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中古ワンルーム3戸目、買います

10年ほど寝かせてきた中古ワンルームマンション投資を再始動することを決め、3戸目を買うことにしました。どうやら、ローンの審査も無事通りそうです。(→ソニーに審査されてみる

中古マンション(RC)の一棟投資との間で、しばし方向を迷いましたが、やはり借金額を大幅に増やして大きなレバレッジをかけ、大きなキャッシュフローを狙って行く一棟投資には自分は今は踏み切れませんでした。(ビビリです。。)

自分の給与収入で繰上げ返済が出来る範囲で借金額をコントロールして区分所有の中古ワンルームマンションを増やしていく、ミドルリスク・ミドルリターン作戦をもう一歩だけ継続します。

(結局、2008年に出会ったスタート地点に戻ってきました)

時間という意味ではずいぶんと無駄にしてしまったので、ここから15年ほどを巻いていきます。全ての投資物件の残債を60歳までに完済するのが現在の達成したい目標です。

都内の中古ワンルームマンションで着実な成果を上げられた台場さんの著作。考え方としてイチイチ非常に共感します。サラリーマンを辞めたくもなっておりませんし、妻を社長にする予定もないですが、3冊まとめて読むとお考えの全体像を感じられます。

日本財託の重吉社長の名前で出版されている中古ワンルームマンション投資を勧める一連の著作については、やはり自社からの物件購入〜管理に誘導する点では業界関係者の手によるポジショントークと受け止められる点は否めないでしょう。(この10年、管理サービスは本当にしっかりしていると感心してますが)

不動産投資手法としての評価は、日本財託だけで8,000人以上いる中古ワンルームマンションのオーナー軍団から、うまくいきました!という成功例が続々と出てくるか次第だと思います。

ソニーに審査されてみる

ソニーからお金を借りるために審査されるなんて、初めてのソニーグループとの向き合い方だなぁと。ここまでの主な接点はゲーム関係ぐらいのPSユーザーです。生保とか銀行には縁がなく。

流石にスルガ銀行の騒ぎもあったので審査はかなり慎重に進められるよう業界全体が変わっている印象を受けます。やたらめったら審査の必要書類も多いですし、あれこれ深堀りした質問も。

約10年前にスタートしたプロジェクトですが(→不動産投資はじめました)、10年間、毎年100万円の繰上げ返済を怠らなければ今頃2戸も完済間近だっただろうな、、と思いつつ再始動します。

不動産投資のための濫読③〜中古ワンルーム投資編

6月中に固め読みした不動産投資のための濫読まとめは今回が最終回。(→その①→その②

最後は自分がはじめた中古ワンルームマンション投資なんですが、なかなかこれだ!という良い本に当たりません(笑)。

お世話になっている不動産管理会社の社長の本。管理会社が大事ですよ・・という自社管理営業への誘導ツールです。

もちろん信頼出来る管理会社に物件を任せることは非常に大事です。不動産もプリンターと一緒で、本体ではなくトナー販売で永続的に儲けるモデルとして捉えられるというのは素晴らしい視点。中古ワンルームをコツコツと増やす手法についてはかなり細かく説明があります。最初に無借金の中古ワンルーム2戸が天から降ってくるといいんだね、、とは感じますが。(最初の1戸、2戸がいちばん難しいところ)

表紙がやたらと暗いのですが・・中身はバランスの取れている一冊。こちらも中古ワンルームマンションを販売される社長さんの本なのでポジショントークといえばそうなんですが、自社宣伝は煩くはありません。定年後に年収500万円前後の家賃収入を得るためには1億円前後の資産が必要です、というあたりのシュミレーションはかなりアバウトですが、目標管理や運用記録の勧めについてなど幾つか大事な学びがありました。

じゃあ、中古ワンルームマンション投資で上手くいっている方の著者は?ということで行き当たったのがこちらの左2冊。

芦沢さんはサラリーマン大家として24年かけて区分57室を現金で購入していったという素晴らしい実績の方。スタートが1996年で諸々と投資環境は違うものの、その手法は徹底しており個人としての戦略に溢れているなぁと思います。ターゲットを1990年前後の築古で狭小の割安物件に絞っており、自主管理をされていることなどこだわりを感じます。株もしっかりとやられており、その堅実投資ぶりを尊敬します。

台場さんは愛知在住ながら、都心に15戸(室)の中古ワンルームマンション投資の実績がある先輩サラリーマン大家さん。お考えになる投資の鉄則の一番が身に染みました。曰く、「本当に儲かる話は、個人的に十分儲かるまでは人に話すことはない。特にサラリーマンは定年退職するまでは自分が行っている投資について何も語らない。」・・はい、その通りだと思います。。

