「米国に暮らす」カテゴリーアーカイブ

米国で皆既日食(2017年8月)

今週8月21日月曜はテキサス州ヒューストンでも部分日食を観測することが出来ました。

・・・なんて、偉そうに書きましたが、当日の午前、NYから出張で来た上司に話題にされるまで全くのノーマーク。

いきなりEclipseと言われ、はっ?と反応。ちゃんとニュースをチェックしていないことも露呈。(その日は確かに朝から仕事のメールにかまけて時事通信のメールですら開いてなかった、、)

ちょうどランチ後に外に出た時に、雲に太陽がかかり、あ!日食だ、、と撮影できました。

これは正確には部分日食。

まわりに聞いてみると、約40年ぶりの米国での皆既日食ということで結構な盛り上がりだったようです。なにやら全米の従業員が思わず仕事の手を休め空を見上げる負の経済効果が約700億円超となるという試算も飛び出したとか。

すっかり忘却の彼方にあった、皆既日食と金環日食、部分日食の違いもおかげでおさらいできました。しかし、日本に居る場合は次回の金環日食は2030年、皆既日食は2035年と、ちょっと娘達にお父さんの物知りぶりを披露する機会は来なそうです。(きっと自分もまた忘れているし)

部分日食は2019年、2020年とあるようなので、この時がチャンスかなぁ、でもよく考えるときっと平日に小学校で観察でしょう。

ハレーすい星を観測する機会もおそらく自分には巡ってこないでしょうし(次回は2061年、、87歳)、天文の世界からすると人の一生なんてたかだか一瞬。

そういえば、小学生の頃はわりと理科好きだった気もします。あの頃の興味・好奇心はどこにいってしまったのだろう・・としばし遠い目。

米国土産〜Harney & Sonsの紅茶

毎回、帰国時に困ってしまうのが、お土産砂漠在住の米国駐在者。本年5月の一時帰国の際は妻がHarney & Sonsの紅茶を見繕ってくれたので、これを親戚などには配りました。

先日のNY出張中、日本から出張してきた上司のお供でHarney & SonsのSOHOのお店に行く機会がありましたのでメモ。

お洒落な街にある、お洒落な紅茶屋さん。

店内だけでもものすごい数のフレーバーティーを取り揃えており驚きました。おまけに紅茶だけではなく、グリーンティー、緑茶やホワイトティ、白茶?やら色々な種類のお茶もカバーしております。

公式HPを眺めると、お茶の世界の歴史と味を世界に教えるのが我らの使命・・とばかり大上段から斬ってます。

(中には味が想像つかないハーブティーなども多数)

(値段は意外にリーズナブルな気がします、多分)

夏の時期はアイスティーがオススメというので幾つか買ってみました。この色とりどりの缶が可愛いですね。

(これで50ドルぐらい)

先日はPARISという種類の紅茶をお土産にしましたが、来年の夏は気に入ったアイスティーの種類を見つけだして紹介するのが良いかも。しかし、当地では1缶(20袋入り)8ドルで買える商品が、日本では1缶2千円で売っているのですから随分な値段の差です。

チェースとの10日間バトル

米国生活では常に何かしら小規模なバトルが展開されている気がします。金融機関だったり、何かしらのサービス会社だったり、お相手は様々ですが。

今回の対戦相手は、大手金融機関のJPモルガン・チェース(もちろん投資銀行部門じゃなくて個人を相手とする商業バンク部門)。それも、6月に契約更新したばかりの通勤車のリース契約の初回リース費用支払いを巡って。(ちっさ・・!)

事の起こりは、マツダディーラーを通じチェースが僕のクレジタビリティを気にして審査が滞っているようだ、、というところから。(これまで丸3年近く一度も支払いが遅れたことがないのになぁ)

求められるままに幾つか書類を追加提出し審査通過完了を待っているうちに最初のリース費用支払い期限が。ところが、なぜか既存のチェースのオンラインアカウントに、リースローンが登場せず。

これは不可思議、審査の遅れのせいか?などと考えつつ・・と10日ほど手段が見つからず放置していると、今度はいきなり支払い督促の連絡! いや、だから払いたいんだって。

すると電話口の男が、自分に支払い銀行口座の番号とパスワードをよこせは俺が支払ってやろうとのたまう。完全に支払い滞納者扱い。

「ふざけんな、なぜこの電話一本でお前のことが信用できるのだ!振り込め詐欺だったらどうするんだ。」と電話を切る。そもそも出張先の日中に電話を受けたのでこちらもやや短気。

あらためて電話での自動音声支払い手続きを自分で実施。毎度ながら凄く時間がかかりますが何とか完了。(米国はこうした自動音声対応が多くて、本当に面倒なんです)

しかし、なぜオンライン上での支払い手続きが出来ないのか、そもそもリースローンがオンラインの口座に紐付け出来ないのかが分からず、チェースのカスタマーサービスにメールで照会。

数回のやりとりをへてようやく分かったのが、チェースの内部処理の過程で自分のFirst/Last Nameがひっくり返って登録処理されている事が判明。契約書は正しい情報なので、単なる銀行内の入力ミス。(多分、インドとかでやってるんでしょうね)

