「一流ビジネスマン研究」カテゴリーアーカイブ

島耕作クロニクル

ふとしたことで、これまで未読だった課長以前の島耕作、イブニングで連載されていた、ヤング島耕作、主任島耕作、係長島耕作の12冊をKindle大人まとめ買いからの〜一気読み。

それにしても見事、はるか昔の1982年から連載開始した本編である課長島耕作34歳につなげるよう島耕作のサラリーマン人生前半をまとめ上げたものです。これで、まさに入社の瞬間から会長として退職を迎えるその瞬間までのクロニクルが完成。

ヤング時代に、初対面の銀座のママが店の家宝として大事にしていた経営のカリスマ吉原会長のボトルを貰い、これを退職の日に飲もう・・と若者の島耕作に言わせるフラグも立てたりと、もう自由自在。

気になって課長編も少し読み直してみましたが、さすがに初対面じゃないはずの吉原会長や宇佐美常務(当時)に、君が島君か・・と言わせてしまったり(既に入社間もない頃から主任〜係長の時代にも会っとるやないか)、遡って修正できない矛盾点は幾つかあるものの、概ね違和感なし。まるで予め見越して書き出したかのような世界の統一感。

さすがに島耕作が会長を引退したらこの大河ドラマもこれで終わりだろう・・と思っていたら、なんとまさかの学生島耕作も連載中(既刊5冊) これはきっと来ますね、老後島耕作。

連載の開始がバブル前、まさにJapan as No.1な絶頂を経て、バブル崩壊、失われたうん10年の中で迎えたリーマンショック、日系家電メーカーが再編・淘汰される現在の世界を誰が予想したでしょうか。

一部、いや大部分がファンタジー色に溢れながらもこの35年ぐらいの社会の雰囲気を感じさせる素晴らしい作品だと改めて感じ入りました。全ての働く方々、就職活動を迎える学生の皆さんにオススメです。(学生編を除いても既刊85冊ぐらいになるので相当なボリュームですが)

自分もいつか本社で課長になって島耕作と同じスタートラインに立ってみたいものだと思います、それが10年遅れでも。。

時間の使い方記録を開始

2017年に掲げたチャレンジは「生産性を高める」こと。(→生産性)とっかかりとして3つ挙げさせてもらいました。

■ 月次目標の採用

■ 働く時間を増やさない(むしろ今より減らす)

■ 時間の見える化

この中の3番目、時間の見える化に、Kコーチの助力を仰いで着手致しました。早速、時間管理の研修で使用しているフォーマットを頂き基本の使い方に従って1週間計測活動を行ってみました。

原則30分単位で、仕事、睡眠、家族、趣味、娯楽、生活、通勤、運動、学習、交際、その他、の11項目に実績を割り振るというもの。(2種類にまたがるものは重複可、1日の時間が24時間以上になってもOK)

仕事については更に細分化し内訳を分類。自分の時間の使い方を見える化することで効率を上げるヒントを探るというもの。これは面白い!

自分の場合、投入している時間が多いのが上に列挙した順。仕事と睡眠が各25%、そこから残る50%が週末の家族との時間、読書などの趣味時間、深夜のゲーム時間の娯楽、、というふうにカウントされました。運動とか学習が少なすぎて恥ずかしい。。

仕組みがわかったので、次は通しで2週間の計測を開始する前に自分流にルール設定を以下カスタマイズ。

まずは仕事、睡眠、それ以外、3種類の時間の割合をKPIとして計測したいと思います。そのために項目のダブルカウントは不可として、2種類の項目がある場合(通勤時の読書=通勤&趣味、通勤&学習)は各々の時間をハーフカウントすることに。総時間がぶれていては比較できないので。(1日はやはり24時間)

次に日々のオフィスへの通勤は生活としてカウント、これで項目数は11から10に。自分の場合は出張が多いのでこの移動時間をどう捉えるかで大きく仕事とそれ以外の時間が変動するのですが、仕事&それ以外のハーフカウントでやってみようと思います。

想定するパターンとしては、仕事&仕事、仕事&趣味、仕事&学習、仕事&娯楽、仕事&睡眠の5つ。(空港や機内、車中でどんな行動を選択するかで変化)

このルールで2週間もう一度記録を行い足元の傾向を見定めたうえで必要な目標設定を考えてみたいと思います。やはり運動と学習の量を継続的に一定量確保することが目標になるでしょうか。家族時間のミニマムライン設定も重要そうです。

