「一万冊プロジェクト」カテゴリーアーカイブ

歴史って面白い。。

うちの新人を連れて外出していると、米国帰りの彼から驚愕の発言が。

びっくり 「・・あ、江戸城と皇居って、同じなんですね。」

スマイル 「・・・はとバス乗るか。。」 (Yokoso Tokyo編)

さっそく同行していた上司からは、常識として彼の日本史知識引き上げの指示が自分に。(おまけに我が課長は、その昔東大模試で全国1番にもなっている日本史通・・)

やっぱり導入は「学習漫画 日本の歴史」あたりからかなぁ。なんか小学生時代を思い出して久しぶりに手に取りたくなってきました。

そんな気持ちで未読本の中から取り上げた、齋藤孝先生の本が凄く面白かった。日本史の中での幾つかのイベントの意味付けがグッと変化したり、腹オチしたり。以下、思わず自分が「!」とノートにメモした言葉達。

● 廃藩置県というビックイベント・・お殿様がいなくなった理由(わけ)

● 近代化とは、技術ではなく概念の導入であった!

● 天皇制こそが日本人の曖昧さの根源?

● 仏教にみる日本人のゆるさ

● 鎖国とエロ文化!の発達

● システムと職人にささえられた殖産興業

● GHQによる非軍事化!

どれ1つとっても、1本ブログ書きたくなるような気付きのテーマ。「日露戦争で奇跡的に勝ってしまったがゆえに、国民全員で図に乗って・・泥沼の戦いに墜ちていく日本」という視点とかも凄く面白い。 (「坂の上の雲」、再読したいな)

「性交力三流、妄想力一流の国」の末裔として、自国についての理解を深めたいと思います。2009年は歴史本もポートフォリオでウェイトを上げていきます。

69/200冊

最近の濫読

サラリとメモ(アウトプット)させて頂きます。

「無農薬・無肥料」のリンゴ栽培、という不可能に挑戦した木村秋則さんの人生。感動しました、涙がドボドボでました。

経験や知識から自由になることは、バカになることと同義なのかもしれない。。奇跡のリンゴ、、死ぬまでに食べたいものができました。

幸せかどうかは、自分の脳が自分の人生をどう評価するかどうか。もうひたすら、、「脳様」最高!って感じでしょうか。

ホント、無駄な残業できるほどヒマじゃないんですよ。レッスンの予定もあるし、練習場にも行かなきゃいけないし。

本編はさておいて、「バカは何人寄ってもバカである」という言葉は響きました。竹中平蔵さんの尊敬される先輩のお言葉です。

知的生活を妨げるのは、意味もなく人と群れること・・・本当にそう思います。自分の知的好奇心を刺激してくれる人達との時間こそ、大切にしたいです。

■ 「紙一重の積み重ねができる人が成功する」

■ 書く習慣をもつ (アウトプットを伴うインプットの重要性)

「簿記を勉強しなくても会計がわかる!」と帯にありましたが、簿記だって分かっている方が良い。確かに財務3表の相互のつながりを意識できてから、一気に苦手意識はなくなったかも。

簿記2級を取ったのが2007年、BATICを勉強したのが2008年なんで、そろそろ劣化気味。英語と併せて、会計関連の知識もメンテが必要ですが、うまく実務に連動させたいなぁ。

☆☆☆★★

第135回直木賞作品。あまり自分にはピリッときませんでした、

面白いかなと思って買ってみましたが、立ち読みで十分。「かならず」と言われると、何やら反発したくなります。(課長のノートはとっても汚いし)

大変遅ればせながらですが、「I」のクワドラントに向かって必要な手を打ち始めました。それにしても、大変ストレートな書名ですね。。(O先輩より勧められた一冊です)

ドナルド・トランプが父から贈られたという引用句を2つほどメモ。

■ 「人間は繰り返し何かを行えばそういう人間になる。優秀さは行動ではなく習慣である」
(アリストテレス)

■ 「最高、最良の勝利は己を克服することである」
(プラトン)

古代ギリシャの哲学者達の言葉って、本当に色褪せませんね。本物の凄みを感じます。

2009年は、200冊は必達目標。このまま資格勉強系に手を出さないのなら、相当上振れ達成させないと。

68/200冊

3つの条件

本筋からは外れてますが、思わずメモして整理したくなりました。

1980年代後半のバブル期に出てきたのはご存じ、

3高 スマイル(高身長、高学歴、高収入)

そして、バブル崩壊後に出てきたのが・・

3C スマイル

この「3C」とは・・Comfortable(十分な給料)、Communicative(理解しあえる)、Corporative(家事に協力的)

