スリナムで奴隷解放記念日

仕事の合間に少し時間があったのでスリナムの首都パラマリボ中心街を散策。

人口53万人の小国ですので、首都といっても小さなもの。


(あとで気づいたのですが街並みが世界遺産認定)


(例えばこの一軒家?も中央官庁の様子)

民族構成を見ると、インド系が一番で27%、続いてアフリカ系の黒人、さらには

インドネシア人や先住民、中国人が続くという驚きの内容。(南米なのに)

植民地時代に農園での労働の為に奴隷や移民としてやってきた人達が居着いて

多種多様な民族と文化で構成する国が出来たということのようです。

しかし、インド系の人達との出会いを期待して歩いていても・・


(ここはアフリカ?という感じの雰囲気)

右も左も黒人の方ばかり・・・不思議に思い本日は祝日の説明を読んで納得。

丁度7月1日は、スリナムでの奴隷解放の記念日だったのです。


(そう言われると皆さん民族衣装的な感じでお洒落してる)

1863年の奴隷解放から、まだ150年ちょっと。

そういえば米国も同じような時期に奴隷制度が廃止されたんだよなと歴史確認。

良い時代に、良い国で生まれた事実に、遠い異国で改めて感謝しました。


(FBには「メタボでもスリナム」とかお気楽に更新しつつ)

ボーキサイトを中心に資源と一次産業に依存するこの国を切り盛りするには

どのような視点が必要なんだろうと考えを巡らしてみたり。


(夜は火鍋、中華系移民の末裔がオーナー)

世界には色々な国があって、沢山の人々が結構たくましく生きている。

そんなことこそ、百聞は一見に如かず、なんだと思います。