木琴じゃなくてマリンバ

2013年度の慶応MCCの夕学五十講、最後の受講。
テーマは、グローバルで活躍する人のための教養とは。

(欧州の地ビールについてなら教養を深めたい)

講師は人事コンサルの川上真史さん、マリンバ奏者の塚越慎子さん、そして、フリーアナウンサー&声楽家の田幸知有紗さん。

もともとユーグレナの出雲さんの講義をきくつもりが接待が入りこの講義に振替。いったい、この皆様の組み合わせでどのような話になるのだろうと、興味津々。

グローバルに活躍する人間の魅力は教養に裏打ちされたパーソナリティにあるとして守りの教養と攻めの教養という領域があるというのが導入。

■ 守りの教養・・・歴史、宗教、政治 (自国+相手国)
■ 攻めの教養・・・自然・社会科学、世界的スポーツ、芸術(文学、美術、音楽)

後輩のS君が欧州出張した際に、音楽、美術に加え、ワインを学ばなくては・・と取引先とのフォーマルな会食の席で痛感したという話を思い出しました。

教養は勉強ではないので、興味・関心にもとづき深く知り、楽しむことで十分。そのひとつの事例として、本日は音楽を題材としてのアプローチ。

川上先生の話が面白いので、もっと教養についての話を聞きたかったのですが、そこからは世界トップのマリンバ奏者である塚越さんの姿に目が釘付け。(耳も)

マリンバといえば、木琴の親分みたいなものだと思っていたのですが、何ですかこの深みのある音色と質感。(空気中を波動が伝わり、腹に響く感じ)

演奏技術が素晴らしいのは勿論ですが、まとう空気が素晴らしい。そして、なおかつ美人!(あっという間にファンに・・こんな方)

目の前で演奏する姿を見るという音楽の楽しみ方を忘れていました。音楽は耳だけで感じるものじゃないんですね。

教養については、攻守ともに弱いなぁと少し焦りました。特に守りの歴史、宗教、政治あたりは欠けている部分や古いところを更新したい。

勉強ではなく、あくまで興味のおもむくままに。