2021年12月の読書ログ

年明け早々ですが2021年12月の読書ログから。12月は年間目標の200冊に届かせようとゲームも控えて爆読み月間でした。

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12月の読書メーター
読んだ本の数:29
読んだページ数:8199
ナイス数:233

1日1ページ、365日で世界一周1日1ページ、365日で世界一周感想
1日1ページどころか、小1時間でプチ世界一周気分を味わえます。知ってる小ネタが殆どの中に知らないのもたまにあり、子供達に物知り顔で伝える前のアップデートに最適。しかし、もう丸2年以上海外に出かけていません。
読了日:12月31日 著者:

人新世の「資本論」 (集英社新書)人新世の「資本論」 (集英社新書)感想
資本主義の限界を論じる一冊。SDGsが大衆のアヘンとは冒頭から強烈です。例のSDGsバッヂを嬉々として付けている世代が脳裏に浮かびました。しかし、脱成長をイメージするのはいくら失われた何十年世代でも難しく、その鍵がコミュニズムだと言われると脳が全く追いつかない。コモンって何のか、から勉強し直しが必要です。
読了日:12月30日 著者:斎藤幸平

東京23区×格差と階級 (中公新書ラクレ)東京23区×格差と階級 (中公新書ラクレ)感想
東京は巨大な階級都市。中心と周辺、西と東、20メートルの等高線・・なるほど。。東京の人と自分を定義しないからこそ客観的に読めるが、妻や娘達は東京出身。これまで都内は世田谷区、江東区、品川区、そして目黒区と住んできたが、データで頷ける部分はあるなぁ。
読了日:12月30日 著者:橋本健二

老後の年表 人生後半50年でいつ、何が起きるの…? で、私はどうすればいいの??老後の年表 人生後半50年でいつ、何が起きるの…? で、私はどうすればいいの??感想
思いもよらないビターな未来が起きうるのは人生後半戦に限らずですが、そんなことも含めて人生。楽しめるかどうかは心の持ちよう次第、ということか。
読了日:12月29日 著者:横手 彰太

なにものにもこだわらないなにものにもこだわらない感想
「好きだから」という「拘り」がいつのまにか自分を不自由にする、というところでまずはハッとした。長く生きるほどに「拘り」が増えているが、思考停止となっていないかを確認したいと感じた。
読了日:12月29日 著者:森 博嗣

Excelでできる 不動産投資「収益計算」のすべてExcelでできる 不動産投資「収益計算」のすべて感想
不動産投資の収益構造について頭を整理するために。投資の目的は純資産を増やすこと。不動産投資はキャッシュフローにばかり目がいくので、これがなかなかピンとこない。
読了日:12月29日 著者:玉川 陽介

手がかりは一皿の中に (集英社文庫)手がかりは一皿の中に (集英社文庫)感想
ライトなグルメミステリー。メインディッシュというよりは前菜的な感じ。あちこちご都合主義だが、美味しいものの描写はなかなかに高度。ただ決め台詞は気恥ずかしくてたまらんです。。。
読了日:12月28日 著者:八木 圭一

人間人間感想
創作する人、表現する人の悩みや心のうちの葛藤を表す言葉の奔流。読み切ったが、これがエンターテイメントかと言われると自分好みではない。きっと好きな人は好きだろうけど。
読了日:12月28日 著者:又吉 直樹

会社は「仲良しクラブ」でいい会社は「仲良しクラブ」でいい感想
チームビルディング、組織づくりのヒント探しに読了。リーダーは傾聴力、マネジメントは許容度の大きさ、という点は頷ける。無責任に責任を取る、という感性も持っていきたい。
読了日:12月27日 著者:橋本 正徳

貯金感覚でできる3000円投資生活 デラックス貯金感覚でできる3000円投資生活 デラックス感想
平積みされていたので一応チェック。特別な追加の学びは無し。貯金生活からの投資生活。
読了日:12月26日 著者:横山 光昭

