無人島で暮らすための4つの約束

椎名先生お勧めの漂流記「無人島に生きる十六人」が未読だったので図書館で借りて読んでみました。

明治31年に乗船していた帆船が太平洋で座礁、珊瑚礁にある小さな島で暮らすことを余儀なくされた十六人が、工夫して助け合いながら見事全員が無事に救出される実話なのですが、船長のリーダーシップと船員達の自律したフォロワーシップが見事です。

特に、漂着して直ぐに、島でこれから暮らすにあたって船長が立てた4つの決まりを皆が守ることを約束するくだりがあるのですが、この4つの約束が秀逸。というか島じゃなくても守るべき。

一つ、島で手にはいるもので、くらしていく。
二つ、できない相談を言わないこと。
三つ、規律正しい生活をすること。
四つ、愉快な生活を心がけること。

さらに、船長は、自分自身への誓いとして、どんなことがあっても、怒らないこと、叱ったり、小言をいったりしないことを心に誓います。皆が気持ち良く、愉快に暮らすためには、不要なことだと考えたからです。

これ、ほとんどの共同生活の場面で応用が可能な気がします。家庭でも職場でも、およそリーダーシップの発揮が必要なあらゆる場面での心構えとしても。

自分の立場で読み替えると、自らの収入の範囲内で暮らし、出来ないことは望まず、規律正しく、且つ、愉快な生活を心がけること、でしょうか。

愉快、ってところが良いですね。愉快に生きたい。

一万冊プロジェクトをレビュー(2023年11月)

引っ越しもひと段落つきましたので図書館利用を再開。同じ区内ですが、利用する図書館も変わり、以前より近くなって嬉しい。

(開放的で広いレイアウト、入館前からテンション上がります)

図書館を利用することは支出の最適化にも一役買いますし(→図書館習慣2023)、家の本の総量を固定することでの断捨離効果も。我が家は活字の本で本棚一つ、漫画で本棚一つ、で固定。

長女が漫画や本を買うようになったので、少しずつスペースを押しやられつつ、本当に残したいものだけを残す入れ替え戦を継続実施中です。ブックオフには定期的に通って放出しつつ。

流行りのビジネス書はブックオフで一度眺めてから、面白そうだったら買うことにしています。以前はAmazonでポイポイ買ってましたが、、結果、積読本の山が増えてしまうので。

小説は発売から1年ほどたてば図書館で待たずに借りれるので、もう基本はそちらでも良いかな、、と。そもそも、追っかけしているお気に入りの著者の皆さんの新作を全部読めてない。

今回は石田衣良先生と浅田次郎先生の未読本をチェックする予定です。あとはシーナ先生がお勧めの漂流記などを。

読後に感想を読書メーターに残すことで、2021年からの詳細な読書履歴も残せるようになったのは、記録好きとしては嬉しい。

30歳から残る人生で一万冊を読んでやろうという一万冊プロジェクトをライフワークの一つとして継続しています。(→一万冊プロジェクト)ここまで18年で約3,000冊。

単純に1年200冊ペースで読んで、ようやく50年で10,000冊ですのでペースはやや遅れ気味。現役ビジネスパーソン時代は可処分時間も少ないので、後半に偏るのは織り込み済みです。

晴耕雨読ならぬ、昼はちょっと仕事したり踊ったりして、朝や夜は本を読むような暮らしを60代後半以降の楽しみに。今は出来ることを優先です。

ブログ記事を週7本から週3本に減らしてみます

ここ数年、何かと叫ばれるのが、サステナブルかどうか、という視点であり考え方。

このブログも年間365本更新することを、2010年から、かれこれ10年余り続けてきました。その間、編集方針の変更ということで妻子に関する過去ブログを一部非公開にしたり(私はアーカイブとして読めますが)、数ヶ月休んでみたりもしました。

今回は新たな試みとして、ブログ記事を週7本から週3本に減らしてみようと思います。純粋に色々とやりたいこと山積みで時間が回らないということが目の前の理由ですが、ブログ記事も減らすことで質が上がるかもしれない、、という思いがあったり。

ここまで、なんでも増やすこと、量を追求する機会や姿勢が多かったようにも思いますが、今月で49歳、50歳という節目の通過点を前にして、減らしていく、絞っていく、という視点をしっかり自分のものにしたい、という気持ちがあったりします。

モノを減らす、自分がやろうとするコトも、吟味して減らす。減らすからこそ質は高める。そんな循環の創造を目論んでみます。

とりあえず平日、月水金にブログ記事を予約で更新出来るペースを作ることを11月目標とします。文字数は500文字前後から、500文字以上〜として、長文も可、でもいいかも。

さて、次は何を減らしてみようか。(2023年、お酒を飲む日は減らしました→休肝日習慣

2023年10月の読書ログ

2023年10月の読書ログ。

今年は濫読を志向しないと決めつつ、これまで積み上げた習慣に引き摺られての読書。(→濫読しない読書戦略2023

>>>

10月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:2,535
ナイス数:73

パスタぎらい (新潮新書)パスタぎらい (新潮新書)感想
ヤマザキマリさん追っかけ読み。食事と風呂は人生における二大至福要素、という言葉もこの方が言うとなんだか重みがある。イタリアから帰国して温泉&美食レポーターやりながら、後年あの風呂漫画を繰り出した訳だから、大したもの。
読了日:10月01日 著者:ヤマザキマリ

