「僕ら観劇部」カテゴリーアーカイブ

グレイテスト・ショーマン最高〜The Greatest Showman

観劇部員としては遅きに失する訳ですが、ようやくThe Greates Showmanを鑑賞して参りました。

(21世紀FOX様よりお借りします)

一言で感想を述べるならば、この圧倒的なエンターテイメントにただただ感服! そしてヒュー様(注:ヒュー・ジャックマン)ザック様(注:ザック・エフロン)が色々凄すぎです・・。きっと後悔しないと思うので、ぜひ観に行って下さい。

しかし、なぜこんなにも自分は鑑賞が遅れたのか・・・。。もともと妻が封切り当日に鑑賞に出かけ、面白かった!と聞いたものの何故か足が直ぐに動かず。きっと12月から1月、そしてこの2月に至るまで平日の夜が忙しかったのでしょう、、自分としては。

先日、妻からサウンドトラックのCDを渡され、通勤の車中で2回り聞いて一目散にシアターへ。(そして、冒頭の感想へ)

ヒュー様、レミゼのジャンバルジャン役でもとことん魅せてくれましたが、今回は歌うだけじゃなくて踊りもありますからね。どんだけ何でも出来るスーパーマンなのかと・・・

(不要なネタバレしないよう心がけつつ)サーカスのメンバーが集まる中でヒュー様がどうしてもウルヴァリンに見えるのはきっと僕だけではないでしょう。。

(アダマンチウムの爪は見当たりません、念のため)

それにしてもこれだけのオリジナル楽曲が作れるパセク&ポールの二人は素晴らしい。まだ二人とも30代前半ですから、これからどれだけの名曲を作り出していくのか・・・考えるだけで興奮します。

This is meは勿論、A million dreams、Never enough、From now on、そしてThe greatest show、、、と鳥肌もののナンバーが揃い踏みです。ブロードウェイ化はいつになるのか・・今から待ち遠しい。。

(ロングラン上映中なのでもう一回行こうか・・DVD到着まで我慢するか・・・)

ヒュー・ジャックマン最高、ザックも最高、ゼンデイヤも可愛いし、夫婦で繰り返し観たいミュージカル映画がまた一つ出来て嬉しいです。

Finding Neverland〜ミュージカル観劇メモ

今回のオースティン小旅行のイベントはミュージカル観劇。それも14時のマチネを妻が1人で鑑賞、20時からのソワレを僕が1人で鑑賞に行くという初の試み。

2004年公開の映画をもとにブロードウェイでの初公演は2015年。観ようかな、どうしようかな、と思っているうちに終わってしまい、今回North AmericaTourで各地を回っているタイミングでの初観劇。

あらすじは、劇作家のジェームズ・マシュー・バリーが、ピーター・パンのモデルになる少年と出会い作品を完成させるまでを描いたストーリー。

それほど期待しないで観に行ったわけですが、途中から話に引き込まれていきました。歌もジワジワいいですし、演出もあちこち巧みで、綺麗に作られた良品。ピクシーダストが舞い上がる美しくも悲しいシーンが胸に残りました。

Gleeのシュー先生が主役をつとめていたオリジナルキャストで観たかったですね、今更ですけど。。(今回のキャストもとても良かったと思いますが)

バルコニー席だったので、アンサンブルの方々の見事な動きもつぶさにみれました。ステージの奥行きをしっかり使って動いている部分はオーケストラ席からの観劇だけではわかりませんね。

それにしてもテキサス大学オースティン構内にあるコンサートホールの立派なこと。そこらの市町村のコンサートホールより確実に設備は上。

23時前の夜の大学構内を宿に向かって歩きながら、20数年前の教養時代の英語の授業での教科書がピーターパンシンドローム、精神的に大人にならない男性について書かれた本だったことを思い出しました。

果たして自分はどうだろう。

シカゴ〜ミュージカル観劇メモ

先週末のNYステイ、週末をまたぐとなれば1回は足を運んでしまうブロードウェイ詣で。今回は4年目にして初シカゴ。ここはニューヨークですがシカゴ(すみません)。

1975年に初演ですから古典も古典。オペラ座の怪人、キャッツに続くロングラン公演の記録を持っているそうな。

でも、なぜだか足がトンと向かなかったんですよね。多分、映画版を観て良くわからなかった印象が強かったから。今回はちゃんと直前にあらすじも読んだうえで臨んだのですが・・

うーーーん。

音楽、いいですね。ダンサー的には聞いたことのあるJazzナンバーだらけ。バンドがずっと目の前にあるのも斬新。そして、踊り。これも凄い。キャッツ的というか、かなり踊りに力を入れているのを感じます。

でも話の筋は・・・これ、面白いのだろうか。(多くの方が絶賛されている中で申し訳ないですが)悪女二人のシンデレラストーリーはどうやら僕には響かなかったようです。

ただ、ロキシーの悲しい夫、エイモス役のRaymond Bokhourの演技はとにかくツボでした。なんでしょう、彼が出てくるだけで笑えちゃうこの掴み感。

という訳で、ミュージカルであれば何でも自分が好きな訳ではない(たとえ世の評価が高くとも)ということを再確認したことに価値がある今回の観劇でした。さて次回は何を観ようか。

キンキーブーツ〜ミュージカル観劇メモ

そういえば2週前のNY滞在時、マチネ(昼公演)でキンキーブーツを観劇してきましたので、こちらも恒例のメモ。

同期から、人生初のミュージカルデビューするなら何がいいかなと相談され、tktsの当日割引券の中から選んだのがコチラ、キンキーブーツ!

