国内出張でミシガン州はデトロイトに。
以前は空港そばに宿泊しましたが、今回は初めて市内中心部に宿泊。
ホテル向かいがGM本社の立派なビル。
しかし、気のせいというか、やはり寂れた空気には財政破綻都市の切なさを感じます。
リーマン危機後の09年にGM、ついでクライスラーが破綻。
そして2013年7月に1兆8000億円の負債と共に財政破綻を都市として声明。
(夕張の財政破綻なんて、この金額規模からすればカワイイ限り・・)
依然、モーターシティの愛称どおり自動車業界の聖地としての地位は高いものの、
犯罪都市、空き家だらけの貧困地域あり、と聞くと少々盛り下がります。
豪奢なGM本社ビルの72階のレストランからの眺望を楽しみつつも、
なにやら見渡す市街の活気の低さを感じました。(飲食店も中心部には少ない)
カナダと米国の国境を上空から眺めたのですが、全くどちらの岸も遜色無し。
以前、メキシコとの国境で広がる景色の落差に衝撃を受けたのとはえらい違いです。
(→川向こうの人生)
ヒューストンもオイル&ガス業界が石油価格下落と共に苦しい時期を迎えてますが
まだまだこうして他都市と比較すれば活気はあるな、と肌で感じることが出来ました。
どこに行っても最初は同じように感じた米国も、少しずつ違いが分かるように。
これは進歩です。(体重の増加は退化です)