久方ぶりにNYマンハッタンの焼き鳥の名店、鳥心へ。新店舗となってからは2回目。(初めては旧店舗でした→鳥心@NY)

(素敵な佇まい)
■ 鳥心 (→公式HP)
結構簡単にOpen Tableから予約してしまいましたが、きっちり前日に予約確認の電話が日本語であるあたりはさすがミシュラン星付きです。


おまかせで10本をお願いした後、追加でアラカルト注文させて頂きました。いやはや毎度素晴らしい。
お酒はビールを2杯頂いたのち、日本酒四合瓶を1本。

ひぇぇ、十四代が四合瓶で900ドルって、希少なのは分かるけどどんだけ!?
今年5月に弟の披露宴があり一時帰国したのですが、お酒のラインナップに奮発したのか十四代が一升瓶であったので一部の日本酒好きな出席者の方達と飲んだことを思い出しました。(皆さんご存知なかったのか意外と人気無し・・)
「四十代です・・」と、十四代の一升瓶を抱えにっこり笑うネタを振りまいたこと、果たしてあれは親族として正しかったのか・・(もはや遠い記憶ですが)

新しく赴任してきた同期と初めてのサシ飲みでしたので奮発して勝山献を。(こちらはボトルで110ドル)

締めは親子丼と鶏スープ。
やはり焼き鳥好きとしては定期的にお邪魔したい名店との認識を深めました。近所にあるYAKITORI TOTTO(→前回訪問記録)も味は悪くないと思いますが、接客含めた総合点は文句無しにこちらかと。
先日の家飲みで好きな日本酒は何かと突然に聞かれ、はて・・と不覚にもつまってしまいました。(既に十分に酔っていたこともあり)

あれもこれも、ちゃんと温度管理された純米酒や純米吟醸種であればたいがい美味しい・・では、流石に利き酒師見習いとしてはどうかと思うので、常にランキング入れ替えの可能性はありますが、記憶と記録をたぐりながら自分の中で良い印象の、好きな日本酒をまずは5つほど並べてみます。
■ 新政・・新政酒造(秋田)
■ 蒼空・・藤岡酒造(京都)
■ 大七・・大七酒造(福島)
■ 写楽・・宮泉銘醸(福島)
■ 五橋・・酒井酒造(山口)
飛露喜、醸し人九平次の純米大吟醸なども強烈に美味しかった記憶がありますが、比較のベースは通常の純米酒や純米吟醸で四合瓶で2千円以内のもので。あまり希少性が高いと値段もあがり飲めませんし。

そして、純米派の私は、埼玉の神亀酒造も大大応援しております。あそこのひこ孫の純米吟醸、純米活性にごり酒は絶品です。
同じく比較的に大メーカーながらランク入りさせた福島の大七は生酛造りに徹底してこだわる姿を応援したいから。輸出にも力を入れている大メーカーゆえ海外でもわりと手に入るところは嬉しい限り。

海外での手の入りやすさとなれば、やはり成田の免税店でしっかり購入できる久保田や浦霞、八海山などにも大変お世話になっています。いつも手土産感謝致します。

日本酒界の超有名人、新政8代目の佐藤さん。
蔵を継いだ10年前は、アルコール添加の普通酒を安売りし蔵は債務超過状態。そこから蔵のルーツである現存最古の日本酒酵母「協会6号」での醸造にこだわり、秋田産の酒米にこだわり、普通酒の製造も順次廃止し、独自の高級酒路線に舵を切る経営を。
5年前で黒字経営を実現、現在も手間のかかる生酛造りを採用したり、金属タンクを木桶に切り替えたりと伝統への回帰に大忙しと。伝統とは決してもうからない酒蔵経営をすることではないという良い事例。
ヒューストン屈指の焼酎BAR・・・と私が勝手に目していたK家が先週とうとう本帰国。(→ヒューストンで焼酎BAR)
たまたま近所のホテルに停電避難中だった我が家も最後の宴を一緒に楽しませて頂きました。引っ越し作業中だったにも関わらず心からのおもてなし(&洗濯)に感謝、感謝。。。。
共有スペースでのBBQ&オープンエアーでのラスト飲みを存分に楽しませて頂きました。これって東京の女子達の間で流行っているというナイトプールなのでは!


