東京すみっこごはん

Amazonでなにげなく手に取った?流行りのご飯もの小説。

昔ながらの下町の商店街の脇道に佇む古ぼけた一軒家は、年齢も職業も異なるワケありな人達が集って手作りの料理を食べる共同台所だった・・って簡単なあらすじ説明だけですと??なんですけど、一話一話主人公を変えながら、全体として伏線の拾い方も丁寧で、いやはや良く出来たお話だと感心しながら既刊4冊を一気読みさせて頂きました、高頻度で涙までこぼしながら。

やはり、食べることとは生きること。誰かのために料理を作り、誰かと食卓を囲むことの大事さをしみじみと感じました。

自分も悩み抱えるワケありな一人なんだろうなと思いつつ、もっと気持ちと時間も込めて丁寧に料理を味わったり、誰かに料理を作りたいものだなと改めて考えさせられた作品です。
これはオススメ。

ビジネスにならなくても良いからこんな場所がいつか本当に作れないだろうか、そんなことも併せて思ったり。ちょっとコンセプトは違いますが、噂の未来食堂も気になっていますので日本に次回に帰国した折には是非ランチやディナーで訪問してみたいと考えています。神保町なら近いし。