なお、しばらく頭の中で寝かせて考えたのち、以下の活動の時間割り振り(意味付け)を定義しました。

■ ブログ=趣味&娯楽

■ 読書=趣味&学習、趣味&娯楽の中から読んだ内容に応じ

■ 映画、ゲーム=娯楽

■ ダンス、ゴルフ=趣味&運動

■ 日経新聞と日経ビジネス=仕事&学習

■ 仕事に必要で勉強すること(語学とか財務会計とか)=学習

■ ジョギング、筋トレ=運動

出張移動中の読書や映画鑑賞の分類が少し変則になりますが、とりあえずやってみます。

(妻がダラーツリーで叩き売られているのを発見し不憫になって購入した我が同胞たち)

最初の1週間の計測結果をKコーチに送ったところ「仕事と睡眠の時間は決して多すぎるとも思えず・・(略)・・思っていた以上に娯楽の時間が多いのに驚きました。決して悪いという意味ではなく。」というコメントを頂き笑ってしまいました。

そう、睡眠やそれ以外の時間を削るほどは仕事してませんし、趣味や娯楽の時間を確実に確保する為には睡眠も取りすぎないようにしています。そんなことが数字を通してモロバレ。

ビジネス書ポートフォリオ

過去2年ぐらいはビジネス書、というよりもノウハウ的な本に手を出すのを控えめにし歴史小説なんかを優先してきたのですが、今年はビジネス書的なジャンルにもKindle買いの枠を再び広げていこうかと思います。

イメージとしては全体の20%ぐらいをビジネス系。次の20%ぐらいは学びを深めたい歴史系。そして残り60%はいまのところ自由で。読書ポートフォリオも走りながら見直していければと思います。

まずはKindleの1クリック買い連打に走る前に、手持ちの未読だった紙の本の在庫一掃から。読了した本はお世話になっている商工会の図書室に寄贈します。断捨離活動とセットで。

ライフネット生命の会長兼CEOの出口治明さんの本。これまで読んだ著作は15冊ぐらい? 著作が現在30作ちょっとあるようなので半分は読ませてもらっていそう。世界史関連を次は読まないと・・とウェイティングリストに入れてます。

驚くのはどの著作を読んでもご主張がぶれないこと。言葉を返せば内容は首尾一貫しているので複数冊を読む必要がないとも言えます。(そういうことでは自己啓発やノウハウ系のビジネス書は全てどこかで聞いたことのある内容です)

■「数字」「ファクト」「ロジック」で物事を組み立てる

自分のアタマで考えること。決断することの大切さ。捨てることを恐れない。迷ったら最後は直感で決める。そして最後はご自身の持論である、人は「旅・本・人」のインプットで磨かれる、という締めくくり。仕事にかける時間は長い人生の中で見れば2〜3割という「たいしたことのないもの」だから、どうせなら思い切ってやればよい、というお言葉。心に刻み込みたいと改めて思いました。

■ 100人分の成果をあげるためには100人に仕事を任せる

20人部下がいるなら20人の部下を信頼して仕事を任せれば良い。ではどうやって任せるのか。指示ははたして具体的且つ的確だろうか。期限と優先順位を示しているだろうか。そしてホウレンソウは上司が部下に行うものと心得なおす。感情は出しすぎず、部下の短所は放っておく。自らのコア・コンピタス以外は全てアウトソース・・悪しきプレイングマネージャーになりがちな自分を戒めて2017年は新たに臨みたいと思いました。

メンバー達との個別インタビューのコミュニケーションのヒント探しに。朝メール、夜メール、ここで今一度導入を検討してみようかな。

経営のスピード感を意識するために。少し前の本なのでヤフーの爆速経営が現在も順調に続いているか、経常利益は上がっているかを追いかけ確認。昨年から爆速あらためアップデート経営への転換を掲げているそうです。とにかく歩み(というか走ること)を止めていないのですね。

タイトル買い。打たれる前に準備。

巻末の凹んだ時の気持ちの切り替え方。自分も2つずつぐらいレパートリーは持っているなぁと確認。

■ カラダを動かす → 週1回のジョギングや月2回のダンス
■ カラダを休める → 疲れてきたら寝かしつけと共に即寝
■ 好きなことに没頭する → 料理とかゲーム
■ 自分と向き合う → このブログとか個人ノート書き
■ 人とふれあう → 家族時間と家飲み
■ ココロを満たす → 美味しいものを食べる、読書

自分も、メンタルタフネス(=打たれ強さ)が強いというよりも回復力が(無意識に)高いタイプなのかもしれない、と考えました。さて、いろいろと懸案事項ありますけど気持ち切り替えて新しい週に突入いたします。

■ 5冊(2017年)

