「リーマンダンサーズ」カテゴリーアーカイブ

英国でも社交ダンス(ロンドンインター)

やっぱり踊りたい。

英国でも再開した趣味の社交ダンスの集大成として、英国の三大大会の一角であるロンドンインターナショナルダンスフェスティバルのプロアマ戦の予選に出場してきました。

ここまでUKクローズドの先生と生徒の部、クラウンカップと出場しながら準備をしてきた中での、仕上げの試合。

フェスティバルの初日、欧州どころか世界から集まってきた100組超の熱心な生徒達が自慢の先生と共にしのぎを削る不思議な世界戦。年代ごとにカテゴリーが分かれており、各カテゴリーのファイナルに残れると最終日のロイヤルアルバートホールで踊れるという名誉付きです。これが目標でした。

結果は35歳から50歳のカテゴリーで10組の準決勝までは駒を進めることが出来たのですが、7組のファイナルに残れず・・という、あと一歩のところで散りました。

前座の単科戦ではスローの一種目しかファイナルに進めませんでしたので、総合戦に入る前から不利な状況は明らかでしたが、ジャッジの皆さんの順位付けを崩し直すことが出来なかった。

でも、私がゼッケンを背負って戦ったのは世界の錚々たるトッププロのリーダーの先生達が相手ですので、中年の元アマチュア学連選手としてはよくやった方だと思います。

中年といえば、たまたま35歳から50歳のカテゴリーでは最年長の50歳の生徒だったことも少々不運でした。51歳から60歳のカテゴリーならばファイナルまで残れたかと観ていて思いました。そこまできたら、61歳以上のカテゴリーで、ミルコと同じヒートで踊りたかったですが。

ナタリア先生、大変お世話になりました!

いつもの、チーム*ジャック&ナタリアで。

多くのプロやアマのトップの選手が挑んできたこのフロアで自分も踊れたこと、これが本当に忘れ難い経験と思い出に。

やっぱり踊るのは、楽しい。

英国でも社交ダンス(クラウンカップ)

やっぱり踊りたい。

ナタリアの熱心なお誘いを受け初めてのプロアマ戦に出場した後の趣味の社交ダンス活動のご報告が滞っておりました。前回の参加に味をしめた・・という訳ではありませんが、10月の大一番に向けての前哨戦に9月末に参加。

その名も・・インペリアルプロアマオープン@ロンドン。どうやら通称はクラウンカップ。

Screenshot

試合の運営母体がなんとUAEベースのようでして、エントリー費用をUAEまで国際送金することに。インターナショナルです。メインの試合はドバイで開催、今回のロンドン、シンガポールやバリでもプロアマ戦を開催する富裕層向け?の大会の様子。

なぜ富裕層と睨んだか・・、それはエントリー費用が高額のため!笑 前回参加したDAP主催の試合のエントリー費用がとてもリーズナブルだったから尚更そう感じたのかもしれません。

単価戦5種目、4種目戦、そしてメインの5種目戦にエントリーして自分と先生の参加費も払うと、800ポンド。(約16万円)

これがおそらくミニマムのエントリー費用。(5種目戦だけ参加とかが出来なかったので、、、)レベル別に沢山カテゴリーが分かれており、出ようと思ったら幾らでも踊れます。踊らんけど。

結果、自分が出た最上位レベルの45歳のカテゴリーは・・わずか5組だけの出場。その中で・・3位(微妙)。

いつものチーム、ジャック&ナタリアで記念撮影。

踊りそのものは7月末に出場したUKクローズドのプロアマ戦より大分と仕上がってきたので、これにて10月の本番、翌週開催のロンドンインターナショナルの、ティーチャー&ステューデントの部に参戦です。

妻からは2週連続の土曜日終日のダンス参戦に呆れ顔ですが、いいんです、スポットライトをお金で買いに行っても。

ジャッジもされていた、シモーネ・セガトリ先生と記念撮影しちゃいました。ミーハー根性丸出しですみません。やはりただならぬオーラを感じますね。

20年近く前、まだシモーネがアマチャンプの頃のルーティンをパクらせて頂いた記憶があり(私は当時アマチュアC級選手)、時を経てこうしてご本人に挨拶が出来たことに感激しました。

やっぱり踊るのは、楽しい。

英国でも社交ダンス(初めてのプロアマ戦③)

やっぱり踊りたい。

ナタリアの熱心なお誘いを受け、初めてのプロアマ戦に参加して来たレポートの続きです。(前回はベーシック戦に驚愕→②

最初の2種目戦の2つ、これがベーシック縛りだということを直前に知って慌てて使えるステップを確認。基本、私は大昔の1年生の頃のステップしか自信を持ってベーシックと言えるステップを覚えてないので、これをナタリアに伝えました。まさか、北大の伝統のBダッシュルーティンを英国で披露する羽目になるとは。

