今回の旅(新婚旅行)、正真正銘、彼女と初めての旅行であり海外。お互いの本質がどっぷり見える朝から晩まで一緒の9日間。
確かに、お互いのことがよくわかりました。
(食いしん坊の旅)
旅先での共通の関心事といえば、とにかく食べること。旅行本を丹念に読み返しては、名物料理を食べ残してはいないか、何から優先しようかと協議。
本場のケバブは勿論、ガラタ橋のサバパンや、庶民料理のキョフテなど出会い沢山。さすがに後半は肉続きだったので少し魚介や米が恋しくはなってはきましたけど。
食べ物に好き嫌いの無い彼女が見つかってよかった、よかった。・・・でも、、太るよね、僕達。(質量保存の法則)
イスタンブール旧市街を形成する歴史的建造物は世界遺産(文化遺産)。宿から徒歩3分の距離にあるのが有名なブルーモスクとアヤソフィア。
朝日を浴びる姿から、夕暮れに映える姿まで、3日間美しい姿を堪能しました。
(朝のブルーモスク)
(夕暮れのアヤソフィア)
アヤソフィアは東ローマ帝国時代のキリスト教の大聖堂、ビザンティン建築の最高傑作。 オスマン帝国時代には第一級のモスクとして利用され、現在は博物館。
巨大なドームを内部から見上げ、往時をしのばせるモザイク画の威容に息を飲む。東大寺の大仏殿と大仏も凄いけど、それより200年も前にこんな凄い建築物を作るなんて。。(どちらも補修・再建を繰り返しながらの歴史とは思いますが)
文化遺産の登録基準である一番目の条件。
■ 人類の創造的才能を表現する傑作
まさに、まさに、まさに。しょっちゅう戦争したり、間違いを犯したりもしますが、凄いですね人間は。
(そんなことを旦那がもの思っているとはつゆ知らずの彼女)
旧市街のグランバザールは世界最大規模といわれる屋内市場。約5,000軒とも言われる無数の小さな店がひしめき合い、迷宮を形成しています。
所詮は観光客相手の土産物の集合体なんですが、彼女には是非実地体験してもらいたくて。バザールでお買いもの☆ (またの名を中近東的値段交渉)
定価でモノを買うことになれた彼女には、相対の交渉で値段が決まることは新鮮なはず。お互いが差し出すモノの価値が等価となる瞬間が落としどころ。
「ほっぺにキスしてくれたら、あと10リラ下げまーす!」
(それが彼にとっては10リラ=600円の価値・・・妻のほっぺちゅーも安い?)
頑張って友人達にお土産を買い集めて、一生懸命値引き交渉を頑張った彼女。最後にトルコ訪問の記念にピアスを僕からプレゼント。
じっくりお茶飲みながらの値引き交渉でようやく・・ダン(DONE)
実に、330リラ(2万円)→ 180リラ(1万円)までプライスダウン。(60分間の攻防) いやぁ、最後は僕までバザールのお買い物を満喫しました。 こちらのお店、るるぶで紹介されて日本人観光客で一財産を築いたそうで。。
こんな額が店内にかかっておりました。土地柄、カミサマを名乗る勇気はありませんが。。
とうとう40カ国目・・35歳が踏めしめてきましたよ。
■ トルコ!
(30歳をこえてから訪れたのは14カ国目、いいペースです)
すこし肌寒かったドイツ~オーストリアですが、青空と照りつける太陽が嬉しいトルコ。南に来たなぁと実感。
海! (有名なボスファラス海峡をのぞむガラタ橋)
大聖堂!(と妻)
いかにも世界中の観光客達がたむろする宿屋街に拠点を構えて、これから3泊。丸2日間で首都イスタンブールを駆け足で満喫してやろうという作戦、腕が鳴ります。
彼女はというと、到着早々、空港で白タクに若干ふっかけられていきなり不安顔。チェックインした宿のイケメンマネージャーが僕達に親切に説明してくれます。
「いいですか、沢山のトルコ人が親しげに、ハローマイフレンドと声をかけてきてあなた達をお店に案内したり、旅行を手配してコミッションをとろうとしてきますが、絶対に信用してはいけません。」
「そうなんですか。。」(神妙に話を聞く妻)
「ところで、夜にベリーダンスを観に行きたいんだけど?」
「マイフレンド! 私に任せなさい!」(お前もか!)
ドイツ(ミュンヘン)から行ってきました、塩の砦。
またの名を、ザルツブルグ。
ミュンヘンから特急で2時間弱のお隣の国、オーストリア。
ザルツは「塩」、ブルグは「砦」の意味。
モーツァルトの生誕の地として有名で、音楽を愛する人達にとっては聖地だとか。
アマデウス君のお家。
でも、僕の最大の目的は・・こちらの巡礼。。
サウンドオブミュージック。
幼少のころより既に10数回は見ている大好きな映画の舞台がここ。半日かけてロケ地をめぐるツアーに参加。
「ア~イアム 35! ゴーインオン 36!」
映画でお馴染の光景におおはしゃぎな私達。
バスの中は同じ映画が好きな欧米人だらけなので、皆でドレミの歌などを合唱。なんだか子供の遠足みたいな盛り上がり。
(バスガイドさんもマリアのような民族衣装、大分お歳は召してますが)
夜は、街を見下ろす高台にあるホーエンザルツブルグの城内で開かれたコンサートへ。音楽祭の期間は特に街中で色々なコンサートが開催されてます。
きっと昔は王侯貴族しか入れなかったような素敵な空間でクラシックに身を委ねる贅沢。うぅん、モーツァルト様の調べですなぁ。そして定番の”アイネ・クライネ・ナハトムジーク”。。
「・・・マリオか。」
(やはり、平民の生まれということで。。ちなみに妻は初代マリオを知らず。。)
よく飲み、よく食べ、よく読む、中年男子のライフログ〜人生の達人を目指してます。2024年4月〜ロンドン在住。