3冊目については不動産投資コンサル会社の社長さんの著作。確かに中古ワンルームを再販業者から買うべきか、物上げ業者から仲介で買うべきか、は一つの選択肢かもしれません。

あとはその他大勢の本は以下。

6月だけで不動産投資にまつわる本が28冊の固め読み。トンデモ本も含めて不動産投資関連本を読むのが新たな趣味となりそう。

6月の読書ログ集計に追加しときます。

■ 28冊(2020年6月)
■ 113冊(2020年累計)
■ 2,405冊(30〜45歳)

不動産投資のための濫読②〜いろいろあるな編

前回からの続き。
まずは、不動産投資の幅を感じるのにお勧めな2冊がこちら。

著者の小嶌さんがとにかく破天荒にて、読み物として面白いです。ご自身が進んでいった方向が100万円以下で買った廃屋同然の物件をリフォームする廃屋再生投資ですが、これはなかなかハードルが高い選択肢だと思います。だからこそ成功した時にはハイリターンになりえるのだとも納得。

いずれ自分も現金でボロい戸建てやアパートを購入し再生に取り組んでみたい・・とバケットリストに放り込みました。

こちらは廃屋どころか空き地。著者の加藤さんは現金で買った更地を賃貸に出す・・というとんがった不動産投資の境地にたどり着枯れました。勿論、一軒家やアパート、商業ビルを複数所有されており、更地だけで最初からやっていける訳ではないです。文章が面白いのでもう一冊ぐらい他著作を買ってみます。

幾つか反対意見、不動産投資ってどうなの?そもそもやめた方がいいんじゃない?という意見も傾聴。

新築シェアハウスのかぼちゃの馬車で名を馳せたスマートデイズが民事更生法を申請したのは2018年4月。被害者の中には不動産投資経験者が結構な数含まれており他人事ではなくゾッとしました。高値づかみ、サブリースの罠など不動産ならぬ負動産の特徴が満載です。

その他、あまり特筆すべき点を感じず、おすすめには至らない濫読本達はタイトルだけログしときます。

ふんどし王子の著作は面白かったかも。きっとセミナーなどで聞いたら魅力的な方なのでしょうね。不動産投資である程度成功したら今度は著作やセミナーで稼ぐという流れが一つ確立していることも分かりました。でも、それって投資としては再現性低いですよね。

別に人生一発逆転の投資を求めているのではないので。(→ラストのワンルーム投資編に続く

不動産投資のための濫読①〜まずはオススメ編

5月下旬に不動産投資への興味を再び引き立てるきっかけがあり、6月はその興味を存分に満たすべく不動産投資本を濫読投下。

「もふもふ不動産」のもふさんお勧めから幾つか手に取ってみました。結果的にこれが後から振り返ってもオススメ本でした。

著者の鈴木さんは2013年に地方でRC一棟マンションを購入されたところから不動産投資開始。丁寧に基本から不動産投資にまつわるイロハを整理してくれており、教科書と呼ぶにふさわしい内容。自己資金を物件価格の20%程度は必要と考えられているところなどに堅実さを感じます。

こちらも良本。ただ最初から一棟アパートです、と言い切る流れに乗れるかどうか。安定しているからといって20年かけて都心で区分所有のワンルームマンション数戸手に入れて、無借金で年間家賃収入300万円が出来て良かったね・・と言えますか?という整理。(別にそれでもいい気がするけど、、)

著者の石原さんが見つけられたような利回り20%以上の地方か都心の築古アパートが見つけられるか、という再現性が気になります。ただ、投資を始める前にまず戦略目的を策定すべしとなどの重要なキーワードは満載。なんとなく始めたことがうまくいくはずはありません。

著者の田中さんの投資の軌跡が物件の積算価格の重要さの理解につながる良本。地元への集中投資から地方に進出されていく経緯などターゲットをどう置くのかという戦略立案で学び多し。

こちらは中古ではなく新築のアパートやRCマンション一棟投資を勧める本。内容の書き振りは丁寧かつ誠実な印象を受けます。中古の区分ワンルームや戸建てについては、レバレッジが効かずあまり儲からないのでお勧めしないが、損をした時の影響も比較的少ないので慎重にやりたい人はそれでも良い、との記述あり。

税理士の著者がキャッシュフローに拘って整理した一冊。後半では法人化や消費税還付まで解説されていますが、自分にはまだ関係のない話のようです。前半が非常に示唆にとんでおり面白いのでお勧めです。

まずは不動産投資本濫読の入り口として一棟投資に特に興味がある方に特にお勧め出来そうな5冊の紹介となりました。あと20数冊ありますが、イマイチだったものも含め少し続けます。

→不動産投資のための濫読②〜いろいろあるな編
→不動産投資のための濫読③〜中古ワンルーム投資編