中年視点で Shall we ダンス?

10数年ぶりに名作Shall we ダンス?を鑑賞。娘達に観せたかったのですが、結果、自分が真剣に観てしまいました。

映画が公開されたのは1996年1月ですから、自分が大学生でまさに現役の社交ダンサーの頃。社交ダンス界の一人として公開を心待ちにしていたことを思い出します。

その後も何度か鑑賞しましたが、最後に観たのは2000年代半ばか。それから10数年たっての今回。(周防監督の新作カツベン公開記念の再放送)

自分が40代の杉山さんの思いや設定やに完全に共感していることに気がつきました。昔は持てなかった中年視点。

美しくてちょっぴり怖い妻と可愛い娘達に恵まれ、念願の家は手に入れてないけど仕事や家庭に大きな不満もなく、でも・・という感じで自分の設定に置き換えながら作品世界に没入。

この20年ちょっとで日本の社会も随分変わった気がします、当然、夫婦の在り方も。ただ、昭和と令和の差・・というだけではなく。

久しぶりに幸せというものを考えてみました。家族皆で幸せになろう。あと、久しぶりに踊りたくなった。