投資信託を一旦手仕舞い

2020年から活動を開始した「積立投信たまに株式」は、現在、戦略を見直して、方針を転換しようとしています。

きっかけは、海外赴任となって日本の非居住者となった場合、証券会社各社によって対応が若干異なりますが、原則は投資活動の継続が出来ないことを改めて認識したためです。

まず、証券口座の維持(凍結)すら難しそうな楽天証券については、口座を早々に手仕舞いすることにしました。(→楽天証券口座を手仕舞い

続いて悩ましかったのが、これまでコツコツと投資信託を毎月積み立ててきたSBI証券。SBI証券の場合は、海外にいる間は口座を凍結することで維持出来るのですが、保有を継続しても良いのは、なんと日本株と日本債券のみ、投資信託は持てません。

野村證券や大和証券では、投資信託も冷凍で保存出来るようですが、SBI証券は非居住者の税務リスクに巻き込まれたくない様子。

(冷凍保存されていなそうな生餃子)

20年超の長期保有が前提だったのにな、、と残念な気持ちを覚えつつ、ずっと持ち続けられないのであればと、SBI証券で購入した全ての投資信託は将来にも備えて年末に売却致しました。

1,650万円ぐらいの時価で売却して、実際の入金は1,600万円でしたので、50万円ほどが売却時の利益から源泉徴収(徴税)されまました。逆算すれば、250万円ほどが積み立て期間で増えた売却益と見做されたということ。

1,400万円相当を4年間かけて預貯金から投資信託に変換した結果、税引き後では200万円ほど価値が増えたこと自体は喜ばしいのですが、年利換算すると4%平均ですら運用出来なかったとも言えます。

結果論だけで言えば、2020年の時点で手元の余裕資金で投資信託を一括で購入した上で、そこから先はただ保有していた方がベターだったなぁ・・という個人的な経験にもなりました。(ドルコスト平均法の積み立てが全てではない)

さて、お次は手元に出来た投資可能資金をどうするか。インフレを前にして現金で保有は嫌なので、やはり個別株式ですかね。自分の場合は、値上がりのキャピタルゲイン狙いよりも、配当でのインカムゲイン狙いなので、銘柄は吟味していかないと。