仙台藩士の曽祖父〜家族のルーツを探る①

母方のルーツは武士、らしい。

この家族のルーツを探る旅をしよう、という母との約束を今回ようやく果たせました。約束したのは、2017年のこと。弟の結婚披露宴で母方の叔父叔母と久しぶりにご一緒した際に。(→母方のルーツは武士

あれから6年。あの時ご一緒していた叔父の一人が亡くなり、これはもう行くしかない・・と。母も69歳が75歳に。

一緒に東京から仙台に新幹線で向かいながら、まずは母も行ったことがない・・という曽祖父のお墓を目指すことに。(母にとっては祖父の墓)母は60年前の中学生の頃に自分の父母と仙台を訪れているのですが、その時はお墓を訪れていなかったとか。

お寺の名前は東昌寺。Wikiによると、臨済宗のお寺で、仙台の禅寺北山五山の一つだとか。伊達氏代々の保護を受けていたというのが仙台藩につながる感じがします。ドキドキ。。

想像以上に立派なお寺。

しかし、手前にも奥にも広がる広大な墓地エリアを一望して、これは自分達で適当に探すのは無理と真っ直ぐ社務所へ。来訪の目的をお伝えすると、ご住職が親切にも、あっちか、こっちか・・と呟きながら、ご案内を頂けることに。(ありがたや)

最初に辿り着いたお墓は、縁戚の方とはお名前の漢字が違い、墓石も随分と新しい気がしたので、もう一つの方へ。(そちらも結局は親戚でしたが)

こ、これだ・・・。

お墓の横に掘られた文字を読み解くと曽祖父の名前、影定の文字が浮かび上がりました。さらに丁寧に彫られた情報を読み進めていくと、影定の妻(曽祖母)、その子供達(母にとっては叔父叔母にあたる皆さん)・・と、この先祖代々のお墓に入られた母方の親戚のお名前と亡くなられた日時が明らかに。

さらに周囲にある古い墓石や墓誌も読み解いていくと、明治、大正どころか、安政5年=1858年・・、享保13年=1728年、極め付けが寛永16年=1639年のご先祖様の墓誌まで。

 

確かに、曽祖父は存在していて武士でした。お墓って・・凄い。祖先から現代の子孫への伝言板にもなってる。