おまけに支払いが10日間以上遅れたからと20ドルの支払い遅延金まで請求されており、この20ドル含め初回のリース費用支払いが銀行口座から引き落とされてることを確認し激怒。

あちこちたらいまわしとなりながら文句言いまくり、ようやく登録の名前の変更処理(正しいFirst/Last Nameに)、オンライン上での口座紐つけ処理、そして20ドルの返金処理、今後の毎月の自動支払い設定・・・全て集結させるのに、最初の督促電話から数え10日間ほどかけました。

米国あるある、ですがバトルが終わるたびにほっと一息。

・・・と思ったら今度は、電力小売の会社から来週8/14までに支払いなければ電気止めるからね・・とのオレンジの紙がポストに! うわっ、あぶな。

未読メールの山を調べてみると、毎月の電力料金の自動支払いを設定していた会社が、僕の契約を他の会社に譲渡しており、新たに支払い手続き設定をしなくてはいけなかったという事が判明。慌ててオンラインアカウントを作り支払い手続きを・・

こうしたことが次々と押し寄せてくるので、まったくもって退屈しません。

チップも悪くない

外食の際など、どう考えてもこのサービスでこの金額は高すぎるよね、、と感じてしまう米国のチップ制度(特にニューヨークでの飲食時など18〜20%が驚きの値段になることも多々)。

ところが、最近気持ちよく払えたチップが3回ほど会ったのでメモ。

1つ目。

月に2回うちの庭の芝を刈ってくれるメキシカンなおじさん。その日も朝からギラギラに暑い中で仕事をはじめていたので、裏庭の木の枝をもう少し刈っておいて欲しいと追加の要望はきっちり伝えつつ「いつもありがとう」と手渡し。おじさん、満面の笑み。帰宅したら、めちゃくちゃ裏庭が綺麗に刈られていました。

2つ目。

シャワーのお湯が出なくて大家さんを通じ給湯システムを直そうと数日の格闘。念のためガス漏れの可能性を消しておいて欲しいと頼まれ、ガス会社に連絡したところ、金曜の夜中に技術者の方が来る騒ぎに。(確かに本当にガス漏れが発生していたら大変なので・・避難はしませんでしたが)

結局やはり給湯システム側の問題だろう・・となってお帰りになる初老のおじさんに「夜遅くにすみません、ビールでも飲んで」と胸ポケットに差し込み。おじさん、これまた満面の笑み。

3つ目。

月曜朝から通勤車のエンジン掛からず。あ・・!と確認すると、パーキングランプが週末付けっ放しでバッテリーが上がってしまう恥ずかしい事態(人生初)。近所の修理屋にブースターケーブルがないか聞きに行くと(買えないか、ないし借りられないか)、エンジニアの兄ちゃんが一緒に来てくれる事に。

彼のプロ仕様のチャージャーで一発でエンジンはかかり、お店としては無料サービスで良いよというので、わざわざ同行してくれた彼へ「朝からありがとう」と手渡し。兄ちゃん、満面の笑み。

どの機会も5ドル、10ドルでも、まぁよかったのかもしれないのですが、20ドルを選択。これなら、今日はいい日だ!となるのではないかとの思い。多分、それぞれの方の時給に近いはず。

普段はうっとおしいチップという仕組みですが、直接こちらの感謝の気持ちを明確にカタチで渡せる(渡しやすい)というのは、悪くないなと感じた瞬間でした。

日本だと、2千円とかって直接渡すの難しいですよね。

アラフォーの帰宅飯

なんだかんだと10日ほど出張で家を空けようやくの帰宅。ホームスイートホーム@ヒューストンです。

妻子の帰還を今週末に控えいまだ単身生活は続いてはおりますが、まず確認したのはガニちゃん、サブローの様子。・・って、転がってますけど大丈夫か・・・(→ガニちゃん一家と暮らす

カラになってしまった水入れに水を入れ直すと、素早く駆け寄るガニちゃんとサブロー。すっかり喉を乾かせてしまって申し訳なし。。

(このままだったら干上がるとこだったぜぇ・・・)

シロちゃんが逝ってしまってからかれこれ半年が過ぎました。(→さらばシロちゃん)幸いに残った2人は元気そう。

(風呂がわりに水に浸かってます)

オカヤドカリ達の生存確認、餌と水を替えたら、ようやく家主の食事の時間です。この10日間で日本食は2〜3食しか食べる機会がなかったので、気持ちは完全に炊きたての米と何か。本日の何かは・・・

SEIWAで購入したお刺身とぬか漬け、君に決めた!

お刺身がこれで18ドル、ぬか漬けは4ドルですから、NYのランチにも引けを取らない超高級晩御飯です。たまの贅沢で。(調理は全くしておらず盛っただけですが・・・)

単身生活もカウントダウン。妻子にとっては日本を離れる悲しいカウントダウンかもしれませんが、僕にとっては久方ぶりに家族再集合となる嬉しいカウントダウン。