「地球のさ迷い方」カテゴリーアーカイブ

マンサフ

唐突に、そして猛烈にシチューが食べたくなったので作ってみました。ごくごく普通の、家の夕食に出てきそうなシチュー。(ルーは北海道クリームシチュー♪)

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■ File No. 012 ありふれたシチュー

玉ねぎ、人参、じゃがいもに豚肉、あとはシーフードミックスも混入して煮込むだけ。そこに大航海時代だったら死刑ものの量で黒コショウをたっぷりとかけて頂く幸せ。

シチューは8皿分も出来上がってしまった為、カレー並みの3食ヘビーローテーション。初めて!炊いたご飯にかけて食べてみたところ、これもオツ。(なぜ今まで試さなかったのか?)

ホワイトソースに肉、そしてライスの味が合わさったときに不意に思い出したのが、

ヨルダンの郷土料理・・マンサフ 大笑い

結婚式などのおもてなし料理で、羊肉をヨーグルトソースでこってり煮込んでライスにかける感じ。あっつあつで羊臭プンプン、そこを正式には素手で頂く訳です。

僕は大好物でしたが、発酵系の味が苦手な人も沢山いるだろうなぁという代物。食べたのは遥か昔の2001年1月あたり。

ヨルダン~イラクにのべ100日以上出張していた入社3~4年目の中近東ビジネス時代。仕事も刺激的でしたが、たまのオフで死海に浮いたりぺトラ遺跡にいったり面白かったなぁ。

当時の写真をデジカメで撮って、ちょっとイメージ画像として記録。光が入り込んでしまって画質はイマイチですが。

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ぺトラ遺跡って、本当に目の前に衝撃的な現れ方をするんですよ。まさに気分はインディージョーンズ最後の聖戦。

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崖というか砂自体が赤っぽいです。それにしても、どこでも立ち方がダンサー風。

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出張中はアゴヒゲを生やしていました。さもないと港湾とかで、労働者の皆様にお尻さわられたりで大変だったので。。

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この景色、またいつか見に行きたいものです。今の生活からは遥か遠い世界ですが・・シチューを食べて、思わずヨルダンまでトリップ(おかしな薬は混入されておりません)

元祖商社マン

マレーシア~シンガポール~長崎・佐賀と駆け抜けてきた旅もとうとう最終日。

帰京前に来年の大河を見据えて観光して参りました。

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亀山社中 スマイル

長崎で坂本龍馬によって結成された貿易結社、のちの海援隊の前身です。

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日本最初の株式会社、カンパニーとして商事活動を行うとした集団ということは、

龍馬は最初の商社マンだったとも言えるのではないかと。

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維新の時代に、わずか33歳で命を落とすまでにあれだけの足跡を残した龍馬。

彼が思う存分ビジネスをやっていたら、どれだけのことを為し得たかと。

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(・・ダンサーはポーズをとると、ちょっと前バランスですね)

のんべんだらりと歳だけを重ねる訳にはいかないなぁ・・

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そんなことを、長崎ちゃんぽんを食べつつ思い、

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トロットロッに煮込まれた角煮(トンポウロウ)を饅頭で挟み込み、

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大口をあけてかぶりつく奥様を激写しながら思ったのでした。

龍馬伝が始まるまえに、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を一度再読しようっと。

何度も何度も読んでますが。

 

玄界灘に立つ

はじける白波、目の前に広がるは玄界灘。

世界有数の漁場として名高い玄界灘は呼子港に早朝から仁王立ちし、34歳・・・思いっきり吐きました。

おぼろげな記憶をたどれば前夜、後輩ヒデと酒の強い長崎っ娘Mイコとわずか3人で、壱岐ゴールド(麦焼酎22度)を4本空けてしまい、朝から要介護状態。

昨晩のゴールドな宴の中で、土曜は佐賀の呼子を攻める事を決定。熊本在住の後輩Nッチ一家を召喚。1年ぶりにNッチに会った自分は涙目(吐いた直後)。

号泣 酒弱くてスミマセン・・ (前夜、夜行便で寝てなかったからかしら)

こちら呼子の名物は、イカの生き造り。

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まるで宝石のように透き通った、このイカ。 (昨晩のイカよりもさらに凄い!)

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もうゲソとか、動きまくって、吸盤ふっつきまくって、口の中で凄い事に。

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さらにうに丼にイカしゅうまい、刺身の残りはイカ天ぷらに。長崎から120キロ走った甲斐が。(ヒデが運転している横で完全に寝てただけですが)

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後輩Nッチ一家勢ぞろいで会うのは、それこそ昨年6月の某料亭での宴以来。2年前に熊本出張時に会った際は、まだこの息子はいなかったんだよなぁとしみじみ。

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良い家族っぷりに、なんだか安心しました。なにしろ奥さんのNオコがしっかりしてますからね、旦那のNッチも良い面構えになってきたし。

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昨晩一緒に飲んでいたMイコもガイド役で普通に一緒にいるのが長崎マジックでしょうか。 ヒデと飲んだのは昨晩が2回目だそうですが(笑)

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嬉野温泉の露天風呂で男3人語り合う至福の時。次回は熊本の温泉旅館に集合とかでも良いかなぁ。

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そうそう、ゼリーのタラミって、多良見という地名だってご存知でしたか!? 旅に出ると色々な知識が増えるものです。

