「地球のさ迷い方」カテゴリーアーカイブ

TSAとの攻防〜それ僕の朝御飯

飛行機に乗ろうとすると必ず通過しなくてはいけないのが空港の保安検査場。米国ではTSA=Transportation Security Administrationが担当してます。以前にTSA Preという優先チェック制度について調べたことがありましたっけ。(→TSA Preの選考基準は?

なんとなくの肌感覚ですが、トランプ政権になってから彼らのチェック体制が一段厳しくなった気がします。以前はバックから出す必要のなかったKindleも、タブレット扱いでノートPCと同じようにバックから出しての検査が必要になりましたし。。

だいたい行きのフライトは朝出発。さっさと保安検査場を通過し一息つきたいものですが、急いでいる時に限って引っかかるのがこの保安検査場。理由はわかっているんですけど・・

今回のNY出張でもやっぱり引っかかったなぁ。

係員が抽出されたバッグを開ける際「尖ったものは入ってない、俺は怪我しないか?」的なことを聞いてきます。そして彼らがX線撮影画像を見ながら慎重に探りだすのがジップロックに詰まった僕の朝食という展開・・

本日は前夜に食べきれなかった妻お手製のオムライスの卵抜き。ん、単にチキンライスでいいのか。朝握ったおにぎりを持っていく時も多いのですが、石炭のような黒い塊を不思議そうに眺めまわしている姿が笑えたり。

どうやら炊いたご飯に水分が含まれているからか、一定の頻度で検査でひっかかるんですよね。不思議な物体として写っているのかも。だいたいは、それ僕の朝御飯・・と説明すると、解放されます。

なるべく保安検査場に入る前に朝食は食べてしまおうと思いつつ・・時間がない時ほどそのまま突入し、結局、通過に時間がかかってしまうというこの矛盾。

日本のコンビニおにぎりが恋しいです。

高級耳栓ゲット〜BOSE QC35 Series II

複数のサイトで勧められており、周囲でも利用者が多いので初めて手を出してみました・・今更ですがヘッドフォン。

狙いは音楽を聞くという本来の機能よりも、ノイズキャンセリング機能。飛行機での移動中の機内での耳栓として。耳栓としてはかなり高級か。

電源をオンにすると驚くほど周囲のざわざわした音が急にシーンと聞こえなくなります。また飛行中のゴォォォという音が大幅に緩和されます。ちょっと耳を包んで吸い付くようなところが気にもなりますが、これはいずれ慣れるのかしら。(素潜りしているような・・)

この投資で出張時の疲労が軽減出来ると良いのですが。(あまり機中では寝ないタイプです、早朝フライト除き。。)ちょっと携行荷物が増える点はマイナスですが、次回以降も使用してみて効果を検証してみたいと思います。

ここ何回の出張や旅行では預け荷物があったり、接続の心配があったのでユナイテッドのプラチナ会員としてユナイテッドに搭乗しておりましたが、再びANA会員としてユナイテッドに乗ってプレミアムポイント獲得に励みたいと思います。(→SFC修行僧

サンディエゴ近くに野生アザラシ

ワイナリーホテルに宿泊し早朝から気球で空中散歩を楽しんだ私達。非日常の流れのまま朝食はゆっくりブランチに。

昨晩の食事も美味しかったけど、朝食もハズレなし。卵とポテトにベーコンという定番でも味に差が出るものですね。

朝からご自慢のスパークリングワインでミモザやベリーニなど頂きたくなりますが・・運転が控えているので自重。この日はテメキュラをあとにして次の目的地サンディエゴへ。

途中でラホヤという海岸沿いのエリアに立ち寄ることに。野生のアザラシやアシカに出会えるというネット情報を聞きつけ。

ん・・・あ!

ビーチの海水客のすぐそばに気持ちよさそうに日光浴をしているアザラシ達がいました。(アシカも一緒にいるのかは不明)

砂浜の方にも普通に人間とアザラシが佇んでいる絵図が不思議。近くに寄ろうとすると臭いに敏感な次女が臭い、臭いと騒ぐので長女だけを伴い接近。(確かに何やら臭い。アザラシの獣の臭いなのか、磯浜特有の臭いなのか・・)

(注意しながらですが、かなり近くまで行けます)

あくまで野生動物ですからお互いの距離感は保ちながらですが(手を伸ばすなんてもってのほか)、長女にこうした生きた海獣を水族館以外で見せる機会が出来てよかった。(道産子の父もこの距離でアザラシを見るのは初めて)

植村直己さんの冒険記録を思い出しながら、この石を頭に振り下ろせばこのアザラシを狩ることが出来るだろうか・・とぶっそうなことを父が密かに考えていたのは内緒です。

美味しいイタリアンジェラートを頂きラホヤを後に。サンディエゴまではあと少し。

 

