「独学のススメ」カテゴリーアーカイブ

聞かせる力

夕学五十講の第十四夜目は・・・会場が満席で溢れかえってました。それもそのはず、講師は阿川佐和子さん。

「聞く力」はなんと140万部の大ベストセラー。

小柄で可愛いらしい阿川さんは、テレビでお見受けするのと同じ快活な印象。

Do, or do not. There is no try.

(お父さんの許可なく家族以外の男性の手を握ってはいけません)

それにしても、聞く力のお話かと思わせといて、阿川さんのしゃべること、しゃべること (笑)

講演なのですから当たり前なのですが、こちらが聞く力を発揮する必要ありました。楽しい2時間を過ごさせて頂きましたが、何もブログに残したいメモが残らないのも初めて。

面白かったので良しとします。

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タレントとしてもさることながら、物書きとしての実力が凄いと思います。今年還暦だというのに、あのお姿。

帰宅して思わず若い頃のCM動画などを探して鑑賞。

■ 75冊 (2013年)
■ 夕学五十講 12/14

中国はいま

長らく中国には足を踏み入れる機会がありません、かれこれ7年近く。(過去に上海数回、延べでも1ヶ月強の滞在経験のみ)

慶應丸の内シティキャンパス、夕学五十講の第十三夜目。
講師は防衛大学校長の国分良成先生、演題は「中国は、いま」

Do, or do not. There is no try.

(今や高級車ポルシェやフェラーリが無視できない巨大市場となった中国)

そもそも、中国研究の第一人者の大学教授だった方が防衛大学校長ということ知りませんでした。あと防衛大学校という教育組織のたてつけそのものも。(これだけでも受講の価値ありました)

ぼーだい、と言えば、陸海空自衛隊の幹部養成機関、海外で言うところの士官学校。そこでどのような教育が為されているのかは、これはこれで興味深いです。

さて、本題は中国。

もはやこの巨大に成長した隣国を無視して生きるのは世界経済の観点からも不可能。

東アジアにおいて日本は中国とどう付き合うべきなのか。

相手が抱える問題をあげつらうのではなく、違いを理解し、正面から向かい合うには。

お互いが理解できるところを増やしていく付き合い方は?

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(本日の課題図書・・・・盛り沢山で一読したぐらいでは頭に入らず)

ちょっとさわりだけ手を出してしまいました、自分にとってわかり易いところから。

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あと、中華料理も理解し易いんですよね。

■ 74冊 (2013年)

■ 夕学五十講 11/13 (2回欠席)

拉致国家

夕学五十講の十一夜目。

講師は蓮池薫さん、新潟産業大学経済学部 准教授・・・・って、誰??と思いつつ、会場について略歴を読んで、、、あ、あの方か、、と。

Do, or do not. There is no try.

(金曜の晩の一杯は焼き鳥で)

1978年、大学在学中に拉致され、24年間北朝鮮での生活を余儀なくされた人生とは。被害者ご自身が語る言葉は鋭く重い。

正直、テポドンもノドンも頭の上に落ちてこないとなかなか実感出来ない。ましてや自分自身が拉致されるなんて、想像力を完全に凌駕している。

今現在も当人の意思を無視してかの国で暮らすことを強いられている人達が存命ならば日本政府は一刻も早く事態の解決のために働きかけてもらわなくてはいけない。

遅々として進まない協議をじっと待つ家族の方達の気持ちはいかほどのものか。有効な実力行使は本当にありえないのか。

今更ながら、自分ごとに近いところで近所の不法国家について考察。人質とって、飛び道具のミサイルで脅すとは、やはりありえない。

■ 夕学五十講 10/50

IKEBANAジャパン?

夕学五十講の九夜目。
本日は全くの初分野、華道 未生流笹岡 家元の笹岡先生の講義。

Do, or do not. There is no try.

(先日、先輩宅を訪問してご自慢の薔薇などを娘と鑑賞)

華道というと、あまりに縁遠い世界と思っていたのですが、お話をきくとなかなか興味深い。歴史をひもどいて頂きながら、いけばなとはセンスではなく理詰めの世界と説く意外な内容。

綺麗と感じるものにも、しっかりと型がある! なるほどです。フラワーアレンジメントは足し算、一方で生け花は引き算、これからの比較が楽しみです。

■ 不完全な美を尊ぶ日本の文化

■ 左右非対称志向

■ 余白の美

■ 時の移ろいを愛でる

きっと多くの日本文化との共通な価値観もあったりするのだろうなと思いつつ。。このようにイケメンで、京大で建築を修めたような若い家元は格好いいなぁと・・・

む、同い年だ。

自分も海外に出ればいつ何時、日本代表気分で日本を語る必要があるかも知れず。来る日に備えて日本の誇る文化にも理解を深めねばと思った丸の内の夜でした。

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■ 夕学五十講 8/50
■ 65冊 (2013年)

生物好きな人達

夕学五十講の七夜目。

講師は長沼毅先生、、広島大学の准教授。

Do, or do not. There is no try.

(お隣の薔薇が綺麗に咲いてます)

テーマは・・・「辺境生物にみる適応環境適応力」 おぉぉ、遠い世界。著作も山ほどあり、プロフェッショナル仕事の流儀で紹介されるような生物学会のスター。 (多分)

南極にも3回も行かれており、科学界のインディージョーンズとのニックネームもあるようです。さすが類稀な経験をされているので、お話も大変興味深いものでした。

が、しかし、自分を一番興奮させたのは参加されている方の妙な熱気。これって、まさか生物学ラブな人達に囲まれている!?

うんうんと熱心にうなずきながらメモを取る前のOL・・・・あなた生物学専攻でしょ??、とか。質疑応答でワクワクしながら新生物発見の可能性に胸をときめかせているあなた!!、とか。

かくいう自分も決して嫌いな方ではないので、深海に群生するチューブワームとかの話に興奮。(消化器官をもたない変わった生物で、体内の共生微生物でエネルギーを得ている??らしい)

世界は広く、まだまだ誰も見たこと無い生物がいるかもしれない。そんな当たり前のことを丸ビルで思う夜。

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■ 夕学五十講 6/50
■ 63冊 (2013年)