「独学のススメ」カテゴリーアーカイブ

チャレンジタッチ勧誘のスヌーズ機能が凄い

年末頃から、来年4月に小学一年生となる次女宛に何度も何度もチャレンジタッチへの入会のお誘いが届きます。

驚きのスヌーズ機能。ほぼ毎週ぐらいの間隔で送ってきます。

長女は小学三年生になるタイミングでタブレット学習を始めさせたのですが(ちょうどコロナで自宅学習メニューを整える必要があったので)、次女はいつが良いのかなぁ、、と勧誘を受けるたびに考えます。

2月末までに入会すれば、教材は先行お届け、4月号からなら専用タブレットも0円、年間一括払いできょうだい割引が利きますよ〜と次々と切り込んでくるので簡単に心がグラグラ揺れる保護者。

もろもろ割引があって年間で33,000円となると、ついつい財布の紐も緩んでしまいそうですが、、まずは学校の宿題に取り組む習慣をつけること、本人のやる気を引き出すのが最優先、と整理する妻の意見に素直に従い、ここは早期入会を見送ること。確かに仰せの通り。

家計的にも、一度入会すると途中で辞めるという判断が難しくてこの先も継続する可能性が高いとなると、、実は払込総額で大きな買い物と言えるのかも。

習いごと系の出費は査定がついつい自分は甘くなりがちですが、グッと踏みとどまる判断も持ちたいと思います。

レベル4の暮らし〜ファクトフルネス

ベストセラーのファクトフルネスを(いまごろ)読みながら自分の思い込みを正しています。(長らく積読の山中にありました)

ファクトフルネスの整理では、世界70億の人々を4つの所得レベルに分け、1日あたりの稼ぎが1ドルをレベル1として10億人、4ドルはレベル2として30億人、その上の16ドルをレベル3として20億人、ラストは32ドルより上をレベル4として残る10億人としたそうな。この大括りな整理は斬新!と痺れました。

レベル4というのは、4人家族であれば、32ドルx4人で128ドル、円換算すると日当たり13,500円、年間で500万円以上を世帯で稼ぐゾーンなのかぁ、と。単身であれば130万円ぐらい稼げると世界でも上位15%に到達。

日本は落ち目とはいえ、ドルベースの名目GDPでは国として世界3位、1人あたりのGDPでもまだまだ25位(2019年)なので、少し稼ぐ気になれば世界で相対的には恵まれた環境にあります。

1800年頃は人類の85%がレベル1の暮らしで極度の貧困層としての暮らしをしていたそうです。それって飢餓や児童労働が上等な世界。日本もレベル1を出てレベル2に移行できたのはようやく1930年代だったとか。割と最近の過去。

縦軸に平均寿命、横軸を収入でとった分布図(Gapminder World 2015)。日本は先進国の中では米国に続く人口規模を持つ割と大きな国であることを再確認(超大国ではないけど)。

世界の平均寿命が既に70歳を超えていることなどについては自分の認知上書きが必要でした。世界レベルで人生100年時代に向かっていることを実感します。

世界はどんどん良くなっている。多くの人がレベル4の暮らしを謳歌出来るようになっている。そんな事実は心を温かくします。

だからこそ世界の分断を煽り紛争を起こすような輩は皆でとっちめなくてはいけませんし、多くの人類が暮らす地球の環境は大切にしなくてはと思います。(火星には住みたくないし。。)

この国の伸びしろを信じたい〜シン・ニホン

独学2021、教養に効きそうな50冊を毎週目標で読んでいくプロジェクトの2冊目は積読本の山からこちらを抜き出しました。初回は世界の「今、ここ」を考えたので、次は日本かなと。

著者はヤフー CSO、慶應義塾大学 環境情報学部の教授である安宅和人さん。あぁ・・「イシューからはじめよ」の凄い方だ!と。

未来は目指し、創るものだ・・という主張に大いに共感しました。データ x AIの時代・世界が再び人類を解き放つ・・という未来の姿をどれだけ正確にイメージ出来たかは、はまだまだかもしれませんが、沢山の気付き、ヒントを頂けた気がします。

日本が先進国の中で一人負けを続けた15年を社会人の端くれとして働いてきており、日本の明るい未来を取り返しに行く責任の一端を次世代に対し持っていることも改めて再認識。

疑ったり、単なる文句垂れ・・となる前に、とっとと自分がとるべき行動を見定めていきたいと思います。。悲観しすぎるな、さりとて残された時間はさほどない・・というのはハラリ氏の指摘に通じるところがあると感じました。