自分はブロードウェイで1回、ロンドンで1回観てますので、今回が通算3回目となるのですが、自信をもって勧められる何回観ても感動できる一本の一つ。

ミュージカル制作の元になった映画も観ましたが、やはりミュージカル化した作品が素晴らしいと思います。

本日のローラは、2013年トニー賞を獲ったオリジナルキャストのBilly Porter。2015年に初鑑賞した際は、控えのTimothy Wareで、その美しさに圧倒されたのですが、歌唱力と総合力はBillyに軍配があがる気がしました。流石!

チャーリー役も同じくオリジナルキャストのStark Sandsで安定。少し残念だったのがLaurenの本日の代役Ellyn Marie Marshではいまひとつだったこと。

この役どころはNicolaのようにゴージャスじゃないけど、実はよく見るとカワイくないとダメなので結構難しい。普段はSwingのEllyn、歌はうまいのですが、ちょっときびしいんだよなぁ、と何様目線?

すっかり自分の世界に入って鑑賞を楽しんでいたのですが、ふと横に目をやると人生初観劇の同期も、いやぁ、面白いもんだね、これから色々観てみないと・・とポジティブ反応。

せっかくNYマンハッタンに暮らすのですから、どんどんミュージカルでも何でも、ご当地ならではの好きなものを見つけて楽しめばいいと思います。(ヒューストンでは、どんどん妻に観劇してもらおうかと)

誰かの人生初ミュージカルをご案内するのは、今回で3回目。選んだのはレミゼ1回、キンキーブーツ2回。総合的に考えるとキンキーブーツは初ミュージカルとして、とてもオススメな気がします。

レミゼも大好きですが、スカっとするという点ではキンキーブーツが上かも。ストーリーに深みもありますし、歌と踊りも華やか賑やか。

レミゼは日本帰国後も帝劇で楽しめそうなので、米国を去る時のラストミュージカルはキンキーブーツかなぁ、などと今から感傷的に。

ANASTASIA(アナスタシア)〜ミュージカル観劇メモ

NY出張でやむをえず週末を過ごす・・・時にすることと言えば、休日でも朝から仕事・・そしてマチネ(昼公演)でミュージカル観劇、これですね。(券は当日売れ残りの安いやつで)

本日選んだのは・・・ANASTASIA(アナスタシア)。

チケット屋の列に並びながら調べてみると2017年4月からブロードウェイの新作。ソロ観劇の時は失敗を恐れずにGOです。

どこかで聞いたことがあるのは、1997年に20世紀フォックスでアニメ映画になっているからか、はて。Once Upon a Decemberはヴェニーズワルツの曲として認識してました(笑)

ミュージカル版はアニメ版と違い、しっとりした歴史物として作られておりました。帝政ロシアが崩壊する革命の中で一家とともに亡くなったと思われていたロマノフ王朝の皇女アナスタシアを巡る物語。

新作ですので当然全員がオリジナルキャスト。主役のアーニャ役はChristy Altomare、マンマ・ミーアのソフィを演じていたときいて納得の容姿。はまり役ではないでしょうか。

そして詐欺師ディミトリを演じるのがWickedでフィエロ役を演じたこともあるDerek Klena・・のはずでしたが、本日はアンサンブルからZach Adkinsが。なんとKinkey BootsのナショナルツアーでCharlie役をやっていたということで、ブロードウェイデビューとはいえ、こちらも全く違和感なし。

周りを固めるVlad役のJohn Bolton、Empress役のMary Beth Peilが相当にいい味を出していたので目が離せませんでした。ホント才能が明らかに溢れる人達がいくらでも出てくる恐ろしいところです。

あまりストーリーにひねりはありませんが、夜景などの舞台背景がとても美しく演出されておりロシアもパリの街並みも素晴らしく、また、気持ちの良いハッピーエンドですので観る価値は大いにあると思いました。

でも、これぐらいではブロードウェイで何年も続くのが難しいとも感じており、、終演となる前に観ておく、これです。

妻への観劇報告の中で、アベンジャーズに出てくるブラック・ウィドウはロシアのスパイで、本名はナターシャ・ロマノフ、ロマノフ王朝の生き残りという設定なんだよ!と伝えると、あっそ、とつれなく返されました。