HIGH OUTPUT MANAGEMENT(ハイアウトプット マネジメント) 人を育て、成果を最大にするマネジメントHIGH OUTPUT MANAGEMENT(ハイアウトプット マネジメント) 人を育て、成果を最大にするマネジメント感想
ビジネス書としては古典だが、40年前に書かれたものでも人に対する本質的な洞察は鋭い。中間管理職としての時間を積んできただけに感じ入るところが幾つかあった。一方で「インテル 世界で最も重要な会社の産業史」を先に読んだので、若干著者には先入観も持って読んでしまった気がします。
読了日:10月02日 著者:アンドリュー・S・グローブ

漂流者は何を食べていたか (新潮選書)漂流者は何を食べていたか (新潮選書)感想
シーナさん追っかけ読み。漂流は全くしたくないけど、サバイバルな食べ物事情には以前から興味あります。漂流系、冒険系、未読のもの達を改めて読んでみようか、、、。
読了日:10月03日 著者:椎名 誠

弾丸メシ弾丸メシ感想
小説とエッセイって全然違う表現を通じて著者の姿を感じるのは面白いなと感じました。堂場さんについては、私はお得意の警察小説を楽しむところで満腹かな、、と。
読了日:10月04日 著者:堂場 瞬一

最後の冒険家最後の冒険家感想
熱気球で太平洋横断に挑んで行方不明となった神田道夫さんを追いかけたノンフィクション。著者の石川さんご自身が一度冒険行に同行されているので迫力満点。冒険心を抱き、普段は公務員として働いているような人がいた、まだいるかもしれない、と思うだけで、日々の景色が変わってくる。
読了日:10月05日 著者:石川 直樹

パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学感想
脳の働きって面白い。記憶を司どる海馬の話なんかの本を以前夢中で読んだことを思い出す池谷裕二さん。頭の良い方が最先端の研究内容を平易に説明できるというのは凄く稀有な才能なんじゃないかと感じます。
読了日:10月06日 著者:池谷 裕二

カレーライス進化論 (イースト新書Q)カレーライス進化論 (イースト新書Q)感想
カレーについて盛りだくさんな水野さんの著作。カレースターなんて称号もお持ちでしたか。昨年より神田カレーマイスターのはしくれとなりましたので、ちょっと蘊蓄も補充。読後はやっぱりカレーを食べにいきたくなります。
読了日:10月07日 著者:水野仁輔

一生、片づく家になる!一生、片づく家になる!感想
賃貸住まいの自分には作り付け収納などは縁遠い話。でも、散らからない暮らしはしてみたいとは思う。
読了日:10月08日 著者:水越 美枝子

ペットショップ無惨 池袋ウエストゲートパークXVIIIペットショップ無惨 池袋ウエストゲートパークXVIII感想
久しぶりのIWGP巡回。ペットショップは闇が深いなと改めて。。それにしても、世相を物語として紡ぎ出すスキルはさすが。世界は変わり続けるのに、マコトとキングはあまり変わらないところも良い。
読了日:10月09日 著者:石田 衣良

禁猟区禁猟区感想
誰にも共感せず、感情移入が出来ない自分が、割と健全なのかもしれないと感じた。小説読む時ぐらいワクワクしても許される気がするが、そうも出来ない世界で生きているのか。
読了日:10月10日 著者:石田 衣良

>>>

9月末の引っ越しも落ち着いたので図書館で本を借りることを解禁しました。著者の追っかけ読みと、目についたものを借りることの組み合わせで当面は濫読してみます。

沢山読むことを目的にはしないけど、月に10冊読む、ぐらいは生涯の習慣にしても良いかもしれない。ということは、当面は年間120冊ペースですかね。

■ 10冊(2023年10月)
■ 111冊(2023年)
■ 3,022冊(30〜48歳)

休肝日習慣(2023年10月)

2023年、休肝日習慣はじめました(→休肝日習慣の定着も目指したい2023年)。さて、10月の結果はどうだったでしょうか。。

休肝日は合計12日!
残念、3ヶ月連続での15日は達成できず。

でも、仕事の会食は相変わらずコンスタントに週2日はありますし、出張にも出かけたのでやむなしです。最低でも10日確保出来ていれば年末に向けて良しとします。(それでも十分な進歩)

お酒は好きだけど、シラフな自分も好き(→ソーバーキュリアスって)という2023年の新方針に、休肝日を作ってダンスのレッスンを受けよう!というハイブリッド目標。

最近はダンスのレッスンは20時や21時開始にして、練習前に軽く残業しておこうという令和スタイル。仕事も趣味も全部拾っていこうという欲張りさん。

残る2ヶ月も、なんとか月10日以上の休肝日をキープします。

よく飲み、よく食べ、よく読む、中年男子のライフログ〜人生の達人を目指してます。2024年4月〜ロンドン在住。