「利き酒師トレーニング」カテゴリーアーカイブ

米国でひれ酒普及

先日の家飲みにて嬉しい驚きだったのが、遊びに来てくれた米人ご夫婦が日本酒好きだったこと。それも旦那さんは熱燗、奥様は常温が好き、とこだわりまでお持ちなこと!

これは利き酒師見習いとしては腕がなるお客様。

まずは冷蔵庫に寝ていた山口の雁木で、キリリと冷えた純米大吟醸の味を楽しんで頂きました。

 

続いて同じ山口でも、お金を出せば米国でも入手が容易な獺祭との飲み比べを。神戸のO家より頂きました有難い手土産をここで使わせて頂きました。(有難うございました!)

精米歩合が50%、39%、23%と異なる3種の純米大吟醸達です。一口ずつとなりましたが、はぁ、僕も幸せ。

まだまだ日本酒の中でも純米吟醸などの温度管理の取り扱いが海外では浸透していない課題なども併せ説明。(ワインなどの取り扱いを考えてもらうと直ぐに理解してもらえます)

ただ、結局、しっかりと温度管理もされた純米吟醸や純米大吟醸を入手できる場所は限られる・・という話ではつまらないので、日常的に米国でも流通している日本酒を楽しむには・・という流れで戻ったのが熱燗。

そして、ひとひねりしたひれ酒を本日はご紹介。

(最高にノリの良いR&M夫妻)

熱々燗に炙ったトラフグのヒレを投入するだけ。

ある意味、このトラフグのヒレも山口産なので、本日のお酒は山口縛りだったと言えるのかも。

ふぐの旨味が燗酒にうつって、あとひく美味しさ。そして安い日本酒(すいません、本日は大関)でも美味しい。。

大関ならば彼らが住むフロリダでも普通に手に入る日本酒で再現可能ということで、我が家に備蓄されていたトラフグのヒレ一瓶をお土産にしたところ、大変喜んで頂きました。

(利き酒のみならず、七輪で焼いたサンマのハラワタと熱燗を併せもらうなどの日本酒マリアージュ入門も)

精米歩合って英語でなんていうのか、polishedでいいのか、purifiedは濁りをとる過程でいいのか・・・など、色々と酒造りの過程や手法の違いの説明となるとボキャブラリーが追いつかないことも実感。これは今一度英語で勉強しないと!

そして今回楽しく飲んだR&Mご夫妻はRonin Taikoという和太鼓パフォーマンスも手がけており(他にも幾つかのビジネスをお持ち)、そこらの日本人より日本通というお二人。お二人の活動を追いかけるのも今後の楽しみとなりそうです。

(Ronin Taiko→公式HP

(確かに凄い筋肉とスタイルでした)

ハードリカー補充@Spec’s

先月のSpec’sデビューからわずか1ヶ月での再訪。月参Spec’s。(→ハードリカーといえばSpec’s

ウォッカに強い拘りをみせていた店員さんにまた会いたかったのですが、あいにくこの日は不在。おばさん店員がメイアイヘルプユーというので、バーボンを買いたいのだが・・・と伝えると棚の場所を教えてくれました。そんなことは見れば分かるわ・・・(知りたいのはあなたのオススメの一本)

我が家で飲み干した定番のジン2種類を補充買い。さらにテキーラとバーボン、ウォッカなども空いたので各1本補充。

(定番のボンベイサファイヤとタンカレー)

この2本だけ写すと分かりづらいですが・・・

少々大きいのが分かるでしょうか。通常750mlのところ、ボンベイとタンカレーは1,750mlの大瓶を購入。大分お得なので・・・

他のウォッカ、テキーラ、バーボンは通常の750mlでまずはおとなしく探り中・・・。(まだホーム銘柄が決まらないので)

ウォッカはロシア産を飲むべしといわれながら、地元テキサス産のTito’sをリピート買いしてしまいました。(安いんですよね)

甘めのカクテルマティーニも作ってみたい・・と妻がMARTINI MIXERを2本とグレナデンシロップ購入。だんだん登場人物が充実してきました。

2018年はどのていどお酒達、ハードリカーやワイン、日本酒を我が家では消費しているか、できる範囲で記録してみようかなーと思います。意外と人が来なくても夫婦二人で堅調に減らしている気がします。ビールは面倒なので割愛。

■ 自宅飲み(2018年)

日本酒・・・3本
焼酎・・・・2本
ワイン・・・8本
ウォッカ・・1本
テキーラ・・1本
ジン・・・・2本
*瓶のサイズは750ml

ハードリカーといえばSpec’s

ヒューストン生活も丸4年になろうという今頃ではありますがハードリカーLoverが集う酒屋、Spec’sで初買い。(日曜日は当然定休日、安息日ゆえ)

普段使いで消費するビールやワインは通常の店で食材と一緒に購入できるのですが、いわゆるハードリカー、ビールやワインよりも度数の強いお酒達(アルコール度数30%オーバーなウィスキーやジン、ウォッカなどの主に蒸留酒)は我が家の周りでは、酒屋で売っています。(リカーライセンスが異なるでしょう)

Spec’sはテキサス州を中心に150店舗以上を展開する大手酒屋チェーン・・・ですが、存在は認識していたものの未入店。普段は近所のVillage Liquorという小さな酒屋でちょこちょこ強いお酒は購入してました。

