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2018年1月の読書ログ

2018年最初の読書ログ公開です。しかし、あまり脈絡のない読みっぷりが確かに濫読だと自分でも思います。


2018年初読みは以前Kさんに勧めて頂き即購入してから読みだすまでに半年ほど経過したこちらから。

中国の歴史小説って、自分もいつかどっぷりはまりそうなイメージがあります。これまでも北方謙三さんの水滸伝やその続きもの、浅田次郎さんの蒼穹の昴から始まるシリーズで、その深淵を少しだけ覗いたことがありますが、深すぎて戻ってこれなくなりそうなので今はたまに覗くだけですが。


これは新たなジャンル!の警察小説。警察組織に興味あるものとしては続きも気になります。

2017年上期の直木賞。なかなか恋愛小説・・と聞いただけで手が伸びない自分としては完全に受賞作読みなミーハー事由でしたが、読んでよかった・・と思える良作。すでにベテラン作家さんということなので、佐藤正午さんの他作品読んでみたいです。そして北海道大学文学部中退・・・タイミングは違えど同じ空間をご一緒した先輩なのですか。

年初の頭の整理の助けに読んだ一冊。(→やるべきことだけをやる

こちらは自分を理解する助けとなる一冊。どんなきっかけで自分は同書が呼ぶところのクエスチョナーからアップホルダーに変わってきたのか、そんなことを考えさせられました。(→習慣大好き〜人生を変える習慣のつくり方


図書館で目についたら借りてます、松浦弥太郎さんのエッセー本。なんとも言えない魅力ある語り口が気になります。


毎日物語を作るというのは凄い。備忘録のような自分のブログですが、それでも続けるのはそれなりなのに。

「私は被害者Aではない、伊藤詩織です。」 というあの事件をもっと知りたい方に。それにしても最初の出会いの場所がNYのピアノバーとはこれまたリアル。


これはダイエット本というよりは、生化学系の思想書というべきか。著者はお医者さんではありますが、ご自身の論を展開するにあたりそれなりに飛躍もある点は押さえた上で読むと非常に面白いです。

1990年発行の炭水化物(パスタ)でダイエットと、2014年発行の40代からの太らない体のつくり方。色々と世の中が動いていることをこの2冊からも感じます。ちなみに前者は炭水化物を食べまくるのではなく、パスタは食べますがあくまで一食を500kcal以下に押さえてますので、単なるカロリー制限の一種です。

やたらと日経グループがプッシュ広告載せてくるので手に取りましたが、至極当たり前、通り一遍の考察しかなくてつまらん。

締めはシビレた一冊で。(詳しくない感想は→君のシビレを食べたい)200万部も売れているそうですから、この件名も100件ぐらいHITするだろうとググりましたが、意外といないものですね。

 

■ 15冊(2018年)

400分の1の一期一会

2016年からオフィシャルスタートした一万冊プロジェクト(→一万冊プロジェクト)2018年も粛々と継続していきます。

これ、昔は(年間)200冊濫読プロジェクトだったのですが、より長いスパン(死ぬまで)で考えることにしました。

一万冊というと途方もない数と感じますが、年間で新刊が約八万冊も出版されると聞くと、50年で出版される冊数は四百万冊・・・つまり30歳から死ぬまでに首尾よく一万冊読めたとしても、その出会いは400分の1の積み重ねなのだと思うとちょっと印象も変わりますね。

同じことを一生で出会う人と世界の人の数で考えると・・・まさに偶然出会ったことだけで相当に奇跡的。一期一会という考えもまさにうなずけます。

我が家にある世界で一つだけのダンボールハウス。

そんなことを思いつつ、2018年もあまり深くは考えずに気の向くまま、手に取るまま、引き寄せられるままに濫読を継続していければと思います。一応、ざっくりとしたイメージですが、小説系を50%、それ以外の主にビジネスに役立ちそう系を50%、ぐらいに出来ればとは考えています。

続いて2018年1月の読書ログ、振り返ってみます。

Bubba Gump Shrimpでエビ三昧

昨年末の話ではありますが、ヒューストン近郊のベイエリアKemah Boardwalkに友人家族と出かけました。(→ヒューストン近郊のベイエリア〜Kemah Boardwalk

その時ランチをしたのがBubba Gump Shrimp。1994年公開の映画、フォレストガンプに着想をえたアメリカンシーフードレストラン。世界10ヶ国で44店舗を展開(Wiki調べ)。自分もはるか昔にハワイで一度行ったことがありますので2回目。