横で同じくBBQを楽しんでいたレバノンの方達のグループが焼いていたシシカバブが美味しそうで、じーーーっと見ていたら我々にもおすそ分けしてました。ィヤッホー。
世界三大料理は、伝統的には、フレンチ、中華、そしてトルコ料理と言われてますが、このトルコ料理は、実際はレバノン料理なのだ、と主張する話を聞いたことがあります。アラブの高級料理のシェフはレバノン出身が多いからとも言われており、中近東の最高峰の料理はトルコではなくレバノンだという話。
この日も在庫を飲み干す気合で頑張ったのですが、力及ばず、店主から店仕舞いの記念にと、数々の宴でも飲み干せなかった焼酎、ウィスキー達をおすそ分け頂くことに。

(他にも数本あり)
我が家で大事に(でも意外と直ぐに)飲ませて頂きます。また日本での再会が今から楽しみ!
やはりNYの夜に足が向いてしまうのがSAKAGURA。アメリカにいるとは思えないほど立派な日本酒メニューのラインナップと懐には全く優しくない値付けが見事。

グラスが50ドル超するプレミアムな日本酒達が並んでます・・・高級ワインに負けず高値売りを頑張って欲しいと思いつつも・・・月給取りなめんんなよ、とも。(普通の純米酒や本醸造はグラス10ドル〜で飲めますよ、それでも高いけど)
定期的に通ってはデモノを探しています。ここでいうデモノとは米国への輸出販路を確保して、最初に名を売るために少しお得な値段で卸していそうな酒蔵探しのこと。

あとはメニューを眺めつつの利き酒師自主練。
■ →NYで日本酒〜SAKAGURA
■ →米国で利き酒師自主トレ
基本的にお得なメニューは一つもないと思っていたのですが、とうとう発見。そう、それが、定番のおにぎり。

(明太子おにぎり、4ドル)
ここに来ると、ついつい手打ち蕎麦を食べてしまったり、自家製いか塩辛で白米を食べたりしてしまい気がつきませんでした。なんと、おにぎりが1つ4ドル。他の料理よりは安いし、明太子やお新香が酒の肴に十分なりえます。
いさぎよく最初から冷酒とおにぎりをオーダー。さらに冷酒をお代わりして明太子とお新香を楽しみ、最後はおにぎりで〆、これだと30ドル前後で抑えることが出来るか。(それでも30ドルですが・・・)
基本、NYでカウンターでお酒を飲んで少し食べると、かるーく100ドル超えてしまう自分なので、少し自主練コストを下げる道を模索中です。
1ヶ月半後にTさん家族がヒューストンの我が家に遊びに来ることが正式決定・・・! さぁ、何から準備はじめよう。
まずは我が家の酒在庫の中で空席が続いていたテキーラを補充だな・・(そこから!?)

(パトロンさんいらっしゃーーい)
以前頂きもので美味しかったPATRON。SILVER、REPOSADOより値段が高いANEJOの方がきっと美味しいはず・・と信じて、松竹梅の中からの松買い。
その他のハードリカー、ジンはHENDRICK’S、ウォッカは地元テキサスのTito’s。ウィスキーはアイラのシングルモルトLagavulinがあるだけなので、ブレンデッドでもう1本ぐらい買っておこう。せっかくだから米国のバーボンも揃えなくちゃ。。

ワインはいつものトレジョーで10ドル前後の普段ワインを補充。ワインは赤白泡を併せ12本MAXで在庫に総量規制をかけています。(在庫が増えすぎると、どうも飲む量も多くなるので・・)
ビールも冷蔵庫内に基本12本〜18本までで買い置きするのはやめました。なぜか沢山手元にあると消費量が増えるので。。
そして・・冷蔵庫内の日本酒は四合瓶残り10本。6本程度は妻の帰国時迄残したいと思いますので、、飲んでも良いのは残り4本ぐらいです。
それにしても、ワインは一緒にどんなものをAさんと飲もうかなぁ。やはり日本ではまだ手に入りづらそうなカリフォルニアのワインを中心にでしょうか。あるいは南米とか? ちょっと俄か勉強です。
よく食べ、よく飲み、よく踊る、中年男子のライフログ〜人生の達人を目指して生きてます。2024年〜ロンドン在。