「一万冊プロジェクト」カテゴリーアーカイブ

11月の読書ログ

11月は割と雑多な感じのラインナップ。もともと濫読を志向してますのでこれでいいのです。(→一万冊プロジェクト

きました百田節。徹底的にデイブレイクこと朝日新聞をディスっており愉快です。ご自身を投影したと思われるハンドレッドもさっくりラストで食われてますので決して自分も安全地帯にいるとは思われてないことは健全かなと。

貯金兄弟や猿の部長が面白かったのでデビュー作である本書も。荒削りですが、ボチボチ。(→貯金兄弟が今のところ一番面白かったです、自分の興味がある分野だからか

さすが国税局の本職の方が筆をとると迫力あります。国民皆でしっかり納税したいと思いますが、使い方がなぁ・・とも。

結構響いたので、慌てて妻が100歳まで生きるシナリオで貯金推移を占ってみました。すると・・・(→米国生活の家計簿〜貯まる生活

世の中には色々な仕事があるなぁとしみじみ。

ごはんものエッセイ三連発を読みながら、我が家の食生活に思いを馳せる。

ダーリンは70歳(漫画)を読んでから、おもむろにこちらの反論?を。これまた仲のよろしいことで・・・としみじみ。

階級的組織で働いている人にはまさにホラー。でも確かに!とうなずくことしきりの古典です。

日経新聞の下段に広告が出ている終わった人。期待通りの終わった感とちょっとラストに希望。しかし、終わったとはいえかなり成功したサラリーマン人生だったと言えますね、羅漢さん。(この方向にはなりたくないものの)

全然違うようでいて、どこか似ているお二人の対談。でも誰もがお二人のような一歩を踏み出せるものなのか?との疑問しきり。(結果は全て自己責任)

米国に滞在するうちに上達したいものはなんでしょう。ゴルフ・・あとは語学を一つ、そしてテニス(未経験者)。語学は来年あたりからスペイン語をとうとうやってみようかと。さもないと、やるやる詐欺になるので。

パリに興味がないからフランス語はまぁいいかなと。

読書家だったんですね。

女子向けの小説をついつい覗き読んでしまいドキドキする感じ。

日本に帰国したら、財形貯蓄でただ寝ている現金を投信に振り向けるつもりです。やっぱりポートフォリオだけ真剣に決めて、積立自動設定ですね。短期の勝ち負けは無視。

・・・そうかなぁ。でも、やっぱりそうなのかなぁ・・(我が腹を眺めつつ)

2016年も残りわずか1ヶ月を切りました。今年は年間200冊、読めるかな? 残るは19冊。

■ 181冊(2016年)

10月の読書ログ

前月に引き続き、歴史物万歳な流れが続いています。(→9月の読書ログ

浅田先生の新撰組三部録の完結編である一刀斎夢録を読んだ上でのさかのぼり。(壬生義士伝は10年ぶりぐらいに再読)



こうして読み返してみると、壬生義士伝でも語り部の一人として登場する三番隊隊長である斎藤一に、彼の視点からもう一度新撰組とは何だったのかを語らせたいと思うのは必然ですね。 もうこれは3作品で一つの物語だと思います。

続いて、和田竜先生の大ベストセラー。

 

 

前月に、のぼうの城と小太郎の左腕を読了済みなので俄かではないですね。しかし、景よりも眞鍋七五三兵衛の存在感が凄い。すんなり映像が脳内でイメージできるのは脚本家ならではの筆力でしょうか。読み漏れている第三作の忍びの国を読まないと。


福井先生の作品も再読中。

 

小説としての完成度は期待しすぎてはいけませんが着想が面白く他の作品群も手を取ってみたいと思われる良作。(→貯金兄弟)まずはデビュー作の会計天国から順にいってみますか。

 

 

〜いけない系を2作。どっちも好きです、内容的にはなぞりづらいながら。

 

 

共通点はドラえもんという不思議(Sukoshi Fushigi..)。我が家でも、安易にひみつ道具とドラえもんに頼っているように見えるのび太は妻子から批判の対象ですが本当にそうなのかなぁと物語の裏を考えるきっかけにもなりました。