店内には映画を思い返させる名言や場面、オリジナルグッズなどが売られていますが、全体にややディスプレイも古びた印象。

きっともう映画とは関係なくこの店がエビを売りにしたアメリカンスタイルなシーフード店として一般に受け入れられているのだと思います。(甲殻類ラバー的には、Joe’s crab shackのライバルか・・→Joe’s crab shackはヒューストン発祥

基本、エビフライとフライドポテトだらけですが、わりと嫌いじゃない。確かに海老づくしで宜しく、と言われても、生食はなしとすると、茹でる、焼く、揚げる・・あまり色々なバリエーションを思いつきませんね。(中華方向であれば、あと海老がプリプリの焼売や餃子、海老チリとか、海老マヨとかもあるか)

料理はごく普通ですが、マリーナからベイを望めるテラス席の眺めが実は抜群ですので、ひそかにオススメいたします。(別にKemah Boardwalkで遊ばずとも食事だけでも)

久しぶりにフォレストガンプを観てみようか。米国に住んでみた今でしたら、米国の歴史にも以前より興味がありますし、アラバマ州の貧しさもなんとなく実感してます。きっと受け取れるものが違うはず。

君のシビレを食べたい

改めて思いました、食わず嫌いはイケナイ、ということ。基本的に何でも好奇心をもって食べるタイプのはずなんですけどね。

膵臓と言わず、シビレと言ってくれればなぁ・・・あぁ!あの希少部位かと思えたのですが。(シビレといえば牛や豚、羊などの胸腺や膵臓を指します。焼肉屋や焼き豚屋では当然のレアメニュー。)

なんのことやらの切り出しですみません。

ちょっとギョッとする書名とライトノベルな見かけにだまされ、食わず嫌いとなっておりました。

2015年出版の住野よるさんのデビュー作、2016年本屋大賞第二位、2017年に映画化・・・確か小栗旬が出てくる予告編の映像をちらっと見た記憶が・・それにしても、本読みの一人としてはこの本が出てから手に取るまでに2年弱を要したことに不覚。

でも出、見逃さなくて良かった、ちゃんと読めて良かった・・

タイトルから予見される通り、ヒロインは膵臓な病気な訳ですし、話がはじまって直ぐにわかる通り別れは避けられないのですが・・・驚きと気づきが上手に盛り込まれています。会話のテンポもいいなぁ。。

200万部が売れたといっても、まだ未読な方も沢山いるわけで、月並みですがオススメ本に加えさせて頂きます。

たまたま今月は佐藤正午さんが直木賞をとられた「月の満ち欠け」も読んでおりますが、あれも相当に良かったけど・・どちらがいいと聞かれると迷うレベル。(他には長岡弘樹さんの「教場」もかなりの当たり)

僕の中の当たりの基準は、同じ著者の他の既刊作品を読みに行きたくなるかどうか、ということ。そういう意味で次に読もうとするのは住野よるさんの他の作品だろうから、やっぱり当たりなんです。

Seiwa恐るべし

最低でも週一回のパトロールを欠かさないヒューストン二軒目となる日本食材店Seiwa。幸いに業績も好調なようで、すぐ隣に雑貨店的な店舗をオープン。

・・・JAPAN HOUSE?

(こちらはオープン前の店外からの画像)

どうやらジャパンラバーなコアな顧客をヌイグルミやフュギャアなどで抑えつつ、100円ショップ的なジャパンクォリティな雑貨で絡めとろうというコンセプトなお店の様子。早速妻が目ぼしい陶器食器を抑えておりました。

本店舗の方でもフードコートのメニューを充実させるなど万全の構え。ちょっと前にはパン職人の方々も雇われたようでかなりイケイケな雰囲気。

コスパにうるさい私が買い物に行く時でさえ、特売の豆腐に納豆、捨値かと思われる売値の鮭カマ放出、もぅSeiwa抜きでは考えられないのが我がヒューストン生活。

利き酒師的には、獺祭磨きその先へを高く売ることについては意義を申し立てたいと思いますが(酒蔵の希望小売価格は32,400円なわけであって、USD 650+税は輸送費その他を加えてもどうなのか、と)それ以外は極めてOK。

2017年の年間でSeiwaで買い物した食材費は約4千ドル。これが安いのか高いのかは判断が分かれるところですが・・・僕の中では必要にして十二分な消費であり投資ではないかと思う次第です。

ある意味、一消費者にそう思わせる、Seiwa恐るべし。