ジェイソン流お金の増やし方ジェイソン流お金の増やし方感想
行動を起こすこと、継続すること、の大事さを改めて感じさせます。それにても厚切りジェイソン氏、凄い男です。来日した時は体重が140キロあったということで2度びっくり。
読了日:12月26日 著者:厚切りジェイソン

あのこは貴族あのこは貴族感想
素直に面白がって読了。欧米ほど露骨でもないけど、やっぱり日本も江戸時代から綿々と続く階級社会。そこに良いも悪いもなし。上京してきた田舎者の一人として東京で何年も暮らしながら、そう思います。
読了日:12月25日 著者:山内 マリコ

ゴミ人間 日本中から笑われた夢があるゴミ人間 日本中から笑われた夢がある感想
信者という訳ではないですが、その夢には強く共感も覚えますし、発信する力や生き方に尊敬も覚えます。私も映画チケットはプペルに仮装した西野さんに会える権利と一緒に買いました。彼を笑った多くの人もプペルの映画は本当に成功していないと、今言えるでしょうか。
読了日:12月24日 著者:西野 亮廣

寿命はなぜ決まっているのか――長生き遺伝子のヒミツ (岩波ジュニア新書)寿命はなぜ決まっているのか――長生き遺伝子のヒミツ (岩波ジュニア新書)感想
先日受けた小林先生の講義をおさらいするための副読本として。老化を我が身で実感する歳になって、自身を一つの生命体として眺め返すことは非常に興味深い。これだけ多様な生物も、全ては一つの細胞(DNA)からはじまったということには痺れます。
読了日:12月22日 著者:小林 武彦

革命前夜 (文春文庫)革命前夜 (文春文庫)感想
特に後半、ページを捲る手が止まらぬほどに物語に没入しました。あいにくクラシック音楽への造詣は今百歩ですが、冷戦下、ベルリンの壁崩壊直前の東の世界に渦巻く人々の思いと熱に浮かされるままに読了、鳥肌が立ちました。彼らのそれぞれの未来が光あるものであったことを願います。
読了日:12月20日 著者:須賀 しのぶ

フーガはユーガ (実業之日本社文庫)フーガはユーガ (実業之日本社文庫)感想
久しぶりに伊坂ワールド帰還。過酷な家庭環境にある子供たちがいること、残酷な現実があること、そんなことを軽妙な語り口とちょっと現実離れした設定を交えながら一気に読ませるとは、あいも変わらず素晴らしい仕事。
読了日:12月17日 著者:伊坂 幸太郎

流浪の月流浪の月感想
心をざわつかせるだけの刺激と魅力、悲しさと美しさに溢れています。様々な生きづらさを抱えている人達に、社会や他者には理解されなくとも幸せが訪れていてほしい。
読了日:12月16日 著者:凪良 ゆう

カラー図解 鉄の未来が見える本カラー図解 鉄の未来が見える本感想
鉄の未来に自分の未来をかけ合わせて。分からない部分も沢山残りましたが、それでも読後は少し鉄が身近に感じられました。地球上で最も多い金属が鉄。いつもお世話になっています。
読了日:12月12日 著者:新日鉄住金株式会社

みつばの郵便屋さん 幸せの公園 (ポプラ文庫)みつばの郵便屋さん 幸せの公園 (ポプラ文庫)感想
安定のシリーズ第四作。癒したっぷりの小野寺本。大きな事件は一つも起きず、悪い人も出てきません。丁寧に働く主人公を取り巻く穏やかなみつばの街。
読了日:12月11日 著者:小野寺 史宜

流人道中記(下) (単行本)流人道中記(下) (単行本)感想
一気に上下巻と持ってかれた浅田節、最高です。武士という存在そのものが制度疲労を起こしている江戸末期。お家を守ることにだけに踊る世界で生きる二人の武士と、共に考え、旅をした気持ちとなりました。玄蕃様、明治の世でご家族とは再会出来たでしょうか。
読了日:12月10日 著者:浅田 次郎

