「英国に暮らす」カテゴリーアーカイブ

KPといえばキャサリン・パー

KPといえば、我が家ではキャサリン・パー。

ヘンリー8世の最後の妃、キャサリン・パー王妃が眠るスードリー城にも足を伸ばしてきました。妻娘がSIX観劇以来、いやそれ以前からすっかりと6人の王妃達のあれこれに魅了されておりまして。

賢妃、良妻と讃えられるKPさんですが、ヘンリー8世を看取った後に飛び込んだ最愛の夫との結婚生活は残念な形に終わる波瀾万丈の人生。彼女はここから何を思ったのだろうか・・などと、暫し歴史に思いを巡らせてきました。(自己満足)

(立派なお城でした)

(この窓から庭園を眺めたんだろうな・・とか)

(お庭もよく手入れされています)

自分の場合、往時の英国を脳内再生される際に使われる材料がゲームオブスローンのため、ややファンタジー感も出てきますが、おおむね、城や街並み、騎士の姿、人々の暮らしのイメージは捉えているのではないかな・・と思います。

様々な豪華な展示物を眺めながら、強烈な階級社会の存在を改めて感じ、その一方で現代の暮らしって豊かで便利だよな・・(城には住んでいませんが)と思ったりも。

どんな時代の王侯貴族だって、日本のウォシュレット付きの温かい便座に座ったことはないはずですからね。(ロンドンの我が家には実装はされていませんが)

初コッツウォルズ散策

少し前の三連休、ふと思い立ってコッツウォルズ散策に行ってきました。お泊まりの英国内旅行はお初かも。

コッツウォルズは英国中央部に広がるのどかな丘陵地帯で、特別自然景観地域に指定された人気の観光地でもあります。私達は列車で向かいましたが、大型バスも沢山乗り入れているようで、景観をやや乱しているとかいないとか。。

(列車の旅もなかなか悪くないですね)

列車からバスに乗り継いでボートン=オン=ザ=ウォーターという村に行ってきました。きっと村民より観光客の方が多い気がする。。でも、水辺の綺麗な雰囲気に癒されてきました。

宿は少し不便な場所にある民泊を選んだのですが、なかなか良い戸建てでして次回以降はこうした宿を拠点にしてレンタカーで周辺のスポットを巡るのも楽しそうだと感じました。

(ロンドンの我が家とはレベチな裏庭)

しっかりと持ち込んだワインやつまみで家族ナイト。直ぐにWIFIを繋いでしまうのは現代人家族で、デジタルオフからはほど遠いですが、家族で卓上ゲームをしたりと少し違う時間を満喫。

民泊初体験は先日のディズニーパリに遊びに行った時でしたが、これはホテルよりも絶対こっちがいいな、と思ったり。

早めに年末の旅行計画を開始

少々気が早いのですが、年末の旅行計画を開始。

2025年の年末年始@ロンドンは、24日の午後あたりから休みとなり年明けは5日スタートですので、合計12日間ほどの連続休暇となる見込み。

2024年の年末年始は英国残留を選択しましたが、2年目はクリスマスの後に少し英国外にも出てみようかと思います。暫しの検討後、まだ訪問したことのないポルトガルを選択することに。

航空会社を幾つか見比べて、結局は格安航空券を買う勇気は持てずにBAでリスボン往復航空券をポチり。BAの奴隷ですから。

航空券は家族4人分で1,000ポンド、ま、こんなものでしょうか。ポルトガル内の旅程をどうするかはもう少し研究、今月のうちに予約を固めたいと思います。やはりポルトにも足を伸ばしたい。

これで、夏休みにはスペインに寄港するディズニークルーズ4泊5日。年末はポルトガルに4泊5日。あとは秋に2泊3日の小旅行で英国外にちょいと出る予定を立てるぐらいで海外旅行は良いか。

すでに毎日を日本国外で暮らしているので、海外・・というのもおかしいですが。国内扱いの英国もこれからあちこち行かないと。こちらは週末を出来るだけ活用しながら。

英国自動車免許への書き換え

英国自動車免許への書き換えが完了しました。少々手間取りましたので、自分の失敗含めての備忘録です。

2024年4月に英国へ渡航。すぐに車が必要かどうかを胸に手を当てて考えたのですが、あれば便利だろうが、家族対応含めてマストではないように思い、1年ほどは様子見を決定。

そのため英国の自動車免許書き換えも急ぎではなかったのですが、何より、手続きにBRPカードを数週間キープされるデメリットがあり、定期的に英国外への出張が必要となる仕事柄、その数週間を捻出できない自信があり、後回しに。

2025年からeVISAに移行となり、BRPカード郵送が不要になったのでいよいよと書き換えを決意。6月下旬の旅行でレンタカーで運転ニーズが出てきたことも背中を後押し。

必要なアクションは2ステップ。

◉ 大使館で日本の運転免許証の抜粋証明書を取る

在英の日本大使館で取得できます。大使館は、そもそも事務手続きの予約が必要なのが面倒なところですが、予約がスムーズに取れれば3週間弱で取得可能。私はオンライン申請ではなく大使館まで2回足を運ぶことを選択。(私の場合は2回証明書を取ったので4回足を運びました・・)

◉ DVLAへ必要書類をまとめて郵送

郵便局でDVLA申請のD1フォームを手に入れ、必要事項を記入。上述の証明書や、日本の免許証の現物を同封して郵送。そこから3週間ぐらいで返送されてきます、全て記入が完璧であれば!(ここにハマりました)

私は、英国在留を証明するシェアコードで誤ったコードを取得・記載してしまい(Work Permitを取る際のコードを選択)、さらに大使館で取得した証明書も同封を忘れて追送、結果再取得に。

この2つの痛恨のミスがありまして、提出情報不備で手続きに時間がかかり(DVLAから申請書が返送され、追加記入の上で、証明書も再取得で同封し再提出)、結局トータルで動き出しから取得完了まで2か月ちょいかかりました。

旅行出発3週間前に入手完了。(余裕を持った動き出し大事)

運転そのものも過去5年ほど殆ど機会なかったので、ちょっと路上で練習しないと。

裏庭の椿とロンドンの暮らし

小さな裏庭に椿が1本、鮮やかな赤い花をつけます。

昨年5月頭に入居した時は既に椿も散りかけのタイミングでしたが、今年は花をつけ始めるところから全て花弁が散るまでの数週間あまりをたっぷりと堪能致しました。

椿(つばき)はツバキ科の常緑樹で日本を含むアジアの温暖地域に広く分布しているそうですが、英国でも問題なくスクスクと育つようです。花の色は赤、白、ピンクと多様な様子。

米国で裏庭の薔薇を全て枯らしたほどガーデニングの才能がないので、何も手をかけずに毎年花を咲かせてくれるとは有り難い。

アウトドアチェアを出して、少し花を愛でてみたり。

椿は中国あたりでは長寿の象徴とされて吉祥文様として用いられ、道教の神仙思想と結びついたりしているそうですが、日本では茶道の侘び寂びの美学との関連付けがあったりとか。

花が丸ごと落ちることに最初は私も少しギョッ!としたのですが、これを武士の家では首が落ちること、不吉を連想させると椿を嫌がったのか・・と納得したり。

母方の祖先は武士だったので(→母方のルーツは武士)、クビを気にすべきかもしれませんが、美しく花びらが散る姿が潔いと思えるので日本的侘び寂び茶人の感覚はあるのかも。

来年も再来年もこの椿に会いたいもの。(今のところはロンドンで出来る限り長く働いて暮らしたい)