コロラド州デンバーでの初めての晩御飯、皆で向かったのはダウンタウンの老舗ステーキハウス。
■ Buckhorn Exchange (→公式HP)
Denver’s Original Steakhouseの名に恥じなく、なんと創業は1893年と100年以上の歴史あり。ドアをあけて店内に入ると、これまたぶったまげる感じのディスプレイ。
(何か無数の視線を感じる・・・)
店内所狭しと剥製達がたんまり・・。すいません、これから美味しく食べさせてもらいますんで、、という気分に。
メニューが古新聞的なのはオシャレ。USDAビーフは勿論、バッファローに各種ゲームミートな皆さんが大集合。英語ではゲームですが、フランス語のジビエ、の方が耳に馴染んでいるかも。狩猟によって食用に捕獲された鳥獣のこと。狩猟肉とも。
コロラドのローカルビールを飲みながらメニューを熟読しておりますと、目に飛び込んできたのが前菜の中にあるこちら。
■ ロッキーマウンテンオイスター
あぁ、これがかの有名なオイスター様か!と興奮してオーダーを依頼。やはり、こちらのお店に案内した場合の定番だと。
スモークしたサーモンやソーセージと共に登場したのが噂のロッキーマウンテンオイスター。
からりと香ばしく揚がっております。食感は少しフニャっとする感じで硬くはありません。鳥の皮と砂肝の中間ぐらいかなぁ。ビールにとてもよくあうツマミです。日本人的にはマヨネーズに七味を合わせても良さそう。
この日のゲストの皆さんの中にはこのオイスターを知らない人が多く、一体これは・・・と訝しげに皆さん食しておりました。昔々ロッキー山脈がまだ海の底だった頃にオイスターが・・というおバカな説明を挟んで最後に種明かし。
なんと、こちら牛の○丸、あるいは睾○。
アメリカやカナダの西部、牧畜が盛んで牛の去勢が行われている地域の伝統料理なんですと。豚や羊、子牛なんかのブツも食材として使われる事があるのだそうです。いやはや珍味。
メインにはバッファロー(水牛)とエルク(鹿)のコンビネーションを頂きましたが、あまりに前菜のオイスターの存在感が強すぎてすっかり脇役に。他にもコーニッシュゲームヘンやクイル(うずら)など気になるメニューが幾つか。
二階には素敵なバーカウンター。ここでカップルがカクテルを飲みながら、つまむのがロッキーマウンテンオイスター・・・いやぁ、コロラド恐るべしです。(野球場でも売っているぐらい普通のスナック的に受け入れられているそうです)
皆様も機会ありましたら、是非お試しを!