夜は夜で、長崎市内のヒデお勧めの穴場店にて再び宴。

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玄界灘の炙りサバも絶品でしたが、こちらのお店のスペシャリテはコチラ。 こんな形でお店で食べたのは初めてです。

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モツ・・・魚のモツですよ! ぽっ

数が少ない希少な逸品ですが、勿論おかわりしちゃいました。(ウマすぎ) 本当に新鮮で、仕入れと下処理に自信がないとメニューには出せませんよね。

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今宵の美味しい魚介とお酒をご一緒頂くのは、勿論素敵な長崎女性達。 ピアノの先生とパン作りの先生のお二人と落ち着いた楽しい一時を過ごさせて頂きました。

もう至れり尽くせりデス 大笑い

今回、入念に週末プランを立てて待ち構えてくれた後輩ヒデには大感謝。長崎でも良き友人に恵まれているようで安心しました。

マーライオン王国

世界3大がっかり観光名所として高名なマーライオン像を探しにいくと・・

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あ、あれか・・・ちっさい・・・と思ったら、その後ろの彼でした。

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結構、格好いいじゃないか。。少なくとも故郷の時計台より上な気がします。

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この旅行唯一の自分写真をセルフでパチリ。おひとりさま4日目ですが、まだまだ元気。

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リトル・インディアにて人気だというフィッシュヘッドカレーを賞味。このお頭さんはスナッパーだそうです。

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綺麗に骨を外して食べたらインド人のおじさんにほめられました。サフランライスと付け合わせのナスのカレー、キャベツのカレーも美味しかった。

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ヒンズー教の寺院って、とってもにぎやか。神様達のエピソードもとっても人間臭い感じがしますし。

この旅ではマレーシアもシンガポールも複数の宗教と民族が寄り集まる多民族国家なのを実感。それこそ、日本人の自分が道を歩いていても全く違和感がないという事実。

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(日本を誇る美女達が地下鉄駅の広告に・・ちょっと嬉しい)

マレーシアでもシンガポールでも地元っぽい人や観光客に道を聞かれましたし、切符のリファンドの仕方で悩んでいた日本人母娘にやり方を教えてあげたら、

ぽっ 「センキュー」 と返される始末・・

(日本語を話すシンガポール人だと思ったのかしら)

アセアン10の中で、タイともインドネシアともフィリピンともベトナムとも違うこの2国。このタイミングで駆け足でも訪問出来て良かったです。

マイルを活用できたので、この4日間の一人旅のコストは7万円。好きなだけ飲み食いしたことを考えるとまずまず割安かなぁ。

勿論、百聞は一見に如かずの経験こそがプライスレス。次の休みはどこにいこうかしら。(その前に仕事に行け)

人生39カ国目はシンガポール

クアラルンプールから飛行機でわずか1時間。やってきましたよ、人生39カ国目となるシンガポール。

頭の中のナレーションはなぜか「あいのり」風。もちろんこれは地球一周無期限の旅でもなく、恋愛観察バラエティでもない、単なる男一人小旅行ですけど。

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さすがです、TDL並にゴミ一つなく磨き上げられた空港直結の駅。試しにゴミを落として逮捕されたり罰金刑になるかなんて実験、勿論しませんよ、うん。

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観光客に溢れる美しく磨き上げられたリー帝国に感嘆しながら、為政者が優秀であればの前提で、共和制よりも帝政の利点をあげた銀英伝を思い返す。

この規模の国を同族支配の世襲制にして、言論の自由まで実質的に規制しちゃうのは凄い。ここからの世代交代、国家発展の行く末も注目です。(その前に自分の国が・・ですが)

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などと、シンガポール駐在経験のある後輩カステラ君推薦のお店で舌鼓を打ちつつもの思ふ。2,000円弱する超高級なチキンライス、絶品です。

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39階から広がる街並には、大統領府も見えます。それにしても超高層ビルだらけの大都会、人口密度は確か世界2位。(第1位はモナコ公国) 市内でF1をやろうという発想もそのあたりからでしょうか。

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ハーバーの夜景を楽しみながら、生のタイガービールを久しぶりに堪能。ジョッキがきよた並に凍っているのに感心。

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そして、今回のタビイチ出ましたチリクラブ ぺろり

タイのプーパッポンカリーをこよなく愛する僕には鉄板の逸品です。カニの濃厚な味がチリソースと混然一体となって、まさに魅惑の味。ご飯とも合います。材料は時価というだけあってお会計は約5,000円でしたが大満足。

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本日のコテコテ観光男の〆はやはり定番のラッフルズ。白亜のコロニアル建築が美しい全室スイートの最高級ホテルです。

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こちらはカステラ君から、値段高い&サービス悪いと非推薦だったことを承知での来店。 シンガポールスリング発祥のロング・バーで一杯。

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殆ど全ての客がシンガポールスリングを頼んでおり、バーテンが10杯ぐらいずつ製造中。そのようなカクテルが美味しいはずがありません。

さらに、床には落花生のカラがアセアン的にばらまかれており謎空間。でも定番を自らの経験で押さえることは大事、これぞ百聞は一見に如かずです。

但し、シンガポールスリングの名誉の為に、今度銀座のらんぷで頼んでみよう。素敵だったはずのBARを観光地にしたのは、やっぱり観光客なのですから。

さて、これからマーライオンと札幌の時計台のどっちが凄いか確認してきます。