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ラストジェダイ

先週金曜日から公開のスターウォーズ最新作ラストジェダイ(邦題は最後のジェダイ)を数日遅れで鑑賞。ご安心下さい、ネタバレなしで。

*ディズニーワールド、ハリウッドスタジオでパトロール中のストームトルーパーと遭遇しビビって泣き出した次女(→4日目エプコット&ハリウッドスタジオ

さぁ、心を落ち着けて平日21時過ぎの回に突入。僕は3D苦手派なので2D一択です。シアターはまさかの満席。

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ふぅ。
(エンドロール)

・・・なんでしょう、詳細に言及するのは避けるとして、繰り返される物語、親と子、善と悪、ルークもレイアも老けたなぁ、、とか、様々なものが胸に湧き上がりつつ楽しんだ2時間半でした。

ま、既に存在する7作品の歴史が思い返せない場合、この作品だけ観て、つまらん・・・という評価はあるだろうなぁとは思いました(突っ込みどころ満載です)。僕はあらためて7作品を観返しつつ再度見直さなくては・・と思った信者の一人ですが。

共和国の残党の反乱軍達の劣勢なことといったら、そして銀河帝国の流れをくむ一派の強いこと強いこと(多分)。

とはいえ、アメリカが誇る一大SFサーガ。建国の歴史と同じぐらい押さえておくべきと言われる物語です。来年5月には2作目のスピンオフ作品公開で若き頃のハンソロ、そして本シリーズのラストとなる9作目が2019年の公開。ディズニー稼ぐ気満々ですね。

2回目の鑑賞はおそらくディズニークルーズ中の何日目かの夜。それまで今まで数日自分に固く禁じていたネット記事でも読んで(ネタバレ含むもの)妄想を膨らまして準備するようにいたします。

最後に少しだけ、あの肩の埃をパッパとするところ、、とか幾つか誰かと感想を語り合いたい。身近に同じぐらいのノリで話せる相手がいないのが軽いオタクの悩みです。(深い方達はお互いにつながっているので)

ジャスティス・リーグ

アメリカンスポーツにはとても精通できなそうなので、代わりという訳ではないですがハリウッド映画の中でも特にアメコミヒーローものを真剣に観ると決めました。

マーベル・コミックとの双璧となるDCコミックス、このメンバーが勢ぞろいしてくるのがDCエクステンデッドユニバース。何でも真似してんじゃないぞ、っと。でも面白ければいいというのがアメリカ流。(コミックスで登場したのはDC側が先)

ワンダーウーマンを見てガル・ガドットに魅了され(→驚きの女性)慌てて「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」に戻ったのも彼女が見たかったから。

それにしても、こうして常人じゃないメンバーが集まると光るのがバットマンという偉大なキャラの造形。どれだけ賢くて強くても普通の人間。そこが魅力です。フラッシュが無邪気にブルース・ウェインにどんなスーパーパワーを持っているのと聞いた時の「I am rich..」と答えた場面には痺れました。

今回一番のお気に入りはフラッシュ。いまだソロ映画製作の予定はないようですが、期待。

関連の日本語のWikiを熟読、次に英語の関連Wikiを眺め渡し、続いて動画サイトでこんな↓周辺情報を収集し・・

と思ったら日本語情報もそれなりにありますね、映画公開と共に

米国人なら誰でも知っているヒーロー達ということなんで、日本人であれば子供時代のアニメや漫画をしっかり知っているようなもの、一般常識ですね。

・・とオタク活動を正当化。

ソー三部作〜ソー・ラグナロク(ネタバレあり)

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作、ソー三部作の最終?、ソー・ラグナロク(Thor Lagnarok)を鑑賞。(邦題はマイティ・ソー・バトルロワイアル)

2008年のアイアンマンでスタートした一連のシリーズも今作が17作目だそうな。世界でもっとも成功している映画シリーズ。凄いお金と大人の思惑がこの映画の周りに動いているということですね。

もともとソーはアベンジャーズの中でもかなりの最強キャラで、そもそも違う星から来た神様な訳ですし、そんなソーが他の星の闘技場でハルクと戦うなんて映画ならではの展開な訳で、しっかり娯楽作品でした。

(ネタバレあり、これから未鑑賞の方は注意にて)

↓

死んだと思ったロキがオーディンに化けのうのうと芝居見物しており、親父(オーディン)はどこにやったのか!というとニューヨークで老人ホームに預けた・・・という導入からして大笑い。

しかし、ソーも、弟(血は繋がっていない)ロキと争ったり、今回姉さんのヘラと争ったり・・と世界を巻き込んで大迷惑な家族です。

ヴァルキリー役のテッサ・トンプソン、、なんじゃこの芋っぽい姉ちゃんは・・と思ったのですが、この方がなかなかいい味を出してます。よく聞くと散々やらかしてるソーにもYour Majestyと呼びかけてるし。

初期のシリーズ作品の記憶も曖昧ですので、ひとつずつ観直してみようかとも。Amazon Primeでタダで観れるのも多そうですし。

記憶力、衰えてますか?