最初の数曲こそ天井の高い会場に引っ張られ、なかなか重心の調整がうまくいかなかったのですが、徐々に感覚を取り戻していけばそこは踏歴30年の一応ベテラン(途中断絶期間多々あり)。

第一幕を学生ダンスの5年間。第二幕を30代前半のアマチュアの3年間とすると、ここ最近の3年ほどは趣味の社交ダンスおじさんとしての第三幕。試合経験は2023年の舞浜のプロアマ戦以来ですが、割と事前の練習通り、落ち着いて踊ることが出来ました。

そして想定通り体力はすぐに準決勝で枯渇しましたが、そこはマラソンの沿道の歓声ならぬ試合会場の声援マジックで何とか決勝を踊りきることが出来ました。ナタリアには疲れた顔を観客の前でするなとかビシビシと裏では怒られつつですが。

結果、5種目総合、2種の2種目戦をはじめ、ほぼ全カテゴリーで2位の結果に。(ベーシック戦のワルクイだけ1位になったのは北大ルーティンのおかげかもしれない・・)

50代の部はわずか10数組の出場とはいえ、その10数人の生徒と踊っている先生達には著名な英国のプロ選手が含まれておりましたので嬉しい結果でした。(私は顔と名前も分からなかったけど)

まずは初戦は上々の滑り出しで、次のコンペを目指すことに。

表彰されて戻ってきたらジャックがビールを片手に満面の笑みでお疲れ!と一杯目。こうしたところにも自由な空気が流れてる。

あー、楽しかった。(おしまい)

英国でも社交ダンス(初めてのプロアマ戦②)

やっぱり踊りたい。

ナタリアの熱心なお誘いを受けて、初めてのプロアマ戦に参加して来たレポートの続きです。(前回はエントリーまで→①

準備期間はほぼ1ヶ月。これまで練習したことがなかったクイックにも簡単なルーティンを付けようとしたのですが、これが大苦戦。考えてみるとクイックを踊るのは15年ぶり。最後に踊ったのは、おそらくアマチュア休業を決めた2010年4月のB級戦。

若かりし頃に比べて体重が増えて身体が重いのでとてもクイックは踊る気になれずに敬遠して来ました。そのツケが今。脳神経と身体がクイックの曲のスピードに反応しません。リハビリ必要。

べニーズも相当怪しいながら、一応は5種目をなんとなく45秒ぐらい踊れるところまで直前に追い込んで、いざ本番当日に。

自分の事前の懸案事項は、まず15年前に作った燕尾服が今回も着れるか。そして当日に髪のセットがうまく出来るか。そして最大の不安は人前で踊りきるだけの体力があるか・・でした。計算上では、最大28曲を2時間半程度の時間内に踊ることになるので。


(直前の練習で痩せたので燕尾のチャックもギリ上がる)

試合は平日開催でしたが自分達の出番は18時以降。午前中は仕事をして、午後にロンドンから会場のあるボーンマスまで約2時間のドライブ。会場に到着後にストレッチと軽く練習をして、もうすぐ試合開始だな〜と思った20分前、最初の2種目戦のワルクイとタンスロはベーシック戦ということを知しました。絶句。

シラバスよく読めよーとジャックは大笑い、ナタリアは狼狽。こんなことがあるから、本番って楽しくてやめられません。

さらに続く。(→続く③

英国でも社交ダンス(初めてのプロアマ戦①)

やっぱり踊りたい。

近所の倉庫街に毎週のように通う日々(→倉庫通い)。社交ダンスを習っているのはウクライナ出身のナタリア(→そしてナタリアへ)。旦那様でリーダーのジャックは生粋の英国人ダンサー。

ナタリアの熱心なお誘いを受けて、初めてのプロアマ戦に先月参加して来ましたので今回はご報告です。やはり習い事にも練習の目標が必要ですし、本場の英国ではどのような仕組みでプロアマ戦が運営されているのか興味があったので。

まずは試合参戦を決めたのが、試合の1ヶ月半ほど前。母弟が遊びに来る予定もあったので、実質の準備時間は1ヶ月ほど。

エントリーしたのは、二種目戦が4つ(ワルクイ、タンスロ、ワルタン、タンクイ)と、単科のヴェニーズ。そしてこれが本丸であろう5種目の総合戦。全ての50歳代のカテゴリーに参戦。(60歳代、70歳代もありました。若いのは35歳未満か、35歳以上)

後日出てきたタイムテーブルを確認すると、試合は準決勝からスタート。すると・・10数組前半のエントリー数ということか、思ったより少ない。平日開催だから当たり前か・・(平日?、、と参加を決めてから知りました)

今回はDAPという業界団体主催のSummer FestivalというUK Closeの大会だったのですが、週末の良い日程はアマやプロで、その前の前座日程の先頭に先生と生徒のカテゴリーが組まれておりました。驚いたのは年齢ゾーン別にとても細分化されていたこと。確かにこれはフェアかも。先生は皆大体うまいので。

長くなりそうなので、分割します。(→続き②