グロービスも折り返しの6回目のセッション。テーマは前回からのファイナンスの続きと、ウエラン製薬というケース。

(木曜日はデスクにてケースを読み返しながら愛妻弁当を頂きます)
税務上の観点からグローバルな用地選定を考察するというケースなのですが・・・つ、つまらん。。
マーケティング担当とか税務の担当が登場してきてそれぞれ自論を述べるんですけど、、全くストーリーに共感出来ない。 だいたい、アイルランドか欧州大陸のどこか、とかアバウトすぎです。
税務の観点だけでそんな重要な意思決定がありえるはずがなく、もっと適切なケースを選定すべきかと。でも、5回、6回の講師のY先生の講義は大変興味深く、著書も購入したいと思いました。
講義後は、クラスほぼ全員参加にて22時半スタートの懇親会。
前週にKさんと2人飲みしつつの企画が早々に実現しました。
Kさんの呼びかけにこたえ、次々とメーリスで参加表明されるクラスメイトの皆様を眺めつつ、やはり若者(相対的に)が幹事しないと飲み会すらはじまらないことを実感。
せっかくの出会い(縁)ですので、積極的にクラスメイトの皆様とも交わろう。
本日は、27歳の息子がその気になったらグロービスに通うお金援助してやってもいいなぁ、と父親の顔をちらりと見せてくれたIさんの言葉に胸がキュン?としました。
グロービスの5回目のセッションは、ファイナンス。
ファイナンス的な考え方は生活の中でも重要と感じさせる素晴らしい導入の講義でした。結局、大事なのはキャッシュ。
キャッシュがどれだけ入ってくるのか、現在の価値にしたら幾らなのか。会計上の利益なんて不確かなものですからね。演習でマンションやらパンダの現在価値を計算してたのですが、気が付けば自分の不動産鑑定に。

(MAIたんのお家の現在価値はいくらですかねー)
ところで、自分自身の現在価値は・・・?
月曜と火曜の2日間、異業種交流の社外研修に参加。3社から集まった同年代20数名のメンバーで一緒に経営戦略のケースに取り組みました。主催はグロービス。
最近すっかりグロービスっ子になっています。
今回取り組んだテーマは3つ。
■ クラウンコール
■ 上海サントリー
■ EMIのCTスキャナー
おかげで金属缶業界のことや、上海のビール市場での攻防、CTスキャナーについて突然詳しくなりました。それ以上にこの2日間の研修は自分を客観視する良いきっかけにも。
やはり均質的な世界で過ごす時間が長くなると思考に癖や傾向が出てくるものだと思いました。自覚が出来ているのならよいですが、あまりに無自覚なのはちょっと。
宿題がしんどかったけど、参加できて良かったです。それにしても職場の皆に「異業種交流」って伝えたら予想通り皆ニヤニヤ。
合コンじゃないですよん、と。
グロービス通いのセッション4は、インドの農村市場でのユニリーバの取り組みがケース。BOP(ボトムオブピラミッド)市場の攻略がテーマです。
世界には年間1500ドル以下で生活する人々が40億人いて、この層にどう取り組むかが鍵。70億人のうちの40億人とは考えられないぐらい広大な市場。
目の前に迫り来る仕事から一時離れて、思考を自由に大きなテーマに意識を向ける時間が良い刺激となっています。

終電までの1時間、本日のグループで一緒だったKさんと飲みに。同じクラスでは30代は我々二人だけですので、前から声かけるチャンスを探っていたのです。
異なる業界でご活躍されている姿と勢いに、これまた良い刺激を頂きました。気をつけても気をつけても、どうしても人付き合いというのは均質的になりがち。
せっかくのグロービス通学の機会ですので、インプットにもアウトプットにも貪欲に。課題に取り組む時間を捻出するのに協力してくれる彼女の為にも。
グロービス第3回目のセッションは「松下電器産業の変革」
ナショナルあらためパナソニックについて。

(うちのナショナル坊や)
ケーススタディを通して、戦後から80年代前半までの驚異的な松下電器産業の成功のKSF、90年代後半までの低迷の理由と、その後のV字回復の軌跡までを丹念に追いかけました。
経営の神様と呼ばれたカリスマ経営者が残した聖域と、その破壊と創造に挑む改革。困難に立ち向かうリーダーと組織の姿に痺れつつ、我が組織も振り返りつつ。
示唆に富んだ良いケースでした。
今回は授業参加前に以下を参考図書に。
- なぜ松下は変われたか―「中村革命」のすべて (祥伝社黄金文庫)/片山 修

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- パナソニックはサムスンに勝てるか/財部 誠一

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でも、家電業界の販売店組織や、事業部制を一番僕に教えてくれたのは、やっぱりこのシリーズだなぁ。。
- 課長島耕作 (1) 新装版/弘兼 憲史

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■ 018冊 (2012年)
よく飲み、よく食べ、よく読む、中年男子のライフログ〜人生の達人を目指してます。2024年4月〜ロンドン在住。