スカイプ取締役

2014年6月より弟が上京して起業して5期目となります。これまでも厳しい舵取りが要求されてきましたが今後も荒波は続きます。

裸一貫で、長い学生時代を10年すごした室蘭からいきなり東京で起業。(正確にはどこの企業にも勤め口が普通にはなかったからですが)

そこから、まずは理想を追求して自社開発アプリで成功を狙うもあっさり挫折。目に見えぬ消費者の嗜好も全く読まず、典型的なプロダクトアウト思考の1期目。

そこで、生きることを優先して孫請け開発に特化したところ千客万来。自社の名前は残せないが、これはこれでサバイバルの道が分かった2期目。

ならば、と再び調子に乗って、ついでに仲間も増やして臨んだ3期目。見事にアプリ開発でこけて会社は倒産寸前。(というか実質資本食いつぶし状態)

やむをえず他企業との協業も含めて生き残りを模索した第4期。
初めて受注管理的なPDCAも回して改めて気づく下請け事業の大変さ。

そして、再び1人社長の基本に立ち戻って迎える第5期。今回は既に多少の小銭を生む自社開発アプリも携えての再スタート。

株主で非常勤取締役でもある自分としては今後の行く末が非常に気になります。あと5年間、この会社が生けていける確率はどれくらいだろう。

大きな成功はなくてもいいから、機嫌よく弟が社会で生きる礎となって欲しい。

願わくは。

……

本日は麻布十番の隠れ家フレンチで壮行の宴を弟に開いて頂きました。兄にとってはサプライズでもあり、とても嬉しくご馳走になりました。

早く毎年50万円ぐらい兄に交際費枠を預けるよう成長してくれ。
そのためにもスカイプその他で経営を要監視です。