麻辣と酸辣

少し前に本格的な湖南料理が食べられるというオシャレ中華なお店に行く機会がありました。その際、中華料理の体系について脳内を整理する機会があり、その一部を備忘メモ。

基本の入りは、広大な中国を大きく東西南北で大雑把に4つの地域に分け、上海周りの東方系、四川が有名な西方系、広東の南方系、あとは北京を中心とする北方系、にまずは纏めて、代表的な料理をイメージするところから。

中国では中華八大料理として、山東料理、江蘇料理、浙江料理、安徽料理、福建料理、広東料理、湖南料理、四川料理・・という正式な整理があるそうですが、名称的には日本人にはまだ馴染みがないので各省の名前や位置など、少し地理的な知識補足が必要な気がします。(山東は北京の源流とか、江蘇は上海とか)

その中で、西方系とざっくりまとめるエリアでも、地図を見れば四川省と湖南省は重慶市を挟んで相当広いエリアに広がっており、ここは詳しく見れば違いがありそうだな・・という予想が。

そこで本日の備忘メモのハイライトは「四川は麻辣、湖南は酸辣」です。共通点はどちらも辛い・・ですが、四川は痺れるような辛さ、湖南は酸味を伴う辛さが有名。

四川では「三椒」と呼ばれる、辣椒(ラージャオ、唐辛子)、花椒(ホアジャオ)、胡椒(フージャオ)が重用されるそうですが、湖南では辛味の他に酸味を効かせるところに特徴ありと。

そんな前提知識を頭に入れて、今度は四川の専門店を訪ねて先日の湖南との食べ比べ。

・・辛い。(違いを感じる手前)