(当たり前ですがワインも豊富)

先日のディズニークルーズでマティーニのテイスティングに夫婦で参加し(→ディズニークルーズ2017〜マティーニ飲み比べ)、これはジンやウォッカをちょっと改めて飲んでみようか・・という機運が高まったので初訪問。たのもぉぉ。

(さて、ジンの棚でまずは黙考)

ジンについては、まずは基本から・・と思い、普段ジントニックを注文する時に選ぶボンベイサファイアと、定番であろうと思われるタンカレーをカゴに。

続いてウォッカ・・をどうしようかと悩み、少々高いが、、と思いつつフランス産のプレミアムウォッカと言われるグレイグースと地元テキサスのティートスを入れたところでヒゲの店員氏と目が合う。

「・・・ニイちゃん、それはやめときな。グレイグースがフランスで幾らで売られているか知っているかい?」と。ウォッカは何と言ってもロシア産を飲むべき・・という彼のアドバイスを受けて聞いたことのない銘柄の2本をカゴへ。曰く「ウォッカを俺は45年飲んできたからな・・・」と。こういう言葉に弱いんです。

それ以外にもサントリービームが米国で販売しているTOKIや、安いテキーラ、マティーニ用のドライベルモットなど購入。ラムやその他のリキュールも気になりましたが本日のところは我慢。

蒸留酒への見聞を広めることは糖質制限的にも推奨ですし、利き酒師トレーニングの一環としても外せません。また次回、例の店員さんのアドバイス(ウンチク)を聞いて知らない銘柄を仕入れてみるのが今から楽しみです。

ディズニークルーズ2017〜マティーニ飲み比べ

今回のディズニークルーズ2017での初体験となったのが夫婦でのリカーテイスティング参加、平たく言いますと利き酒体験。大人限定(当然か)の船内BARやCAFEで開催されています。(有料&要予約)

ウィスキーやコニャックなど幾つかの選択肢があったのですが、我々はマティーニの回に申し込み。

初めて踏み入れるキャデラックバー。参加しているのはペアの方が多く20名ほど。バーテンダーさんがマイクを握り達者なトークを展開。

まずは基本のマティーニからおさらい。レシピはジンが45mlにドライベルモットが15ml、3:1。よりドライ(辛口)な味にするには加えるベルモットを減らしていくのだとか。

ジンも、主なものでもボンベイサファイヤやタンカレー、ビーフィーター、ヘンドリックスなど色々あるので、好みのジンがあれば指定するのが良いそうな。自分はジントニックではボンベイ派だったけど、マティーニではどうだろうか。

ベルモットは白ワインに香草やスパイスをブレンドして作るフレーバーワイン。フランスのものはドライ、イタリアはスイートなものが主流だとか。今回使ったのは一番有名なノイリープラット社のドライ・ベルモット。

基本のジンのマティーニのあとはウォッカマティーニ。名前の通りジンの代わりにウォッカを使ったもの、最近はウォッカの方が米国では人気なのだとか。

マティーニにまつわる有名なチャーチルやジェームスボンドの話から、ドライベルモットの代わりにライムジュースを使えばギムレット、オリーブの代わりにカクテルオニオンを入れればギブソン、、というように様々な他のカクテルの話まで、さすがバーテンダーさんの話は昼に聞いても面白い。

続いて柑橘系やリキュールと合わせた性格の違うマティーニを二種頂いた後に、〆はデザート感覚な甘いマティーニと、全部で5種類頂きました。結局はマティーニグラスに入っているものは全て広義のマティーニと呼んでいいという柔軟さも気に入りました。

1つ飲むたびに中身を参加者皆で当てていくのがとても楽しかったです。皆どんどん飲んでは酔っ払って雰囲気が盛り上がっていくのも愉快。(テイスティングだから全部飲まなくてもいいのですが、当然完飲)

ここしばらくカクテルを楽しむ習慣をもっておりませんでしたが、やはりカクテルもいいものだなぁと再確認。陸地に戻ったらカクテル用のハードリカー達も我が家に揃えていこうと妻と盛り上がりました。

ワインはどこに消えた?

我が家のワイン在庫はMax 12本(1ダース)と定め、普段用使いの白赤泡と取り混ぜ調達しております。

ビールについても当初は箱買いでストックを持っていたのですが、ゆるやかな糖質制限志向と共に夫婦でビール消費量が減ってきたこともあり、冷蔵庫内に入るMax 18本(6本セットで3種類までの買い置き)という運用を最近はしてます。

(ワインは12本から欠けた本数だけ都度買い足し)

ワイン以外には日本酒四合瓶が冷蔵庫で常時4本、焼酎は6本のストックスペースがあり、その他にウィスキーやテキーラなどのハードリカーも一通りあるので週末の家飲み2〜3回ぐらいは補給無しでもいけそうな備蓄量です。

最近おかしかったのが出張から戻るたびに冷蔵庫に1杯分残ったワイン瓶が複数眠っていること。僕の不在中に妻が酒備蓄を確実に消費しているのですが、味見用に少しだけ残してくれているのがありがたい。

いまのうちにワインもクラフトビールも色々二人で試してみて、我が家のお気に入り・・おすすめ5選ぐらいの成果を残していければなと考え中。(日本酒のように→好きな日本酒〜まずは5選

さて、今週末に向け少しお酒補充に出かけないと。