 

明治の人々の熱量の凄まじさとは一体なんなのだろうかと考えさせられます。官民共に凄い勢いです。

 

鈴木パパとは違うなぁ、色々。。。

 

米国に住んでいるだけにちょっと力が入って読んでしまったノンフィクションの良作。NYには、こんな感じでなんとなくやってきてしまい、気がつけば大変な世界に巻き込まれてしまう日本人もいるのかなぁと考えさせられました。(確率はやはり低いでしょうが)彼氏がロシアンマフィアのドラッグディーラーと知った瞬間に縁を切って欲しいとは正直思いますが。。。

なんとか10月は目標の20冊。このペースで残り2ヶ月!

■ 161冊(2016年)

9月の読書ログ

気がつけば2016年も残り3ヶ月。月初のルーティンである前月の読書ログを粛々と更新です。(→一万冊プロジェクト

今月は江戸の太平の世から少し離れてその前後、江戸幕府開設の前の時代と、明治維新の時代ものを少し。

 

初の和田竜先生作品読み。話題のベストセラー(2014年本屋大賞)の村上海賊の娘に手を出す前の露払い的に。読んだのは1作目と3作目。うーん、大好きな感じです。特に合戦のシーンは花の慶次の活字版的で燃えます。次は村上海賊の娘だ(4作目)。

 

 

 

大御所である浅田先生の新撰組三部作の完結編という一刀斎夢録を手に。なぜ人斬りと言われた新撰組三番隊隊長斎藤一は明治の世まで生き永らえたのか。独自の新撰組物語解釈が心に響きます。いやー、読書って素晴らしい。

数ある浅田作品の中でも壬生義士伝をTOP5入りで数えている自分としては、遅ればせながら三部作の二作目である輪違屋糸里を直ぐにでも読まなくては・・・(10月に!)

戦国、江戸、そして明治維新につながる幕末、これらの時代を行き来する贅沢を堪能しました。

 

次に読み始めるべき佐伯先生のシリーズも並行して物色中。この古着屋総兵衛が定評あるシリーズのようですが、これかなぁ、どうかなぁ。

まだ居眠り磐音51冊の余韻さめやらぬ感じで、佐伯先生の世界に戻るのも早い気がしますので、時代ものでも他の作品を経由してからかなぁという感じも。

 

まったくもって、いやはや、いやはや。シーナ先生の粋な生き方は自分の人生観を考えるうえでも参考になります。

 

もはや巨匠の安定感、池井戸先生。既に俺たちバブル組の半沢直樹を読んでいるのか、下町ロケットを読んでいるのか分からないぐらいなんですが、今回も老舗の足袋メーカーがランニングシューズ開発に乗り出してやってくれます。

ドラマ化されて人気作となること間違いなしの高レベルなエンターテイメント作品。

 

 

さらさらと濫読。定番の巨匠作品を読みつつも一定のリソース(冊数)は新規開拓に向けることを継続するのはビジネスとも似ております。

 

継続追いかけ中の坂木先生作品。今回もかなりのレベルで楽しませて頂いたのですがKindleで既刊作品を全て買い漁ろうかどうかは少々悩む。(図書館で読める既刊作品は全て読んでしまったので)

 

 

福井先生の作品を再読するプロジェクトをスタート。自衛隊の存在や日米安保についてあらためて考える良い時期かとも思い。

9月は14冊。

10月の読む本として6冊は既に決まっています。(浅田新撰組三部作の残り、村上海賊の娘、そして亡国のイージス)どれも上下巻の大部なので読破には相応の時間かかりますが、冊数をこなすために読書しているわけではないのでじっくり参りたいと思います。

残り3ヶ月を平均20冊。果たして2016年200冊越えは出来るかな?