また本書では深く突っ込まれていませんが、地球環境の悪化への対策についても待ったなしだなと強く感じてきています。この5年ぐらいでも想定外の異常気象がどれだけ頻発したことか。

さて、3冊目はどういう方向に振ってみようか・・と積読本の山を睨んでみます。読書戦略2021で羅針盤とする3冊のブックガイドも参考にしつつ。

21世紀の人類に向けて自らをハック〜21 Lessons

2021年より、週1冊ペース、年間50冊を目標に教養に、響く、効く1冊を、いつもの濫読に織り込んでいきたいと思います。

記念すべき1冊目はツンドク本の山の中から、こちら。

ユヴァル・ノア・ハラリ氏の3作目の著作。サピエンス全史では人類の過去を、ホモ・デウスでは人類の未来を描いたイスラエルの知の巨人が今回描くのは「今、ここ」に焦点をあてた一冊。

「今、ここ」に集中する感覚は、ヨガで行う瞑想であったり、マインドフルネスのZEN的な価値観に通じます。

歯応えのある文章を読みながら(知的体力が必要です)、ちょうど新年に日経ビジネスへハラリ氏が寄稿された以下内容に至った背景をより深く理解出来るな・・と感じました。

<寄稿内容の骨子>
・歴史的に世界は人類史上類を見ない平和と繁栄を享受
・しかし、成熟したリベラルな国際秩序が危機に
・人類への脅威とは核戦争、生態系の破壊、テクノロジー
・脅威自体がグローバルな国際協調なくして解決できない
・全ての人々が人類と地球に対して忠実になる必要がある
・家族、仕事、地域、国家に加え、人類にも忠実になろう
・グローバリズムとは、グローバルなルールに従うこと
・アルゴリズムやAIの支配を受けず、規制して有用活用
・AIの改良資金と時間を、人間の心の研究と開発に投入
・新型コロナへの対処は政治問題であるが国際協調は機能せず
・今後数十年は生存と繁栄のためストレスに満ちた時代
・感情的知性と柔軟な精神のためのトレーニングへの投資
・生涯を通じて学び続け、繰り返し自己改革をすること
・折れない心〜レジリエンスを持ち、感情をバランス
・既成概念を取り払い、未知への挑戦をする
・成功体験に縛られず、失敗を覚悟する
・もうあまり時間は残されていない

ホモ・デウスの未来を待つまでもなく、人類は既に人間がハッキングされる時代に生きてるという指摘は恐ろしくも感じますが、自覚があるかどうかの備えは大事だと思います。

誰かにハックされるぐらいなら、自らをハックしたい。(人生を主体的に生きたい)

さて、次は世界から自らが暮らすニホンに目を向けてみます。

チャレンジタッチ導入

3月から殆ど学校にも通えていませんので、2年生から3年生に上がった実感がわかない長女さんですが、長い目で見れば、こんな時だからこそ自宅での学習習慣を身に付けることが大事。

でも、それって全て親がつきっきりでやるのも難しい。(やっぱり人に何かを教えるのってあまり得意じゃないし・・・)

3年生になったら始めてみようか・・と妻と話していたタブレット学習を開始することに。さて、どれにしよう。

老舗はスマイルゼミ、大手ではチャレンジタッチ、Z会も今や小学生にもサービス提供しているんだぁ・・などと各サービスの公式HPを眺めながら比較検証。自分が既に会員となっている本命のスタディサプリは対象は小学4年〜だし、ちょっと早い。

結局チャレンジタッチを選択。最大手ベネッセの進研ゼミ小学講座が今やタブレット学習もカバーしているんですね。(希望者には引き続き紙ベースの教材も継続)はるか昔からあったわ、赤ペン先生。あの予定調和の広告漫画が好きだった。

(申し込んだら直ぐに届いた!)

(色々入っています)

さすが生まれた時からiPhoneやiPadに囲まれて育ったデジタルネイティブ世代。何の説明もなくタブレット学習を開始。取り組み状況がリアルタイムに親のメアドに報告入るのも凄い。

基本の4教科(国語、算数、理科、社会)をしばらく推奨されるペースで取り組ませてみます。そして、英語も出来るのか。Challenge Englishのレベルチェックをやらせてみると・・

レベル8まである中でレベル7、さすが帰国子女効果。(英語力をある程度残したいのは父さんも一緒なのだが今のところ手を打てておらず。。。)

ざっとみる限りとても良く出来ており、費用は年間一括払いで44,880円(月額3,740円)。ありです。