気球に乗ってどこまでも

素敵なワインカントリー、南カリフォルニアのテメキュラで迎えた初めての朝。

柔らかいカリフォルニアの朝日がブドウ畑を照らし・・という感じではなく目覚まし時計がなったのはまだ薄暗い朝5時。釣りか?そう、この日はT家一押しの気球体験が早朝から予定されていたのです。(隣のワイナリーの駐車場に5時45分集合)

娘達を叩き起こし時間通り集まったものの、集合から30分たってもなかなか場が動き出さないのがアメリカあるある。どうやら気球運行会社のボスがなかなか来ないよううす。(単なる彼の寝坊を疑ってました、まぁいいか)

結局、3台の気球を飛ばすことになった様子。ここからバンで出発地まで小移動します。どうやら気球会社のボス自ら僕らの気球の操縦をして、彼の娘や息子も今回一緒に乗るそうな。

気球のセットアップを見ながら、あらためて熱気球の仕組みを再確認。そうか空気をあっためて飛ぶ・・という浮かぶだけなんだ・・と。(風まかせ・・本当に風まかせの風船と一緒!)

時間があったので気球で飛ぶ前の同意書を熟読。Extra ordinaryに危険なことをするんだから、何があっても文句無しよ、という内容に背筋が伸びます。安全面では、操縦する彼が全力を尽くすのは間違いないし(娘と息子が同乗するので)、まぁ、いいか。

もう一枚の紙は殆ど読まずサインしましたが、あとでそちらもよく読んでいたAさんによると、着陸地点も誰かの私有地なんで逮捕されることがあります・・という事前通知だったとか。

(他パーティーの気球がテイクオフ)

空気を温める為のバーナーの音が、ゴォォー!と結構大きいのでやや次女がビビり気味。これは早く我々もテイクオフしないと乗れなくなってしまう。。(誰かが次女と地上に残留・・)

とにかく次女を騙すように、我ら二家族7名、パイロットのおじさんとその家族3名の計11名でカゴに乗り込み素早くテイクオフ。凄い、凄い、するすると上昇していきます。

あっという間にこんな眺めに。まさに空中散歩。

次女は自分が空中に上がっていく事態を理解した後、1時間ぐらいひーひーメソメソしくしくしてましたが、そのうち現実逃避することを決めたようで自ら眠りに落ちました。

(バルーンのトップにハート柄が可愛い)

放っておくと徐々に高度が下がってくるので(バルーン内の空気が冷える)、時々バーナーで空気を温めて飛行継続。

前夜、長女と一緒に歌を復習していた気球にのってどこまでもをつぶやく父。しかし、どこまでも・・と行っても風まかせではどこにいくやら、、(オズの国とか)。

ランディングに良い風が着地候補エリアに向かって吹かず、結局1時間ほどかけ慎重なアプローチ。(2時間以上の飛行)

人生で何度も試みることはなさそうですが貴重な初体験でした!

南カリフォルニア〜テメキュラ・オールドタウン

アナハイムを出て向かったのはテメキュラ。カリフォルニア南部でワインで有名な田舎町。(町といっても人口10万人なので小都市ですね)

市名の由来は、この地にテメキュラ族インディアンが住んでいたからとか。カリフォルニア州でもインディアンの名前を保持している唯一の都市と聞くと、なんとなくアイヌ由来の地名が沢山残っている地元北海道に重ね合わせてしまいます。

ワイナリーに一刻も早く向かいたい心を押さえて、まずはオールドタウン観光から。

し、しぶい・・・。普段、歴史を感じる街並みを歩く機会も少ない米国生活なので100年を超えた雰囲気に違いを感じます。昔の建物も一部活かしつつ、おそらく昔の古き良きアメリカ的な感じに整えている点では明治村みたいな感じでしょうか。(江戸ほど昔ではないという意味で)

オリーブオイル屋さんや昔ながらの石鹸屋さんなどの雑貨系のお店やアンティークなどのお店が軒を並べており、妻が興奮。(ただし全体的に観光客向け値段なので注意・・)石鹸屋では店主のおじさんがフランス系移民の歴史なども軽く説明してもらい観光気分もアップ。(なので石鹸も買った)

僕はあちこちにあるワイン飲み比べやらクラフトビールが・・というお店達が夕方近くになると気になりましたが、ここで飲むと辿り着けないのでグッと我慢。

こうした動きが出来るのも今回の旅でご一緒しているT家のおかげ!(僕が動線を書くとシンプルになりがちなので・・)

さぁ、早くワイナリーに行かないと。