■ 141冊(2016年)

8月の読書ログ

8月の読書ログを更新。(ゆっくり着実に→一万冊プロジェクト

今月はちょっとペース後退気味です。単身期間が終わったことを自分の中で理由にしてしまいがちです・・。。

居眠り磐音終了後にあんのじょう磐音ロス中ですが、ちょっとだけ佐伯作品を味見もしてみました。

 

 

これが噂の佐伯先生の初時代劇作品。この作品が増刷されなかったらひょっとすると筆を折って人気作家は生まれていなかったかもしれない・・と思うと感慨深い。

そしてこの作品内に完全に居眠り磐音の原型が存在しています。きっと他の作品にも様々な要素でこの作品の中の要素が散らばっているんだろうな。

 

 

密命は16年間をかけて26巻で完結したそうです。剣豪小説であり家族小説であるとの佐伯先生の自己評ですが、はたしてこの先どのような展開を迎えるのか、、、と思いつつ、一旦2巻で止めます。まだ磐音の余韻を楽しむことで十分との気持ちも。

 

 

 

 

 

ふと目にして懐かしくてKindleで買ってしまいましたアダルトウルフガイシリーズ。読んだのは中学から高校生ぐらいかなぁ、、25年ぐらい前。それにしても今でも色褪せない部分が多いというのはやはり名作の証。

 

 

 

海外で頑張る日本人、パリ編。この著者の川内さんご自身がパリの国連機関で働いていた方。どうしてノンフィクション作家に転身したのかはご自身を書いた著者「パリの国連で夢を食う」を読めば分るのかな。

そして大世界史。歴史とかって読むそばからどんどん忘れていくので、繰り返し繰り返しインプットしながらも、少しずつ全体感というか、大局観というか、ひっかかる部分を増やしていくような読み方があっている気がします。

 

 

これ好きだなぁ、初読みジェーンスー様。自称「未婚のプロ」であり「生粋の日本人」。

 

 

8月の〆は巨匠奥田先生。抜群の安定感。モデルとなった財政破綻した北海道の街とは夕張のことだから、道産子としては自分の人生のアナザーストーリーを読むかのごとく引き込まれてしまいました。読書の幸せを噛み締める一冊、特に最後の話がいいわ、うん。

さて、残り4ヶ月で74冊ということは、単純計算で19冊か。12月はクルーズもあるので、9〜11月は20冊以上の進行が目標です。

■ 126冊(2016年)

7月の読書ログ

7月の読書ログを淡々と更新。

本を読むように体重を減らすことが出来れば、あるいは本を読むように勉強が出来れば、、と思います。

7月は涙、涙で約3ヶ月をかけた磐音祭りが終焉に。出張先のマンハッタンで最終51巻を読みきりました。

 

 

 

まったくもって祝着至極にござりまするなぁ。。

 

 

最終巻まで読んでから、磐音が歩いた江戸の街並みや各藩の位置関係、磐音が暮らした金兵衛長屋や尚武館道場の見取り図などがまとめらてるムック本を読み込む。はい、完全にファンですね。

磐音の実家である坂崎家は豊後関前藩の中家老の家で630石ですが、これは現代の年収に換算すると1,500万円ぐらいだそうです。なんか少ない気もしますが、家賃や税金を払う必要がないので、現代よりもずっと裕福な生まれであったのは間違いないそうです。そんな感じのトリビアが満載。

江戸の世界に行きっぱなしではお江戸馬鹿になってしまいますので、それ以外の世界の様子も一応眺めております。

 

これは完全にホラー。社会から家族も恋愛もセックスも何もかも消えていくとどんな世界が生まれるのか。2016年の芥川賞作家。

中国って、自分の想像力を超えて存在していると時々思います。

カツマ先生、まずは部屋汚くしすぎでしょ。。。

他の百田作品のクォリティに比すれば少々凡庸。

もう数冊ほど読みたかったのですが、実は30冊ほどkindleで漫画を読んでしまいましたので時間をそちらに取られてしまいました。てへっ。(まだ独身の頃、TSUTAYAで貸し漫画にはまり年間400冊は漫画を読んでました。。ビジネス書・小説の年間200冊と同時並行にて・・)

■ 116冊(2016年)