センテンススプリングを試験導入

日々のビジネス情報源は毎日の日経新聞と時事速報ニューヨーク便、あとは週刊の日経ビジネスが相変わらず主軸のジャパニーズビジネスマン@本当に米国駐在中?です。(→ビジネス情報源

これに加え日本人同士のアイスブレイク(雑談)の中でいまだに効果あるのがスポーツや芸能ニュース。スポーツは別にして、これまでもネットのニュースで気になる芸能ネタがあれば、ちょっと内容を確認して・・で対応してきたのですが、最近のニュースの複雑化に伴い、例えばベッキーの件でも、まずはゲスの極め乙女。がわからない・・という状態。

そんななか中年男性視点で非常にわかりやすくまとめている情報媒体にたどり着きました。

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(センテンススプリング様、原典)

ふと思いついて、2016年に入ってからの週刊文春バックナンバーを図書館で毎週数冊借りて読み始めたのですが、ベッキーやSMAP解散騒動からはじまって様々な芸能ニュースの背景や詳細がよくわかること、よくわかること。結局、一次情報に当たるのが一番の近道ということでしょうか。

趣味のdancyu読んでもただただうらやましくてお腹がすくばかり。且つそこで得た知識のアウトプット機会はかなり限定されるのですが、週刊文春を流し読むことでカバーする雑談ネタはかなり豊富です。しばらく定期インプット情報源のポートフォリオに「センテンススプリング」アンテナを試験導入して、その効果をはかってみたいと思います。

米国赴任中に読んでいた情報媒体が日系の新聞・雑誌のみですとかなりお寒いので(現在はまさにそうですが)ちゃんと残り3年では米国発信の一次情報を英語で収集する習慣づけを試みたいとは思っています。さてどうやれば三日坊主にならないか。

■ 定期インプット情報源(文字)
日本経済新聞、時事速報ニューヨーク便、日経ビジネス、日経アソシエ、dancyu、週刊文春

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(最近、娘の英語力の伸びが凄い)

なお、運転通勤中は相変わらずESL PODを流して、英語耳の修行と米国事情(歴史、風俗、偉人等)のインプットは継続しています。(→ESL PODが英語リスニング教材としてお勧め

■ ESL POD 累計リスニング 173時間(目標は1,000時間)
・通常エピソード(20分)900-1,195話
・カフェ(30分)400-550話

ビジネス情報源2016

2016年、従来の「自己実現マニア」下のサブカテゴリとして新たに「一流ビジネスマン研究」を設置して、その生態や振る舞いについてアンテナをはってみたいと思います。(今頃研究しているぐらいなので、自身が一流ではありません・・・目指したいとは思っていますが)

初回のお題は過去より課題感をもっているビジネス情報源。

現在の自分のビジネス情報源としては、ジャパニーズビジネスマン愛読の日本経済新聞(日刊)、その副読本としての日経ビジネス(週刊)が主軸。

これは社会人になって以来ですが、新聞で言うならばやはり読売、毎日、朝日あたりから編集方針の違う2誌程度を本来読むべきだよなぁ・・・と思いつつ、未だに習慣に取り込めてません。

また、日本の報道にこだわらずWall Street Journal、あるいはFinancial TimesやEconomistなどの欧米発信の一次報道情報に当たることもしなくては・・と思いつつ出来ておりません。米国に住んで日経新聞がビジネス情報源の中心って正直恥ずかしいばかり。

もっとITを活用してもと思いますが、SmartNewsとか、ハフィントンポストとかのキュレーションニュースサイトって、イマイチ好きになれません。なんか餌付けされているみたいで。

米国経済や産業の動きは時事通信のニュースメール(日本語)でアップデートしております。これはこれで効率的といえば効率的なのですが、日本語媒体で最低限の対応でしのいでいるような印象があります。

2016年はこのビジネス情報源の設定を、現在かけている時間からさほど増やさない範囲で、少しでも一流方向?に変えていけないかなと考えています。(いきなり一足飛びに高難度に挑戦しても失敗を繰り返すばかりになりそう。過去に未読のTimeの山を築いたこともありますし。)

ここまで整理していて気がつきましたが、やはりアウトプットの意識が低いインプットだったからこそ、今まで成果に乏しく習慣化にも至らなかった気がしました。

インプットが作業や目的化しないよう、何のためにビジネス情報を取得する必要があるのか(より自分の頭で深く考えるために決まっていますが)もう少し頭を整理してみたいと思います。英字新聞をもっていれば格好いいかもしれない・・とかそういうことでは勿論ございません。

さて、まずは日経新聞、日経ビジネスの未読を常にゼロ状態にするところから。。