング・デッド〜海外ドラマ視聴メモ

この3月、夜の時間が空いたので娘達が寝静まった夜にWOWOW録画で見始めたのが人気作ウォーキング・デッド。えぇ、今頃ですが。

最初は非日常な世界で進行する展開についていけなかったものの(食事中にも観れないし、娘の前でも観れないし)、結局これは限界の環境下に晒されたグループを観察する人間ドラマなんだと魅力を感じ始めてから一気にドラマの世界に没入。

シーズン2の最終話を丁度見終わり、続くシーズン3と4が4月にWOWOWで放映予定なのを確認して続きが楽しみな状態です。

英語音声、日本語字幕で観てしまいましたが、英語学習的には英語音声、英語字幕がいいですよね。そういえば海外ドラマを観ることを英語学習としてこれまで正当化していたっけ。(あまり効率がよくない学習法)

(以下、軽くネタバレ含みます)

それにしても、実は皆、既に感染していた・・という点については時節柄ムムムと唸ってしまいました。冷静になりづらい社会状況だからこそ、心を落ち着けて生き延びよう。

■ 海外ドラマ視聴メモ(2020年)・・19話
・ウォーキング・デッド シーズン1〜2

 

まさかのちょんまげ〜ガールズx戦士シリーズ

観始めて3年目が終わろうとしていますガールズx戦士シリーズ。

アイドル・・魔法・・ときて、現在はひみつ、ひみつx戦士 ファントミラージュです。プリキュア一強に立ち向かおうとしてる女児向け特撮ドラマ。

(公式HPから拝借)

流石に中年のおっさんが口にするにはあまりに不気味な日曜朝の習慣なので、職場では完全に「ひみつ」として会話に挟むことはありません。DVDボックスを買うこともありませんが、ちょっと気になっているのは秘密です。

今年5月に初めての映画化されると聞いて、これは娘連れて応援鑑賞だな・・と覚悟したのですが、宣伝CMを観ていてぶったまげ。

なぜ・・ちょんまげ。

これには脱毛、いや脱帽です。想像の斜め上を攻めてきますね、三池監督。

そして、Girls2ステージも観に行きたい。これは過去の二作品と現在の作品のメンバー有志が集まるアイドルユニット。こうして以前のメンバーの成長を見守れるのは娘の父親にも響く仕掛け。

いや、よく考えられているな、、と感心しつつ関心。

中年視点で Shall we ダンス?

10数年ぶりに名作Shall we ダンス?を鑑賞。娘達に観せたかったのですが、結果、自分が真剣に観てしまいました。

映画が公開されたのは1996年1月ですから、自分が大学生でまさに現役の社交ダンサーの頃。社交ダンス界の一人として公開を心待ちにしていたことを思い出します。

その後も何度か鑑賞しましたが、最後に観たのは2000年代半ばか。それから10数年たっての今回。(周防監督の新作カツベン公開記念の再放送)

自分が40代の杉山さんの思いや設定やに完全に共感していることに気がつきました。昔は持てなかった中年視点。

美しくてちょっぴり怖い妻と可愛い娘達に恵まれ、念願の家は手に入れてないけど仕事や家庭に大きな不満もなく、でも・・という感じで自分の設定に置き換えながら作品世界に没入。

この20年ちょっとで日本の社会も随分変わった気がします、当然、夫婦の在り方も。ただ、昭和と令和の差・・というだけではなく。

久しぶりに幸せというものを考えてみました。家族皆で幸せになろう。あと、久しぶりに踊りたくなった。

十二国記シリーズ

今更ですが、小野不由美さんの十二国記シリーズ。

以前から、良い!という噂は本読みとしては聞いていたものの、手に取る機会がなかったこの十二国記シリーズ(小野不由美さんの他の著作も)。

昨年末に18年ぶりのシリーズ新作長編が刊行・・と大々的に本屋で売り出していたので、いっちょ年明けの一発目に読み出すか・・と手に取り、完全に蓬莱に戻って来れなくなりました。

新潮文庫の完全版の既刊11冊を大人買い、年明けに1冊目を読んだところから、貪るように次から次へ・・と新作「白銀の墟 玄の月」に辿り着きました。

おそらくわずか半月の間に、序章である「魔性の子」から始まり「黄昏の岸 暁の天」までを初読で一気に読むような贅沢を味わっている読者はそうはいないでしょうから(普通は次作を待ち焦がれながらジッと待つはず)・・ただただ幸せに浸っております。

例えるならば今から初めてキングダムを1巻から読みだすような感じ。いや連載に間が空いたという意味ではハンターハンターか。

キングダムと違うのは、物語は時系列ではなく、同じ世界を舞台にしながらも、様々な時代と国、登場人物が語られており、それらが複雑に折り重なってゾクゾクするような重厚な盛り上がりを見せてくること。

最近巷に溢れている安易な異世界転生モノを楽しんでいる若人達には特に本作に手を伸ばして欲しい。全く別次元の読後感がそこにありますゆえ。

ということで若人ではありませんが、あと4冊ほどどっぷりとあちらの世界に沈ませて頂きます。いや、ホントお勧めです!

ノーサイドゲーム

妻に引きずられて観始めたノーサイドゲームにどハマり。

(串カツ田中とコラボ企画も)

それにしてもビジネスの仕立てとしても興味深かったのがこちらのお膳立て。TBS日曜劇場に池井戸潤さんの書き下ろし小説を持ってくる妙手。

熱い物語の裏に熱い作り手の息吹が感じられて、ラグビーにはさして詳しく無いもののすっかり持って行かれて、なんだか自然にラグビーW杯に誘導された気がします。(TBSは直接放映に絡んでいないのに)

池井戸さんの原作もしっかり読んで万全の体制。(ドラマの方が本より完成度が上な気が)そしてドラマを超えたリアルな試合が並んだW杯。ドラマ以上にドラマな展開に興奮の連続。

果たしてラグビー協会とトップリーグは変わるのか、変われるのか。今から注目です。