行って参りました、北斗の拳のミュージカル化作品「フィスト・オブ・ノーススター」@日生劇場。
数ヶ月前に観劇打診を受けた数ヶ月前、何をあり得ない話をしているのだ・・と思ったのですが、超豪華な俳優陣に心を動かされて私の分の予約もお願い。段々と本番が近づくに連れてオープンされた歌唱披露や、電車内広告などに気持ちが高まり、思わず北斗の拳もラオウ編までを復習。(→北斗の拳、どんな話?)
観劇後最初にやったことは、12月の残りの自分の予定をチェックして再観劇が出来ないかの検討でした。つまり、凄く良かった。
もちろん2.5次元を意識した笑い要素や愉快な衣装などもありましたが、やはり圧倒されたのはよく練られた物語と豊かな音楽、そして実力派揃いの俳優陣が本当に楽しそうに演じていたこと。
そしてライブで歌うのを聞かせて頂くのは2回目、ユリア役の平原綾香さんの圧倒的な存在感。歌姫とはまさにこのことか。
ケンシロウ役は大貫さんクラスの身体能力を持ってしか演じられないと思われますので、再演が成立するのかは今から心配となります。(オリジナルキャストで観劇できて本当にラッキー。。)
どうか多くの方にこの素敵なミュージカルが届きますように。
部屋とワイシャツと私、的な。
落語を聴いた後に会場の蕎麦屋さんにて日本酒飲んで、蕎麦で締める的な素敵なお江戸企画にお誘い頂きました。
三遊亭司師匠による独演会。なんと今回で120回、10年続けられている伝統の会に・・はじめまして。
日本橋にある藪伊豆総本店の3階の畳敷のこじんまりとした会場に密を避ける感じで少し距離をとって観客は20数席。高座とのこの距離感は小劇場的でたまりませんね。
初めての噺家さんとの会合は緊張するものですが、「時そば」や「千早ふる」がたまたまに志の春師匠で聴いた話だったこともあり割とすんなり世界に飛び込むことが出来ました。締めは「出世豆腐(徂徠豆腐)」。もとは講談のお話から亡くなった師匠の師匠が落語にされた話なども伺いながら、江戸の人情噺に心を漂わせる至福なひととき。
そして蕎麦屋的なおつまみを頂きながら日本酒を3合ほど飲んで、締めにせいろをたぐりこむ幸せ。
(この蕎麦つゆが濃い感じが老舗感)
何人も贔屓の師匠を作って追いかけるのも大変か・・と思いつつ、また三遊亭司師匠の話も聞きに行ってみたいなとも。
いや、次は・・寄席に行ってみるのが先か。
先日、目黒区のイベント(→めぐろdeらくご)でお見かけした時から赤毛となった立川志の春師匠の独演会@おひつじ亭。こちらの会場で独演会を楽しませて頂くのも3回目。
落語の世界にダイバーシティを持ち込もうと奮闘される志、ますます応援ですね。英語落語やシモハルなんて試みは勿論、オンラインの英語や音源を売り出してみたりと多彩なアプローチ。
(撮影OKタイムの赤毛の師匠)
やっぱり贅沢と感じるのはこうした小さな会場、息遣いが感じられるような距離感の中で全身で浴びる落語。この日は最後のお話の「子別れ」がやっぱり良かったかなぁ。人情噺、好きです。。
物語の余韻を噛み締めながら日本酒でもしみじみと飲みたかったのですが、この日は翌日が人間ドックなので水も飲めず、おまけに夜のウェブ会議傍聴で一気に現実世界へ強制送還。
落語観劇の後に蕎麦と日本酒という展開は、来月の企画までお預けです。(落語好きな先輩にご案内頂きまして、立川流ではない噺家さんの独演会へ)
目黒区の企画である「めぐろdeらくご」。今年1月に立川志の春師匠に再会出来た素敵な機会が再び、です。(→ようやく人生二度目の落語)
老若男女、さらには親子で楽しもうというサブテーマもありますので前回同様に長女を連れて行ってきました。
本日の演目は「初天神」と「死神」。子どもが多く集まるということで分かりやすい笑いの演目を当初は多めにしていたそうですが、今回、あの終わり方となる「死神」を入れてきたのは幅を広げていこうという試みだということです。(10歳にも響いてました)
私自身は前回RAKUGOインザダークで「死神」を暗闇で聞いたばかりでしたので、視覚と聴覚が与える違いを比較しながらとても楽しみました。
子供達の無邪気な質問の中で「どの話が好きか?」という質問がありました。志の春師匠の答えは「井戸の茶碗」。
社会人3年目だった師匠が、立川志の輔師匠の「井戸の茶碗」を初めて聴いて、落語を仕事にしようと弟子入りをするきっかけとなった思い出の話だそうです。
私がヒューストンで人生初めての落語として立川志の春師匠の高座を聴いた時の最後の話も「井戸の茶碗」。(→はじめての落語レビュー)・・なんだか嬉しくなりました。(私の場合は会社は辞めませんが)
週末、青山なんて縁遠いエリアに出かけて観劇。
ザ・パンデモニアム・ロック・ショー(→公式HP)
ロック・オペラってどんな表現世界なんだろう・・と予備知識ゼロで飛び込んでみましたが、昭和テイストなノスタルジーに溢れた物語を力強いロックな楽曲が彩る素敵な舞台でした。
先日のmonochrome manと同じく(→観劇メモ)、キャストの中村百花さんを追いかけての観劇(先生、素敵〜!)、なかなか自分達では選ばなそうな機会を頂けたことに感謝。
あともう暫く、東京と大阪のそれぞれの公演が無事に千秋楽を迎えられますように・・と心の中で応援してます。
よく飲み、よく食べ、よく読む、中年男子のライフログ〜人生の達人を目指してます。2024年4月〜ロンドン在住。