流人道中記(上) (単行本)流人道中記(上) (単行本)感想
期待以上の浅田節、本作も素敵です。身分が大違いのようにみえる二人の武士の珍道中を描くロードムービー。青山玄蕃の底知れぬ魅力が溢れます。
読了日:12月09日 著者:浅田 次郎

フライ・トラップ JWAT・小松原雪野巡査部長の捜査日記 (文春文庫)フライ・トラップ JWAT・小松原雪野巡査部長の捜査日記 (文春文庫)感想
高嶋哲夫さん追っかけ読み。他の災害小説のクオリティを期待して読むと、ずっこける。いや、警察小説というジャンルも大好物なんですけど、本作は今ひとつ。
読了日:12月08日 著者:高嶋 哲夫

ウルトラ図解 高尿酸血症・痛風ウルトラ図解 高尿酸血症・痛風感想
休肝日の読書。生活習慣の改善とダイエット。あとはきっちりと水分摂取を心がけることからか。ストレスを溜めずに自己管理をきっちりと・・と言われても、それが出来ていればなぁ、、という気持ちにも。
読了日:12月07日 著者:

大丈夫! 何とかなります 尿酸値は下げられる大丈夫! 何とかなります 尿酸値は下げられる感想
休肝日に読了。先日の人間ドックで尿酸値が人生最高に高かったので痛風が発症しないような対策を開始です。しかし、あれこれ書いてあるが、単なる健康な生活を示唆しているだけのような。
読了日:12月06日 著者:

技を伝え、人を育てる 棟梁 (文春文庫)技を伝え、人を育てる 棟梁 (文春文庫)感想
あちこちと深い。人を育てることと、人が育つことの違いやリーダーとしての心構えや度量。我々にとって毎日研ぐべき刃物とは何だろうか、というようなことを考えつつ読了。
読了日:12月05日 著者:小川 三夫

トッカン the 3rd: おばけなんてないさトッカン the 3rd: おばけなんてないさ感想
普段ご縁が少ない、出来ればご縁も欲しくない税務署を舞台にしたお仕事小説第三弾。3つの徴収事案が絡み合うストーリーが秀逸。そして、まさかのおばけの帰結がそこか・・と胸がズキン。大見謝酒店の家族の叫びが響いた。
読了日:12月04日 著者:高殿 円

ヴァラエティヴァラエティ感想
奥田英朗先生も既刊を追っかけてきたお一人。やはり上手い・・と唸らせる短編集。セブンティーンや夏のアルバムがしみじみと良い。
読了日:12月03日 著者:奥田 英朗

国道食堂 1st season (文芸書)国道食堂 1st season (文芸書)感想
小路幸也さん初読み。大分と変わったリングのある食堂を舞台にした人情物語。唐揚げチャーハンを食べに行きたくなる。続編にも直ぐに手を伸ばしたい。
読了日:12月02日 著者:小路幸也

ミッドナイトイーグル (文春文庫)ミッドナイトイーグル (文春文庫)感想
山岳とテロと国防を欲張りに詰め込んだ軍事サスペンス小説。同時進行する二つの物語が交錯してくる緊張感から目が離せない良作。自衛官とアシスタント君が出来杉くんで凄い。
読了日:12月01日 著者:高嶋 哲夫
読書メーター

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2022年はもう少し年末に頑張らずとも200冊を楽に読めるぐらいに濫読の習慣を向上させたいですね。

読書メーターに感想を残して翌月に丸ごと転記して読書ログにする手法はとても気に入りました。

教養に効く本を50冊読んで発信(アウトプット)しようという目標は完全に未達だったので、これは2022年の継続タスクとして持ち越しです。(→今年は教養本を50冊

■ 29冊(2021年12月)
■ 200冊(2021年)
■ 2,711冊(30〜47歳)