確かに女性にウケそうなキーワードだ。。そして今や独身女性が結婚相手に期待する条件は、

3低 ・・・びっくり

勿論、低身長、低学歴、低収入・・・では、ありません。

3低というのは、女性の立場を理解し、レディーファーストを心がける「低姿勢」、自分のことは自分でやる「低依存」、そして安定した収入がある「低リスク」だとか。ふ~~ん。

「低姿勢」以外は全て条件満たしているかも。。あ、ダンスの時だけは「低姿勢」だけど。。

59/200冊

黒か白か

久しぶりにガツンと読み応えのある新書でした。第1章のさわりだけでも紹介しましょう。

著者は(注:大学教授です)以前より、自分がミニスカ好きだと気づいていました。あるとき取材で訪れた新宿2丁目で、生物学的に男性のミニスカ姿に反応してしまうのです。

自分はミニスカをはいた女の人が好きだと思っていたのに・・これはどういう訳なのか。次の事例では、あるとき、電車でミニスカの女性がどうしても気になってしまう。

しかし、彼女がはいているのは超ミニかと思うとキュロットパンツであった。その事実がわかった瞬間に欲情が一気に冷めてしまうのは、いったいどういう訳なのか。

そして著者は一つの結論にたどり着きます。

自分がこだわっているのは、ミニスカからパンツが見えるかもしれない、その一点だけであることに。(この場合のパンツは白いパンツ限定だそうです)

著者の思考はさらに深いところに進み、色々な事例を比較考察しては検証していきます。

そのあげくに、自分が欲情しているものは「いくら頑張っても見えないなにか」であり、その中に人々は崇高な「神」を感じ、ミニスカの中のパンツは聖なる「白」で覆われてなければ、と。

絶句 号泣

そして、こんな調子で、「ポルノ」「制服」「ロリコン」「不感症」とテーマがうつるのですが。。「ロリコンとは、ユニセックスの体から大人の体へとカーブを切る瞬間の少女に対して、できれば自分もそちらの方向に進みたかった・・・」とか、、マヂ、この人、やばいかも。

衝撃の読後から一歩引いて、紡がれる言葉と思考の道筋をたどってみると、これは実に繊細。人がなかなか正面からは触れない、触れたくない性の話。ここまで徹底的に思考できるからこそ、教授にまでなれるのだなぁと素直に感心。(ご専門は、生命学、哲学、科学論の模様)

しかし、ダンサーはどうしても視覚的に不感症になりがちだけど、、練習着の中身が見せ黒パンから白いパンツに変わると、やはり興奮するのかなぁ?

求ム、協力者。関連してるような、してないような周辺濫読。

やばい、早く死ぬかも・・・

著者の牛窪恵さんは、注目のマーケティングライター。

今の女性に支持されるのは、彼女達の肌感覚で商品消費を捉えることのできる企業や商品。なるほど、女性についての勉強になります。

30歳で・・・な男は魔法使いらしい。

秋葉原などで生息されるオタク層を読者に想定した、とってもリアル恋愛指南。手放しで笑ってられませんね、ふとしたきっかけで自分がその立場だったかもしれませんから。

46/200冊

最近の濫読

マッキから一体何を基準に本を選んでいるのか問われたのですが、基本はカツマ本やホンダ本のお勧め本買い、アマゾンでの連鎖買い、本屋での勢い買いが中心、ビジネスや娯楽小説だけに偏らず、なるべく歴史や哲学なども織り交ぜつつですが・・

確かに脈絡ない (さらに不審でもある)

元産業再生機構COOの富山和彦さんの著作、その厳しい眼差しに見つめられるような作品。「会社は頭から腐り、現場から再生する」・・真剣勝負の中でこそ経営者は育つのだと。

早ければ早い方がいいんでしょうね、そんな経営に携わる経験を積むのは。(部下が1人もいない状態からまずは脱出が先決ですが) そんな現実の中で、何を学ぶべきか。

第1刷は1976年、既に第74刷の大ベストセラー。時代は変われど、知的生活を送るアプローチに王道なし。

人は歴史から学ばなくてはいけない。負けるべくして負けた日本軍の敗因を分析、同じ過ちは繰り返されてないか。

オバマ新大統領は一体何をチェンジするのか。アメリカという国は果たしてどこに向かおうとしているのか。

一方で、日本の中の「アメリカ」に対する受容と反発をどう捉えるか。暴力のアメリカが世界の中で突出し、消費のアメリカがこければ世界経済は大混乱する時代。

「ファスト風土」が貧困と肥満を生み出している。

まさに、「下流は太る」格差社会に世は突入しているのである。そうか、わが減量生活(=脱肥満活動)とは、階級闘争だったのか。。・・・などと、お手軽に新書を読みながら、ぼんやり色々考え事するの大好き。

52/200冊