少し前の話ですが、我が家の便座が割れました。割れるとは・・

(暫く割れた部分にテープを貼って補強)
妻子たちはきっと強くあげたり、バシンと閉めたりしたから衝撃が蓄積して割れたんだ・・と分析しておりましたが、私は自分の自重が理由で割れたんだろうと納得しておりました。
きっとトイレの神様が便座を通じて僕に過体重への警告を伝えてくれたのでしょう。(→ガンマGTPと尿酸値が・・)

感謝の気持ちを込めて便座交換、ついでのトイレ掃除。
そういえばトイレの神様、じゃなくて植村 花菜さん、最近はどうされているのかなと調べてみると2019年からKa-Naへアーティスト名を変えて元気に活動されていることを確認。10年以上前の交流を懐かしく思い出しました。(→すっぴんのべっぴん)
ご本人的にはベンザが割れたからと勝手に思い出されても迷惑であろうと思いつつ。
先月より着手した旧実家の売却検討ですが(→築42年の中戸建て、売れるの?)、リフォーム再販を手掛ける不動産会社との交渉が順調に進んだので、期限切って片付けを進めることに。
本来、息子二人が率先して駆けつけ力仕事含めて進めるべきところなのですが・・足元の週末予定も合わず、ただただ連日片付けに邁進する母に東京からエールを送るだけの日々。頑張れー。


幾つかの大きな家具は不動産屋の方に処分をお願いすることにして、それ以外の小物を母が連日通って少しずつ分別し、ゴミに出したり、リサイクル業者に引き取ってもらったり、近所の方にお譲りしたり・・と、まさに40年近く暮らした家と家財達に順番にお別れという名の始末をつけていきました。

その様子を見守りつつ、自分が大学生時代に2年間使い、その後は弟が引き継いで浪人生活を送った部屋の写真で当時を思い出したり・・と役に立たない息子。(大掃除の時に現実逃避する人いますよね、懐かしいーーとか言って)

床下収納から何十年もたった果実酒達や保存された山菜が出てきて(ホラー)・・・それも母が一つ一つ中身を捨て瓶を分別し片付けていったそうな。

絶対片付かない・・と思っていたモノが溢れる納戸や車庫まで限りなく自力で片付けきった母の姿に、リモートですが感動しました。
まだまだ元気な72歳だったからこそ、築42年、そのうち37年を暮らした家にきちんと始末をつけることが出来たのだと思います。
この実家片付け(膨大な不用品の生前整理)は、母にとっての終活の大事なステップだったと思います。少なくとも家の片付けで息子達の世代に迷惑をかけることはなくなり、どれだけこれからの日々をホッとして過ごせることか。(やり切った感とともに)
新しい実家でのこれからの母の暮らしが今まで以上に心地よいものになるよう、自分もよく気を配っていきたいと思います。
妻と観劇に出かけた週末、渋谷ヒカリエで良い出会い。
暮らしの小物が置いてあるようなフロアで「期間限定の出店で明日までなんですよ、よかったら見てきませんか?」と柔らかく声をかけて頂いたのがお香の松栄堂のスタッフの方。
■ 香老舗 松栄堂(→公式HP)
お香って、聞いたことがあるけど、こうして沢山種類が売っているのを眺めるのは初めてだなぁ、とあれこれクンクン。丁寧な接客を受けて(きっとエース人材に違いない)、ジャパン推しな我が夫婦で入門編として幾つか買ってみました。

(家族、友人へのお試しセット配り用も買い込んで5千円ほど)
白檀の清涼な香りって、古いお寺や旅館のような落ち着きを感じさせますね。沈香というのも良く聞きますが、他にも色々な香木や香料の実物サンプルがあって面白かったです。一部の香料は漢方薬というかカレーのスパイスと一緒。クローブは丁字とか。
現代的な匂いということで、ローズとかの花の香りのものも選んでみました。お香とアロマの違いも感じてみたいです。(現時点では火を付けるか、付けないかぐらいの違いをぼんやり)

お線香、あのいつもの緑色一択かと思ってましたが、色々な香りのものがあるんですね。
老眼まっしぐらな目に加え、耳も鼻もあまりよくない気がしますが、五感を意識する機会って良いですね。日々の暮らしの彩りとして試してみたいと思います。
少し前の週末、北海道カス高会なる高校同窓の集まりがオンライン開催されたので初めて顔を出してみました。結果的には幹事の方以外は殆ど参加者がいない閑散とした会。
幹事の方が亡くなった父親の職場の同僚の方で、久しぶりにご挨拶が出来ただけで自分としては満足だったのですが、もう一つの収穫が久しぶりに耳にした母校の校歌。
埼玉の県立男子高校で過ごした3年間はあまり印象的な思い出もなく、よっぽど前後の中学時代とか大学時代の思い出がカラフルな気がするのですが、何かしら人生の中で意味があったような気もします。(まだ、これ・・とも言えないのですが、人生全ての瞬間が無駄ではないはず。。)
吹奏楽部だったので、歌うよりも演奏していることが多かったのですが、同窓会の前に久しぶりに復習した校歌がとても懐かしくて、特に好きだった3番の歌詞をここに転記。
時世をつくる英雄の 姿はこれに似たらずや
忍耐剛毅わがつるぎ 誠実質素われがたて
やっぱり渋い。。なんといっても校訓は質実剛健ですから。
高校時代を思い出しながらたわいのないお喋りをして、一瞬だけ30年前に思いを馳せました。これまで一度も高校の同窓会に足を運んだことはありませんでしたが、校歌を大勢で歌いたい。(いまだに歌い出しの奇声の意味はわかりません、スラーーぃ?)
先日の帰省、実家片付け作戦の最終コーナー、最後は旧実家をどうするの問題。もっと極論すると売れるの?売れないの? 売れるのであればいくらなの?な話。

物件は、築42年の鉄筋コンクリート造り(増築部分は木造)、土地は300m2(約93坪)、建物は150m2ほど。

(空き家と気付いて、こんなチラシも入ってました)
まずは新実家(リフォーム済みの中古マンション)を購入した不動産業者に査定をしてもらうことに。オリジナルや増築時の図面を引っ張り出して詳しく家について説明させて頂きました。
ゼネコンで働いて設計を仕事にいていた亡くなった父が、30歳の頃に自ら図面を引いて(一級建築士だから当たり前ですが)、自分の趣味嗜好を満載にして建てた旧実家。
オーディオを目一杯楽しむための居間の二階天井までの吹き抜けとか、昔では珍しいぐるっと回れる一階の構造とか、夏は涼しく冬は温かい五重の断熱ガラス窓とか、外壁も銀色の亜鉛鋼板で尖ってますし。
でも営業の方と話をして分かったのは、築40年も超えてしまうと中古戸建ての価値は殆どなくて、結局は土地価格に向かっていくわけですし、そこに建物がのっていたとしてもリフォームされていないと築古は仲介で売るのも難しいこと。
そうなると更地にして土地で売るか、中古戸建ての相場値段からリフォーム代などを引いた価格で売るか、いずれにせよ土地値を少し割ってしまうことになりそう。
そんな感じで査定の値段を想定しつつ、売却作戦開始です。
よく食べ、よく飲み、よく踊る、中年男子のライフログ〜人生の達人を目指して生きてます。2024年〜ロンドン在。