大好きなトメさんと池谷さんのコラボ本第二弾。遅ればせながら読みました。


かるく衝撃。

■ 記憶力が年齢とともに衰えるなんてウソ!

これは脳科学の観点からの池谷先生(脳科学者)の見解。解剖学的知見からは、脳の神経細胞の数は3歳以降ほぼ一定なのだとか。

つまり3歳の次女と僕(42歳)の脳は、神経細胞の数だけでいけば同じようなものなのか・・・

自分も、最近もの覚えが悪くなった・・年をとって記憶力が衰えた・・・というフレーズを恥ずかしながら好んでいたのですが、これは単なる社会の俗説を自分の事例に当ててはめて感じていた・・・単なる気のせい、思い込み、、だったということ。

このネガティブな自己暗示、かなり罪ですね。

まずは僕の例でいくと、人の名前がすぐに出てこない・・・これですが歳をとるほどに頭のデータベースの情報量が増えており、単純に覚えきれていないだけ。小学生の頃はそんなことがなかった?そりゃ、知り合いの数が段違いに少ないから当然。。。

次に、なかなか新しいことを覚えられない、昔(受験生ぐらい)はもっと覚えられたのに?・・・という例。これも、昔は覚えるためにもっともっと努力してましたよね、と言われると納得。今はどれだけ人の名前を覚える努力をしていますか、と(してません)。面談時と、そのあと名刺を登録するときぐらい。

あとは大人と子供の時間感覚の差も関係あるそうな。

そして一番に響いたのは・・・「物覚えが悪くなった」と感じるのは、すなわち・・好奇心自体が働かなくなっているとき、新鮮と感じられずなんでも「当たり前と片付ける」・・(そういう。こころのさまが問題)人生に慣れてしまっている、ということなんです(ビシッ)、、という部分。(ほぼ原文ママ)

そうか、人生に慣れている(有限なのに)、人生をなめてたのか・・

その後も、記憶の種類の違いや(長期記憶3兄弟)や、お得意のカイバ君(海馬)、シータ波の話など興味深い話題が続きますので、未読の方には、その他書籍と共に全力でお勧めします。

(全部読み返そうかな・・・)

人生においてワクワクドキドキが少ないとやっぱり記憶力は悪くなるのかも、ということも重要ですね。

年を重ねても好奇心をなくさないよう、生きたいもの。

蔵人〜日本酒漫画三部作の〆

尾瀬あきらさんによる日本酒漫画、蔵人(クロード)、遅ればせながら読了。日系3世のアメリカ人クロードが松江で祖先の酒蔵の再興に蔵人として挑戦する・・・という夢のあるお話。

 

 

利き酒師の試験勉強の際は同じく尾瀬あきらさんの手による前作品、夏子の酒、奈津の蔵、の二作に大変助けてもらいました。日本酒を作る工程を学ぶのにこれ以上のテキストはない気がします。

 

 

 

この三作品、女性だったり、外国人だったりと、伝統の日本酒造りからするとアウトサイダーな主人公を置いて、時代や地域の場面を若干変えてはおりますが、基本的に根っこは同じ話ともいえます。

但し、夏子の酒は幻の酒米を復活させようというロマンがあったり、奈津の蔵はより日本酒造りとその技術革新の部分を深掘りしていたり、蔵人はそうやって大事に作られた日本酒がどうすれば酒屋や居酒屋で売っていけるのかという視点にも踏み込んでたりと、読者を飽きさせません。

日本酒に興味がある方には自身をもってオススメしたい尾瀬さんによる日本酒漫画三部作。

 

そんな尾瀬あきらさんの他作品も読んでみたいと手に取ったのが、こちらのどうらく息子。なんと落語の世界が舞台。自分にとっては全く未知な前座から二つ目、真打ちへと広がる高座の世界が新鮮。そしで漫画の中で落語のストーリーを楽しめるのが、まんが道やバクマン的な。(ストーリー in ストーリー)

早速影響をうけて人生初落語をYoutubeで視聴。主人公が初めて師匠に稽古をつけてもらった、やかんを立川談志師匠で。日本に帰国したら是非寄席に行って、帰りに日本酒で一杯・・したいなぁと思いながら読了。